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zoom RSS Claude Lakey 4*4

<<   作成日時 : 2013/01/14 09:05   >>

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例の"対決"シリーズから1年余り、結局の処いまだに"定番"となり得るものを探している状態なのだけれど、一方でこの1年程の間、折に触れて関わってきた楽曲が「sparkle」だ。

御大山下達郎氏の代表曲であり、サックス的目線ではあの御大土岐英史氏の軽快で疾走感溢れる、オシャレで、かつエロいソロが印象的な1曲なんだけれど、意外にあのソロは面倒臭い。

レコードバージョンではあの高速フレーズでヤラれるんだけど、ライブバージョン含めて、ギリギリの処でヴォーカルよりも一歩下がってストイックに、かつオシャレ度全開で展開しつつも、あくまで歌伴に徹してる、っていうのが職人っぽくてグッとくる。

指遣い的なハードルは慣れで十分解決するんだけども、何でここでこの音なんだろう、ドラム譜までかっちり書き込む"御大"の事だから多分"ペンタトニック縛り"があるんじゃないか!?みたいなイメージ(妄想)に囚われるとおちおち寝てもいられない程悩ましい。

それにしてもシンプルながらあそこまで(歌伴として余りにも)見事なソロを演奏されると、フォロワーとしては"劣化コピー"に陥らないよう細心の注意を払うのが礼儀ってもんだし、一方では"関の山"とも云うだろう。



しかしそれ以上に「あの」サウンドが悩ましい。


一昨年コピーをする事になったんだが、元々"サウンド"を作ってからじゃないと入り込めない性質(タチ)なので、手持ちのマウスピースは勿論全部試したけれども、やはり「あの」音が出ないので中々進まない。

MorganやMeyer、BARIなど色々試してみて判ったのだが、やはり相当腰のあるリードを心底鳴らさないとあの音は出せない。

例えば最近良く使うLaVozのMediumあたりだと、勿論バカ鳴りな上に軽快な感じは存分に出せるんだけど、芯にある重さ、と云うか、密度の濃さが出し辛い。
なんというか、"あれ"をイメージするといささか腰高で"座りが悪く"なっちまう。

その上、"管を鳴らす"作業がある。

土岐御大の場合はVandoren Trad #3と云う比較的ヘヴィーなリードの割に、もう楽器がガッツリ鳴りきっていて、いやはやどうもひたすら頭を垂れるしかない。
(硬いリードはどうしても"リードを鳴らす"事に終始しがちなのがアマチュアの悲しい処だ)

まぁ、御大と自分を同系列で語る事そのものからして、おこがましいったらありゃしないんだが。

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で、例の「Cloude Lakey 4*4」だ。


大都市近辺では「達郎Night」的なセッションイベントが結構頻繁に催されているようで、当然サックスの参加者は土岐さんフォロワーが多い。

だから"仕掛け"も当然の事ながら「レイキー」が多いようなのだが、おそらく大多数の皆さんはスモールチェンバーの「4*3」なのじゃないだろうか。

実際、自分も去年位までは「レイキーっぽさっつったら4*3とか5*3なんじゃないの?」と思っていたけれど、実際今回4*4を入手して判った。


あの、独特の、クリスピーでレゾナンスの利いたサウンド、あれはスモールチェンバーが少なからず影響してるものだろう。
実際、あの音とあのパワー感があればこそ、電気楽器が多く入る大所帯なバンドでも埋もれ難い。

Cloude lakey 4*3についての自分の思いについては以前のエントリーをご一読頂くとして、今回はようやく入手かなった4*4について書き足してみる、感じで進めよう。

勿論例によってへっぽこな個人の感想の域に留まる訳だから、そこんところよろしく、な言い訳を改めて一応しておこう。


結論から申し上げて、レイキー特有のちょいと耳につくカキンコキンな倍音が苦手だけれども、適度なクリスピーさ、適度なパワー感、スピード感など「レイキー的な」エレメントを自分のサウンドに引き寄せたい時、これはミディアムチェンバーの4*4の方が自分には向いていた。

レイキー特有のキャラは少々薄くはなるがしかし健在で、しかもかなりニュートラルなサウンドに近い。

サブトーンでブフォブフォなスモーキーなニュアンスも十分出せるし、勿論相当のパワー感もあるから、ここぞ!と云う時の突き抜け感、エッジーなニュアンスもある。


自分の場合、スモールチェンバーでは"金太郎アメ"にしかならなかった"表情"も、どうにかそれっぽいイキフンも出せそうだったりしちゃったりなんかして。
むしろレイキーの美味しさ、はこっち(4*4)の方があるんじゃねぇの的なスタンスを取れる気にもなった。


