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zoom RSS Berg Larsen 105M/2 Hard Rubber for Tenor

<<   作成日時 : 2013/07/18 13:35   >>

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なんだかんだ云って、自分はLarsen党なのだから、と、理由をつけて。



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なんだかんだ云って、これまで生音で"グッときた"テナープレイヤーの中では、Berg Larsenユーザーが実は結構な比率でいた。


とは云いつつ、Larsenユーザーが周りにいるか?と云われれば、実は全くと云って良い程いない。


その理由を端的に分析・説明して頂いているのがこちらのブログのこのエントリーだろう。

いや、まさしくその通り、だろうと思う。


例えばOtto Linkが"銀座"ならBerg Larsenは"新橋"、Linkが"赤坂"だとしたらLarsenは多分"蒲田"か"赤羽"、Linkが"三宮"ならLarsenは"天王寺"、Linkが"ストレートなヴィンテージシングルモルト"だとしたらLarsenは"とりあえずバーボンソーダ"なんじゃないか、とイメージで遊んでみる事にしている。


勿論Ottolinkがテナーサウンドの筆頭に上がるのは否定出来ないし、自分でも、あぁこんな音でガシガシやれたら良いなぁ、とも思うんだけれども、Larsenのあの暑苦しいまでにブリブリ太いスモーキーなサウンドは心惹かれてならない。


Ottolinkは、やはりどう吹いても"お育ちの良さ"が出る"王道感"がある。

とにかく素性が良いから振り幅が広く、実に守備範囲が広い。

基本的に音が綺麗だし、スモーキーだし、太さもある。

所謂フロリダあたりだとかなりパリパリなクリスピーな方面までいけるし、ブッフォブフォのサブトーンも活きるし、それで"みんなが好きなサックスの音"が、黙って吹けばピタリと、に、かなり高い確率、で出る。

(出来の良いものは流石に欲しい)




とはいえ、何せ日本のポピュラーミュージック界では"演歌""ムード歌謡"なる音楽史の"巨塔"があり、そこでは結構Larsen率が高かったのかな、と今にして思う。

勿論ジャズをルーツに持ちつつ(勿論フィールド的にはそこを譲らず)、所謂歌謡曲テイスト、ムード歌謡テイストに"これでもか"なボッフボフ&ブッリブリなサウンドをもたらした、御大サム・テイラー師匠を始め、もう既に昭和の内に築き上げられた"日本のポップス"におけるテナーサウンドは、正にLarsen主導、と云って良いのではなかろうか。
(御大も、かの松本英彦御大にしても、色々なセッティングはあったにしろ)


「歌謡曲」は自分の大切なルーツの一つでもある、そこで刷り込まれた印象を、そのまま引きずってしまって、たまたま"生"で、その印象に再会しちゃった、んだろう。

今にして、そんな風に思う。

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それで、と云う訳でもないんだけれど、3本目のLarsenを入手するに至った。

残念ながら2本目に手に入れたメタルのものは既に処分してしまったので、今回改めて、と云う事で、3本目は、1本目同様にハードラバーにした。

って云うか、丁度欲しい時期に、手に入る金額で、それしかなかった。


1本目は100/1/SMS ハードラバーと云う、今にしてみればかなりマニアックなものだったので、今回普通っぽいものと御縁があって何よりだった。

で、件の3本目は"105/2/M" ハードラバー(Larsen的には"Black Ebonite"と云うらしい)。

開きは.105インチ、と、Ottolinkで云う"7"から"7☆"相当だろうか。

Ottolinkに比べ勿論バッフルが高く、例のブレットチェンバーも相まってブッリブリな方面なんだが、Larsenとしてみれば"2"番バッフルは比較的ダークな方面用との事だ。

自分なりにそれまで色々考えを巡らしていて、例えばレニー・ピケットばりにバリバリなオープニングにして"0"番バッフルを狙うか、かの渡邉勇人氏御用達・極太アーシーサウンドの"3"番バッフルを狙うか、自分の中でも相当の振り幅があったのでかなりの時間決めかねていたのだが、別に
「間を取った」
訳ではないのだが、たまたま(運良く)出会ったのが"2"番バッフルだった。


なにせLarsen、国内流通量が殆どない割に、これでもかと云う程の沢山のバリエーションがある、と云う、こんなにもどかしい買い物は無い。

あまりブ厚いマウスピースは自分には不向きだから、本当はいわゆる"ダックビル"のメタルを、と心に誓っていたけれど、ちゃんと買おうとすると実際去年買った"Theo Wanne"の現状価格とほぼ同じ位の金額になる訳で、当然そんな余裕は無い。

で、ポーンと目の前に飛び出てジャジャジャジャーンな(本当に呼んでしまったのかも知れないがww)1本、それが今回の105/2/Mだった。

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まぁ、当然と云えば当然なんだが、100/1/SMSとの比較をした。


100/1/SMSについては、ショートフェイシングの為かフェイシングカーブがきつく感じられ、比較的狭いオープニングであるにも関わらず、ピッチコントロールの幅が意外に広い。

