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zoom RSS ★対決!P.Yanagisawa VS Cannonball(後編

<<   作成日時 : 2010/06/17 12:35   >>

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前回云い忘れてた事があるので、そこから。

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一時、ウチの師匠がP.YanagisawaのA-9937を持っていた。

最近お目にかかっていないのでP.Yanagisawaが現役かどうかは判らないが(何しろ評価が厳しい方なので、少し気に入らないとすぐ処分してしまうw)、彼のおめがねに適った、と云う点だけみても、底力が知れよう、と云うものだ。

実際、銀にラッカーが乗っている9937は硬さ、重さ、若干ダークさを持ったエッジーなサウンドが特徴なのでは、と思うのだが(だからつややかさをもたらす"PGP"との相性が格別に良いと思う)、レスポンスにしても何にしても全てにおいてダイレクトな印象がある。

自分にとっては乗りこなすのが難しい、と云う事だ。

だからこそ憧れる部分が大きい。

なので、未だにA-9937PGPには憧れ続けてる訳だ。

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で、その舌も乾かないうちからCannonballの話を少しだけ。


これまでこのblogでは折に触れCannonballを持ち上げられるだけ持ち上げて来ているので(自覚済み)、今更何を、と云う処も無くはないのだが…。

とはいえ、この数年間でCB、および取り巻く環境は大分変わって来ているとも思うので、その辺のお話を。

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先日、Vintage Pro Seriesの新しいモデル「Sea Dog」を少しだけ吹かせて頂いた。

何せ2年前にLady Godivaが出た時にはもう一目ぼれも良いところで、尤も買える状況でもない訳だから、数本、文字通り目の前を通り過ぎていった。
実際、これからお客さんに渡す、と云う直前のタイミングで店に入っていった事もあったりして、涙を飲みまくった2年間だった。

その思いもあったもんだから、今度の"アザラシくん"(実際彫刻にはアザラシの姿は無く、荒々しい波の模様が刻まれている)には相当の期待を持っていた訳だけれども、いざ音を出してみると、その"ストレスフリーさ"に、正直拍子抜けした。


良いのだ。確かに良いのだ。

とにかく鳴る。殆ど抵抗を感じない位に音が出る。鳴り方に無駄が感じられない。
世間一般の皆様が求める"渋く太くエッジーな"サウンドが、ポロッと出せるし、低域〜高域までムラなく鳴る。
マウスピースは多分Meyer 5MM、もしくは付属のCBで充分だろう。
余計な仕掛をしなくとも、もうこのままでOKです、とテレビショッピングばりに云われてる気がしたようでもあった。

キーアクションもスムーズ、レイアウトも若干改良があったようで押さえ易い。
音程もバッチリ。誰が吹こうが、これは良い、と思う、なんて性格の良い子だろう、と云うのが第一印象。

"Sea Dog"と云うよりはむしろ"忠犬ハチ公"と云う位、最初から飼い主には従順についていく予感がした。
だからって駅で何年も待たないだろうけれど。

とにかく"いきなり出来上がっている"感満載だ。
見た目にも良く出来ているとも思うし、完成度は初期のVintage Pro Seriesよりも一段高い位置にいるのでは、とも思う。

製品、としてはこれ以上無い状態なのではないか。


だから、例えば週に1、2回程度の演奏機会をお持ちで、見た目にもサウンドにもこだわりをお持ちの、多少経済的にゆとりを持っていらっしゃるプレイヤーの方には最適なチョイス、として充分なポテンシャルだと思う。
抵抗が軽いから女性や年配の方でも心配は要らないだろう。






この先、吹き込んでいったらどうなるんだろうか?と云うのが次に浮かんだ。

吹くものに限らず、楽器と云う代物は"経年変化"と云う要素が他の"道具"類に比べて大きな要素になる。

何せ付き合いが長くなるのが楽器たるもの必須だ。
良い方向に転ぶ場合も、悪く転ぶ場合も、両方取り混ぜて、そのバランスがどう出来上がるか、が、楽しみでもあり、また望んだ方向で(この云い方は正直嫌いなのだが)"育てる"事も、プレイヤーとして面白みを感じる処でもある。