だから、例えばクラシックだの吹奏楽だのやらない限りは、極めて応用範囲の広い"使える"マウスピースなんじゃなかろうか?と、へっぽこながらに今更のように感じた。


入手出来た個体は例によってシンメトリーのシの字もない作りだったけど、比較的吹き心地のバランスが良かった。
特筆すべきは、使えるリードの幅がかなり広く、状況に応じサウンドやレスポンスなど幅のある対応が出来た。
中々LaVoz MediumからVandoren Trad#3まで使おうとして使えるなんてのは、珍しく思えた。

で、お約束の様に、Vandoren Trad#3 を合わせてミーハーにも程があるんだが『土岐さん仕様』を試みたが、何の何の、ギリギリ吹けない事もなさそうだww
パワー感は十分。高域の発音もピッチも安定し、ここ一番のキメフレーズがハマると、いかにもそれっぽくなるのはなる。
しかしながら相当キツいのも事実で、個人的には同じTradの#2-1/2位が妥協点だった。



今後「sparkle」を含む達郎セッション的現場では、このセットで臨む事になるだろう。

ただ、外も中も結構歪んだ作りなので、リフェイス含め購入金額の倍以上掛かるであろう調整を経なければ、本来の持ち味には及ばないんじゃないかとも思うので、これから先の付き合い方次第、と云う処だ。


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ここまで書いといて何なんだけれど、肝心な事は、現在公式サイトのラインアップからは外れている、と云う事だ。

輸入元に確認した訳じゃ無いが、おそらくこれから先、新品で入手するのはちょいと難しくなりそうなのかも知れない。

確かにLakey的には薄味だろうからニーズが減ってきたのかも知れない。

作りの問題もあるし、他にハイパワーで効率の良いマウスピースなんざ幾らでもある。

おまけにオークションなどで見かける事は極稀だ。


だから、どうしてもこれじゃなきゃいかん、と云う場面は、実はそうそう無いのかも知れない。


とは云え、時代を表すような個性的なサウンドを持つマウスピースだ。

折に触れ使ってみたいが、マウスピースに振り回されないよう精進しないと、いつまでたっても"借り物感"が抜けない。




と、云う訳で練習練習。


で、「定番ラバー探しの旅」は、もうちょっと続く。



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
以前RAVENの記事でコメントしました煩悩109です。
実はその後アルトの82Z(ブラックラッカーにV1GPネック)を入手し、マウスピースの選定でドツボに嵌っていました。
そして偶然手に入れたレイキー6*3(藤陵さん選定品)に青箱3でメインのセッティングが決まり、その後紆余曲折を経てレッスンに通いだしたのですが、先生がなんと土岐さんのお弟子さんという、土岐さん尽くし状態です。
教材にも土岐さんの「あの曲の、あのフレーズ、ペンタトn・・・」が良く出てきますw
そのうち82ZもVIIに買い替えになるか・・・どうかは不明ですが。

土岐さんのマウスピースは、レイキーさん本人が作っていた頃に手を加えてもらったものだとか。一般のものとは少々異なるようです。
ただ、「あのサウンド」に拘るならばレイキーさんが作った時代のものを買えば良いよ、とのことでした。
煩悩109(公認)
2013/04/11 19:59
コメントありがとうございます。
再度のお越し、本当に嬉しい限りです。

やはり必須アイテム、ですよね。

レイキーも紆余曲折の激しいマウスピースみたいで、結構仕様の差もあるようですね。

それこそ、レイキー氏本人の手による時代から、亡くなった現在まで、同じ4*3なら4*3でも色々だとか。

私の4*4も、実は余り見た事が無い仕様でして、一瞬「パチモン ゲットかな?」とも思いましたが、どこをどうみてもレイキーなので、これはこれであり、なのか、と。

リフェイスに関しては、最近ルートをご紹介頂いたので(勿論オリジナルではなくなりますが)、試してみようと思います。
要するに、"あれっぽい"感じで、楽に吹ければ云う事ない訳ですから。

いやもう本当に凄いアシンメトリーですから(w
D-O
2013/04/24 14:50

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