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<<   作成日時 : 2006/09/20 02:19   >>

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というかやめている。いや、Dukoffの話。


今回はマウスピースの話。

近年は所属しているビッグバンドの活動が主になっている。
そこではアルト、ソプラノがメインになるのだけれど、アルトはLAMBERSON 6M + WOODSTONE #3.1/2 + HARRISONと云うセッティングをメインにしている(ソプラノはSelmer SuperSession#F+ Vandoren Trad or V16#3 + Yani)。
自分が吹くDukoffのサウンドが、コンサートマスターの思うサウンドにはハマらない、から、と云うのと(この辺のいきさつは過去ログ参照の事)、ビッグバンドをやる上での"自由度の高さ"を持ったセッティングだからだ。

又、FUNK、ROCK、POPS系のバンドでは、テナーがメインになる。
アルトを持って行っても良いのだが、そこんちのヴォーカリストの声質やバンド全体のサウンドとのマッチングはテナーの方が良いようなので、最近はEWIの他はテナーに絞っている。
(ちなみにこちらはYani Metal#7 + Vandoren ZZ#3と云うセッティング)

つい最近、地元では稀な、素晴らしい"濃い"声を持つヴォーカリストのコンボに寄せて貰う機会を作って頂いている。
単にJAZZに拘らず、気持ちよい"歌モノ"を選んでおられる中、これまでサウンドに関しては特別指定は無かったのだが、基本的にはラバーのLAMBERSONを持って行ってる。
基本的にはフルアコ+ウッドベース+ピアノが加わり、JAZZYなアレンジが施されるので、多少派手かな、とも思いつつ、MEYERでは良い音出せないし、そもそも持ってないし(w)、と云う理由から勘弁して頂いている。


そう、ここんところ暫くご無沙汰なのだ。Dukoff。
前述の通り、勿論、現在の活動の中でDukoffサウンドの出番が無い、と云うのもある。

物凄く極たまーぁに遊びで吹く事はあったけれども、基本的には最近はLAMBERSONかCannonball、コンディションの調整でSelmer S80-C☆をとっかえひっかえ、な訳だ。
こないだ写真だけ撮るのに棚から引っ張り出したものの、実際これを使った演奏の機会はしばらく無い。


T-SQUAREやDave Sambornなどのカヴァーを始めるようになれば別なのだろうけど。

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しかし、本当の理由は少し別な処にある。

つまり、最近の自分に取っては"Dukoffサウンド"が少々"重く"なっている。
Dukoffを吹く="あの"サウンド、あのフレーズ"という図式が圧し掛かって来る、と云っても良い。

勿論そんな"縛り"は最初からある訳が無く、誰もが独自のDukoffサウンドを作り上げて行けば良い話なのだ。
Dukoffだからクロスオーヴァーやファンク、rnbをやらねばならない、なんて事は無い。
ビ・バップやろうが何しようが、勝手、な訳だ。



が、しかし。
自分に取って、何故Dukoffを吹き始めたか、というプリミティブな理由が絡んでくる訳だ。

つまり、
Dukoffを使うそもそものきっかけ
≒あのサウンド、あのプレイを求める自分がある、という事になる。
自分の中では半ば"義務化してる"と云ってもあながち間違いではなかろう。

しかしながら、今の自分のレベルでは中々に"あの演奏"は再現出来るものでは無い。
よしんばコピーに挑んだとして、単純に"劣化コピー"なら、むしろ聴いてる方が迷惑だろうと思うし、何よりそれでは自分が納得行かない。



近年、音色の改善にはそこそこエナジーを使っており、殊に昨年の横路師匠のレッスンを契機に音色の充実度は、それまで以上に増したように感じている。
周囲からも、音色についてはそこそこの評価を戴く機会も増え、Cannonballを手にしてからは楽器のお陰もあり"加速"している様にも思う。


そんな中。

音色、というのは、絵画における"絵の具"や"キャンバス"の様なものだ。
発色、画面のマチエールそのものが非常に大きい説得力を持つ場合は少なくない。
特に抽象系などは、それが全て、な部分もあろう。

しかし、だ。
要するにその"絵の具"を使って"何を、如何に描いたか"が、絵画における"表現の発露"な訳で、音楽の場合で云いかえれば、どんな音色を使ってどんな演奏をしたか、と云う事になる。

ここんところ、その"絵の具"については、そこそこ充実して来た実感はある。
数色だけのクレヨンから、何色ものパステル、水彩、油彩、色鉛筆、と徐々にではあるが、増えつつ、深みや味、と云った(云わせてww)処も増している、と自画自賛してみる。

が。

自分が"所謂Dukoffサウンド"を求める場合、その質感や描きたいフレーズ、には未だ中々届かない。
絵の具があっても、"使いこなす(このフレーズはとても嫌なのだが)"素地が自分には未だ不足している、と、吹く度に思い知らされるのだ。
描く為の"筆"や"チャコール"になる、"フレーズ""リック""アプローチ"などの"表現力"が圧倒的に少ない、事を思い知らされる。

