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zoom RSS サックスのリード(3) Vandoren Trad #2 を使おう(その3)…購入検討者への提言

<<   作成日時 : 2009/08/06 13:14   >>

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前回、前々回と大変有益なコメントを頂戴し、まったく感謝に耐えない。当weblogでは始まって以来のインタラクティブ感溢れる展開で(w)、書きながら面白くなってきた。ちょいと時間が経ってしまったけれど、続きを始めたい。

とはいうものの、前回のエントリー直後から色々考える処があり、それがまとまらないままにずらずら書いていたので少々時間が経ってしまっていた。

なので、もうしばらく色々考えてみたい処ではあるが、当初の帰着を見ないうちは先へ進めないと感じたので、予定の内容を進めよう。

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リードの持つ抵抗感。抵抗を感じるポイント。

これは硬さの番手だけでなくカットの仕方に大きく寄る処だけれど、これと個人のアンブシュアや息量、息圧、マウスピースの構造、のバランスが取れてないと悲惨だよなぁ、と思う。
少なくとも筆者個人の場合はそう。

実際はリガチャーの締め具合だったり、そもそものマウスピースの開きの広さやティンバーの容積、楽器本体の抵抗、と様々なものが組み合わさる訳だけれども、今回切り口をあくまでリードにしたいので先へ進める。

抵抗感、はリードの振動の中心(ティップ〜ハート)をメインにした、主に振動する部分、リードの腰にあたる部分のしなり方、が主に決定する。

主に振動する部分、はVandorenでは”テーブル”とよばれる。
当然の事ながら「面積が広い」「厚みが多い」ければ当然音量も増えるし、同時に抵抗も増える。
(ではテーブルが短ければ抵抗が減るか、と云うとさにあらず。”青箱”はテーブルの根元がブ厚いから結局抵抗感はバランスされる)

Vandorenの場合、Javaが最もこのテーブルが長い(広い)設計になっていて、流石に音量は出る。
ティップ(先端)〜ハートの厚みが余り変わらないのか、音量の大小に関わらず音質が安定している、と感じている。
その割に腰が柔らかいから絶妙&独特な抵抗感を生み出していて、同時にレスポンスが良い為、長めのフェイシングのマウスピースには非常に相性が良い。
(エントリーを書くにあたってしばらくぶりにJavaを出して吹いてみて、最近気づいたが、下唇が肉厚の場合も”支えの支点”が”奥”にいくから、Javaが結構良いかも知れない)
例の「赤ジャバ」は更にフレンチカット特有のグイッと利いた腰がパワーの源になっているようで、吹いていても気持ちが良い。


ちょいとリードの色々な要素を拾ってみて、こんな事柄と自分の事情とを「バランス」してあげれば良いだけの話な訳だ。

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で、自分のアンブシュアや息に対する程良い抵抗感。

ブレスコントロール、アンブシュアが定まらない内に「鳴らしやすさ」を追求し過ぎて、例えばJavaの柔らかいものなど使った場合、レスポンスの良さが逆に作用して、ピッチも音色も音程も不安定になってしまう事は多い。
人間やはり少しずつは成長するものだから、アンブシュアや息のコントロールについても”程”が判ってくる。
つまり、ある程度の抵抗感を感じながら、の方が実はコントロールし易い、と云うのが判ってくる。

ピッチや息でリードをコントロールし易い場所を探して、”程良い抵抗感”を探していった結果、下唇が叙々に奥へ奥へ、と進んでしまう傾向はあるようだ。

その際、リードをずらすなどして抵抗感を調性する方法もあるが、それにも音程や音色の点で(極端な話だが)限度がある。


これもあくまでリード単体を考えての話だから、実際の事情とはかけ離れているに違いない。
しかし、偶然か否か、周囲で同じような傾向の初心者に出くわす事もしばしばで、あながち外れているとも思えないのだが…。

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そのソリューションとして今回も「Vandoren Trad #2」を強引に挙げよう。

Tradの特徴としては、その”腰”の強さからくるダイナミクスと、厚いハートから来る太い音色が挙げられるだろう。
どちらも程良い”抵抗感”を生み出すもので、そこが管楽器の面白さの”肝”の一つだ。

アンブシュア、ブレスコントロールに未だ左程慣れていない場合、リードの支えも難しく、音色も音程も一定に保つ事は難しい。

しかし、レスポンスの良い(良すぎる)腰の柔らかいリードを使用した場合、発音はし易いのだが、特徴が逆に作用し中々安定しない、と云う事にも繋がる。

初心者の場合は、セッティングはとにかく「ピッチ・トーン・ヴォリュームのコントロールを考えなくても良い常態で、鳴らそうとしなくとも”少ない息でも吹きゃ鳴る”」状態が理想。
だから繊細なリードコントロールが必要になる、と云うのはハードルを上げているのと同義になる。

リードの持つ”強い腰”、云い換えれば”強い安定感”となるか(ここは強引)。
ピッチ、音色、音量ともに適度な抵抗感を感じつつ、コントロールする事をひとまず置いておけて、音を出す事に集中出来る、リード。

最近表記よりも幾分硬い印象もあるので、”2”が”使える”のでは?
と、ここしばらく思っていた訳だ。
Vandorenについては別に輸入元から何がしか頂いてる訳でもないのだけれど、まぁVandorenであれば、おそらく全国ほぼ全ての地域で"標準"とされているだろうし、大概の場合Rico GrandConcertよりも安いだろうからで、全く他意は無いし、むしろ「共通言語」としての意味合いも大きい、からだ。

特に”初心者用”とされる、フェイシングも中庸で開きの比較的狭いマウスピースであれば、的確なマッチングが取れるであろう。

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ここで一部誤解を招きかねない表現があったかもしれないので、まず補足。

受け口云々についてはつまるところ(前回エントリーにコメント戴いた通りなのだが)「正しいアンブシュアで全てが解決する」はずだ。
しのごの云う前に「正しいアンブシュア」を身に付けられるよう、適切な指導の下で練習するのが一番望ましい。
しかし、その正しいアンブシュアを身に着ける過程においての試行錯誤の中、リードについてはこんな考え方もあるんじゃないの的な話をさせて戴いた訳だ。
だからあのリードはダメ、これは良し、あれを使うな、これ使え、的な、ざっくりした話、と取られるとちょいと具合が悪いので、様々な情報ときちんと相対化して頂いてお読み頂ければ、と思う。

コメントのレスにも書いたのだが、

・様々な情報を自己流で解釈し、結果「これで良い」と思い込みつつ、演奏もままならない程にバランスを崩しておられる
・鳴り易いリードを探したはずなのに、音程も取れず、アンブシュアも維持出来ず、むしろ吹き辛くなった

ケースを最近幾つか見てきたので、それが今回のエントリーのきっかけにもなっている。

リードの選択に関する事を観点に、一度ニュートラルな状態に戻り、改めて様々な事を検証・確認する為に何が必要なのか、を自分なりに再考したい、と云う処なのだ。

勿論、奏者・マウスピース・リード、全てのバランスの上に成り立つのは承知の上なのだが、切り口としてリードを取り上げた、と云う事だ。





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