CBのある種"怖い処"は、数年吹き続けた後、どうなるか、が全く予想が付かない、と云う点だろう。

正直、有名ブランドに比べれば、海のものとも山のものとも判らない、と云っても良いだろう。
未だに、と付け加えても良い。

それは何故か、と云えば、どんどん"進化"している、"変化"しているからに他ならない。

だから、数年前の製品を見つつ、現在のラインナップについてどうこう云えない、のが正直現実だろう、と思う。

勿論、懐かしの"Big Bell Global Series"、それ以前の"98 Knight"シリーズをお使いの先輩諸氏が持ったであろう、"太くパワフルで充実したサウンド"、"速いレスポンス"と云う印象に関しては、今もって受け継がれている要素であろうし、事実今回の"Sea Dog"についても、その部分は(素人ながら)充分感じる事は出来たと思う。

しかし、仕上げ・工作精度の向上や細部の設計変更、細かい仕様変更などは随時行われている印象も受け、事実"Big Bell Stone Series"になった段階ででも、相当の違いが出ていた事は未だに記憶に新しい。

今回の"Sea Dog"に関しても、正直な処Lady Godivaとは全く別物、と云う印象を受けた。

(ちなみに全くの個人的嗜好から云えば、Lady Godiva - Pete Chlistlieb Signature -の、若干抜け切らなさ加減が残る、重みのある吹き心地の方が好きだ)


また、この数年、飛躍的に認知が広まり、ユーザーも増え、様々な声がフィードバックされてきたのだろう、時々試奏だけ(買えないのが本当に申し訳ないのだけれど)させて頂く個体も、どんどん"変わって"来ているように感じる。

一種OSや情報端末の世界のペースに似ているようにも感じているが、たかだか5〜6年の間に、もっと鳴らしやすく、もっとパワフルで、もっとスタイリッシュに、もっとストレスフリーに、と、製品としてもすさまじく大きな進化を遂げているように思える。

おそらく、ようやく、Cannonballと云うブランドの初期段階が終了し、次に向かう準備が整ってきた、のだろう。
多分、売れる本数も増え、経済的にも市場的にも余裕が出るようになったのだろう。
そうでなければ、投資が伴う改良を次々加える事は出来ない。

その変化自体は、個人的な思いは置いておいても、喜ばしい事だ。

少なくとも手元のGerald Albright signature"初号機"からすれば、相当の変化、進化を感じる事が出来る。
(ちなみにこちらは硬さが取れてますます良いサウンドが鳴るようになってる)
そのうち、この楽器が(何せ重いので)持てなくなった暁には、同じようなサウンドでもっと鳴らし易いものを探すだろうし、その際の筆頭はCBだろうからだ。

(でもCadesonにも、それからP.Yanagisawaにも惹かれ続けてるので、そこんところは先の話だwwww)


そんな中、数多くの現場や価値観にもまれる中、2〜3年CBをお使いになって「やっぱり合わなかった。Selmerが良い」と結論を出され、戻っていかれたプレイヤーの方もおいでだ、と聞いた。
(ネックだけは"Fat Neck"になさっているらしいが)

その他、以前はCBをお使いだったが、ヴィンテージものに戻られている方、他のブランドに移られた方もいらっしゃるだろうが、それはそれで勿論良い事だ。

何故なら、その事を通じてCBの"立ち位置"がよりはっきりするだろうし、マーケットが求めているCB、と云うのもはっきりするだろう。

逆に"昔はこうだったのにねぇ、こうなっちゃったんだねぇ、昔はよかったね"的は話が、ようやくCBの中でも出来る状況になってきつつある、とも云える。


面白い。


個性的なラインアップ、フィードバックの速さ、攻めの姿勢を崩さないCannonballは、見ていても吹いていても、面白い。


昨今、中々こういう期待を持てるブランドが少ないのだが、"次は何を仕掛けてくるのか?"、好意的に受け取れる数少ないブランドの中の一つがCBである事、自分の中では、それは間違いない。

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