その為か、自分にとってはリードのチョイスが結構難しく、Larsen特有のマウスピースそのもののブ厚さもあって、取り回しに難儀していた訳だ。

大体Larsenはマウスピースそのものが厚い。ましてラバーはなお厚い。かみ締めるアンブシュアの方は顎関節症になり易いかも、と思う。それ位厚い。

(その後に買ったPeter Ponzol M2 .105 やTheo Wanne DATTA 7☆の方が圧倒的に吹いてて楽)

余談だけれど、"1"番バッフルと云うのは、個人的にはロケンロールなシェケナベイベ方面に最適だ、と思う。

所謂オールディーズ的テイストは、もうプンプンで、適度な泥臭さと太さが相まってゴリゴリなテナーサウンドが楽しめる。

ところが自分が吹くと、"1"番の悲しさか、ハイバッフル故の難しさか、サウンドがそっち方面に行ったっきりになってしまう。

これも.100インチと云う比較的狭めのオープニングによるものなんだろうけど、色々やりたいな、と思った時に、"張り付いた"感をぬぐい去る事が出来ずにいた。

なにせこれを買った当初は、今ほどテナーを吹く事になる、とは思いもしなかった訳だから、
「持ち替えに便利」
な方向に行ってた訳で、当時の自分を責める事はしないし、現在でも吹き方でどうにもし辛い状況の腕前だから、時間の無い中、無理してまで使う事も無い。


だから1番バッフル(を使っていた、と巷間噂の高い)故グローヴァー・ワシントンJr氏は、相当な"巧"だ、と尊敬を新たにした。

いずれは、あの芳醇で表情豊かな、エモーショナルなサウンドを、とも思っているのだが、果たしていつになることやら。

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で、それを踏まえたり、Theo Wanne DATTA 7☆の「反動」もあったり色々あって、先述のように"所謂ダーク"な"2"番バッフルのハードラバーものに出会った。

と云うか、目が向いた。


リードはこれまでの流れでVandoren Red-Java #2-1/2や試しに使ってみたV16 #2-1/2、La Voz #Mediumを合わせてみたが、現状Vandoren Java #2-1/2の身の詰まったブリブリ具合が気持ち良い。

ミディアムフェイシングとはいいつつ、実際は所謂アメリカンカットの柔らかめなリード向けの様な仕様っぽいので、根元までしっかり振動するタイプのリードが良さそうな印象だ。

JavaではV16やLa Vozに比べると多少エッジーさが抑えられるので、今度Vandoren ZZ #2-1/2を試してみる事にしているが、多分正解だろう。
以前使った事のあるRico #2-1/2なんかも良さそうだ。あのガサガサパリパリ感は確実に相性が良さそうだ。

安いし。



マウスピースが変わったり、リードを替えたりしたので、楽器を構える角度やマウスピースの角度が変わって、現状まだまだ馴染んでるとは云い難いんだが、このブリブリでゴリゴリな方面は病みつきだ。

(ブーリブリ!ブーリブリ!と「子連れ狼」っぽい:←これが判る方はかなりの時代劇マニアだ:が、書きながら気付いたが、Larsenの味わいってどこか小島剛夕氏の筆致のイメージに近い気がする:w)



楽器をメンテした、と云う事もあるが、リードの振動域が広い事もあって管体がムラなくズコンと鳴る印象がある。

元々手持ちのYaniはハードラバーとの相性が良く、いずれ出来の良いハードラバーが一本欲しい、と思ってた事もあって、ちょっと嬉しくなっている。

ハードラバーなだけに、Larsen特有の、ちょっと鼻が詰まったような、芯に向かって収束するようなサウンドが、柔らかく太く、ちょっと低い重心を持ってベルから飛び出てる感覚がある。

これがメタルだと、もっと広いレンジで鳴る、んだろうし、パワーもエッジも音の通りもアドヴァンテージはあるんだろうけれど。

ボリュームはまずまず必要十分な感じだが、やはり明らかにメタルに比べて音の通り方は鈍い。

多少広めの空間や、音量の大きい編成だと明らかに負ける印象があるので、ここはメタルの方がよりLarsenの特徴が活かせるようだし、なにせオーヴァーブロウを避けたい今日この頃なんだが、もしパワーやエッジが欲しければDATTA 7☆を持ってくれば良い訳なので、これはこれで良しとする。

何せ"特攻隊長"DATTA 7☆じゃあ合わせにくい現場用、の意味合いが大きい訳だし。



リガチャーが付属のものや有り合わせのものを合わせてるだけなので、そのうちVandoren OptimumだったりSAXXASだったりのハイパワー系を試してみて、結果良ければ替えるだろうけども、現状そこまで金もないし現場もないのでしばらくはそのままだ。

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久々に、かなり久々に、マウスピースにはまっている感があって、結構楽しい。
(Ponzolを吹き始めた時のザワザワ感に似たものがある)


これは、練習も楽しくなりそうで、良い。

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☆対決!D'Addario SELECT JAZZ vs Vandoren Java(前編)
そんなこんなでBerg Larsen 110/3Mのリード探しの旅の空から。 ...続きを見る
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2016/07/24 03:13

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