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zoom RSS Cadeson A-902V & T-900BN

<<   作成日時 : 2007/06/25 10:25   >>

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Cadeson製品のうち、"中島楽器仕様"のものを特に"Cadeson JAPAN"として立ち上げたのは既に知られている通りで、春先には専用サイトも出来ていた。
しばらくご無沙汰だった事もあって、この間前橋まで足を伸ばした訳だ。


台湾から帰ったばかりでくたくたになっておられた社長に出迎えて頂いたのだが、今回見せて頂いたモノはA-902V、T-900BNの2本。

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*この記事の内容はあくまで個人の感想のレベルであって、特定の企業、製品について、なんら恣意的なものは含まない事をくれぐれも御承知置き頂きたいし、読者に内容を強制するものではありません。
また楽器の製品の性格上、個体差があると云う前提に基づき、実際の購入に関してはあくまで読者自身の判断によるものとし、このblogの管理人、協力店、記事内容、およびbiglobeは何の責任も負わないものと致します。
以上を御理解頂けた方のみ、ここから先の記述をお読み下さい。
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ちょっと吹いてみてくださいよ、と出されたのがT-900BN。
以前にT-900SWG Specialでノックアウトされていた訳だが、今回は即効レフリーストップとなった(w

とにかくレスポンスが良い。音のスピード感もパワーも段違いだ。
しかもブラックニッケルプレートが施されている為か、音色に現状幾分ギラついたエッジが加わり音の輪郭が非常に明瞭で明確である。

良くも悪くも奏者の持っているモノが全部明確に出てしまう印象。
だから下手な要素も全て明確に出る。なので試奏は2分程度で止めざるを得なかった(w

奏者自身が相当の手錬れでない限り、ルックスだけで選ぶと後々相当痛い目を見そうだ。
この楽器で"ダークで深みがあって味のある音が出ないんだ"と云う場合、まず間違いなく奏者、奏法ないしはマウスピース周りのセッティングによるだろう。

ロールドトーンホールではない(だから有名になったアンティークサテン(AS)などのラインナップよりは下のグレードに属する)訳だが、全く下でもなんでもない。
ただ仕様が異なるだけ、な訳だ。

あの佐藤達哉氏が、販売用の楽器の選定に訪れた際、勢いで買っていき、ビッグバンドなどでは今ではASを差し置いてメイン楽器に据えた、との事。
理由は十分頷ける。佐藤氏程の手錬れであれば、乗りこなす事はたやすいだろう。


最近サックスの素材として用いられる事が多くなった"洋白"。
Cadesonでは"ホワイトブラス"と表記しているが、この辺は銅と亜鉛とニッケルの成分比で呼び名も性質も変わるらしい。
材の詳細は良く判らないのだが(w)、とにかく"鳴る"。へヴィーに鳴る。

しかも今回はブラックニッケル(w
そう、ここでもブラックニッケル。

随分前の話だが、T-900SWGを試奏させて戴いた際に、"ブラックニッケル出しましょうよぉ"と無責任に話したものが遂に現実のものとなってしまった訳だ。

責任取らなければならないだろうか。

それにしてもこいつを手懐ける為には、まだまだ修行が足りないのだが…(ww
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順番が逆になったが、今回の目玉は"V"。"V"。"V"。 ビクトリーだ。

多分、手に入れた瞬間、ビクトリーは間違いなかろう、と思った(w

M85と呼ばれる赤みの多い材(銅が多目なんだろうと推測)の特徴なんだろう、実は中程度のパワーで吹いた際の"味"が濃い印象を持った。

また、以前のデカベルの頃のASよりはルックスもサウンドもパワーも全体的にコンパクトにまとまっている様に思えた。
(何せ普段吹いているのが超重量級なCannonballな訳だから、殆どの楽器が軽く感じてしまうwww)
ASの、衝撃的だった重く、太い音、とは異なる感は否めないものの、抑制の効いた、しかし深めの、味わいのある、これまた独特なサウンドを持つモデルだ。
楽器に全てを預けて力任せに演奏するタイプの奏者とは、多分相性が合わないのでは、と推測してみたが、まぁそんな事は好き好きだからどうでもよい。

とにかくミッドレンジ周辺での味わいが良い。新品の楽器の割に、ちょいと"こなれた深さ"があるようにも感じた。
今回試奏にはBARI DECOTAを使った訳だが、ヴィヴィッドでハイパワーなセッティングよりも、SelmerやMeyer、Linkラバーあたりの"渋系"に重めのリードを合わせた様な、"眉間にシワ"なセッティングは多分ベストマッチだろう(w
吹き込んで管がこなれてくれば、それこそソニー・スティットやポール・デズモンドなどの、'60年代辺りのイキフンチリバツ(死語ww)、かも…。
ロールドトーンホールの甘いサウンドを活かして、頑張ればマーシャル・ロイヤルまで行けるか???

後日知人のPrima Yanagizawaの902(ブロンズブラス)を比較の為吹いてみたが、似て非なるものと云える。
P.Yani902の方はやはり非常に"綺麗な音"で"純度が高い"印象だが(だからとても良い)、同じ902でも(w)Cadeson Japanの"V"の方は様々"味が濃い"と云う云い方が合ってると感じた。
この辺は勿論好みの問題な訳だが。

偶然、地元で活躍中のプレイヤーの方とお会いし、彼の持つ"特殊仕様(Hi F#キー、F#トリルキーが共に無く、U字管を半田付けしている)"も吹かせて戴いたが、これが又凄い。
相当密度の濃い鳴り方をしていて、かなり驚いた。
半年程吹き込んでいる、と仰っておられたが、まだまだ良い方向へ向かいそうな気配がしていたのは間違いない。
(彼は藤陵雅裕氏のお弟子さんで、CloudLakeyをお使いだったが、実に味のあるサウンドを奏でておられた)


Cannonballあたりだと楽器のサウンドを中々手の内に納める、と云う訳にはいかないが、この902V辺りであれば、きっちり手綱を引き締めた上でアクースティックなコンボやビッグバンドなどでは相当良い存在感を示す事だろう。
それが証拠に、これまでのCadesonユーザー、殊にコンボ系を中心にしたユーザー達がこぞって"V"を手にし始めている、とも聞く。
判らなくはない。

これで国産上位機種と同程度の価格。勿論クオリティは問題ない。
国産機の様なマルチパーパスな楽器ではないかも知れないが、奏者の持つイメージを具体化する為の"楽器"としては、かなり多くのプレイヤーに訴えかけるモノを持っているのではないか、とも思う。

折りしも我がCannonball GA1-SBもそろそろ全バラシ調整の時期でもある(w
昨年Mark VIを手離したので、サブ楽器が無い。

あぁ。
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中島楽器を基点にしたCadesonブランドの充実は更なるもので、それは日本国内だけにとどまらないのだそうだ。
今年の楽器フェアには(いよいよ)出展なさる、との事なので、これまで眉に唾してた向きにも、一度位は実際に触れてみる事をお奨めする。
勿論相性はある訳だが、どんだけーなものか、まぁ驚いてほしい。

今年は"楽器フェア"がある年なので、諸々の新しい動きは夏後半位から徐々に見え始めるだろう。


そうなると今後のCannonballの動向にも目が離せないのだが、現状なんもないなぁ(w


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