色数はともかく、筆のタッチで生まれる濃淡や深み、勢い、そこから生まれるインパクト。
これは絵画における魅力の最たる処で、絵描きの本領の部分だ。


現在はその"リック"や"アプローチ"などを充実させる為手探りしている状態。
"筆"を増やしたい訳だ。
能力の問題もあるから今更そう沢山は増やせないとは思うし、贅沢は云えないが、まぁ少なくとも今よりは"本数"が欲しい。

しかしその中にDukoffをポンと投げ入れると、鯉がエサを貪る如く、途端に"まずは似せたくなる"自分が、どうしてもいてしまう。
"パブロフの犬"、な訳だ。

とりあえずは"あの雰囲気"を探ってみるのだけれど、しかし、未だ似せる事に四苦八苦している段階なのだ。
似せる処を早く脱却してオリジナルなものへ進みたい、のだけれども、"似てない"処でプリミティブな欲求が"似せろ"と云い始め、次第にそこに縛られてゆく。

有名プレイヤーと同じセッティングにして嬉しい、処にはもういないし、音色もフレーズも似せる事が目的の全てでは無い、訳なので、苦しくなってくる訳だ。


理由は明確で、自分の描く処の"オリジナル"なイメージが掴みきれていないのだろう。


横路師匠のように達観なさっておられるプロフェッショナルは別として、アマチュアのDukoffユーザーの中では、本当の意味での"オリジナル"なサウンド、プレイスタイルを求めた時に、自分が感じる"縛り"のようなものを感じておられる方は、多分少なくは無い、と思うのだがどうだろうか?

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勿論LAMBERSONもいやいや吹いている訳では無い。
周囲には使うプレイヤーがいない事もあり、そこそこアイデンティティを持った音が出来始めているので、今の自分に取っては大切な音になったし、今後も追求して行きたい事は間違いない。
"呪縛"が無い分リラックス出来るし、Dukoffよりコントロールも楽だ(比較するのが間違ってる気もするがw)。


一方では、どうにかDukoffをねじ伏せてやろう、という野望は持ち続けている。

なんだかんだ云って来たが、要するにどうもDukoffの尻に敷かれてる感覚があって嫌、な訳だ(w



人間相手だったら、それも悪くないのだけれど。

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★サックスのマウスピース(4
一応、メタル編も。こないだDukoffについて書いたばかりだから、昨日の今日なのだけれど、書かないと何か収まりが悪い気がするだけなのだ。 ...続きを見る
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2006/10/22 21:23

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
ワタクシも最近までDukoff人でした。高校時代に、某親子サックスプレイヤー(娘の方)に出会い、「この音が出したい!」…で、現在jazz•fankバンド(主にマーカス、ハンコック等)をやっておりんす。
Dukoff+ヤナギサワ(ブロンズ)であのサウンドを出そうと努力してましたが、どうも自分がマウスピースと同調出来ていない事に気が付き、思い切ってマッピチェンジ。
レイキー(ラバー)にしたところ、Dukoff以前からの相棒の様な気持ち良さ(*^o^*)
本文にもありましたが、自分だけのオリジナルが出せる様になるとストレスなくプレイ出来ていいですよね!…と言いつつ、サックスワークス吹いてみたい( ̄▽ ̄;)
KUNI
2007/02/08 19:43
>>KUNIさん
いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。
レイキー暴れませんか??マッチングが良かったんでしょうね。
Dukoffだと思い入れ+思い込みが激しくなってしまって巧く行かない、って事はありますよね。
サックスワークスは大阪の師匠が持ってらっしゃいますが、Dukoffとは似て非なるもの、との事です。
マーカス、ハーヴィーとは又カッコいいですね。是非どこかに音源うpして下さい!!
D-O
2007/02/09 03:53
こんにちは。楽しく拝見させていただいています。
この音色を出したい!という単純な思い込みでデュコフを吹き続けているテナー吹きです。(楽器本体はフラセルマーク6、ロック、ジャズ、ポップス、、なんでもあり)
D7が辛くなってきて、つい先日、D6(2012年製?)を購入し、とても気に入っているのですが、昔のデュコフとは別物のように感じています。いや、別物です。
昔のデュコフ(70後半〜80年代のもの、D7とD9を新品購入、ラボーズ専門)はまるでじゃじゃ馬でコントロールしきれなくて、とにかく苦労しました。でもデュコフが好きなんです。これってきっと、思い込み、、ですね^^
昨年(2011年製?)の個体も試奏しましたが、それも自分が購入したものとは違った感覚でした。
新しいデュコフは、デュコフらしくなくなってきているように思いますが(いい意味でも悪い意味でも)昔のものとは随分違うので、一度試奏されてみてはいかがでしょうか?びっくりすると思いますよ。最近はジャバ赤の2半か3、ハリソン金で吹いています。
レイキーを吹いたことがなく、気になっています。
名古屋のサックス吹き
2012/04/25 18:08
>名古屋のサックス吹き

いらっしゃいませ。ごひいき有難うございます。
近年もののデュコフは私も吹いた事はありませんが、おそらく随分吹きやすくなっているんだろうな、と推測しています。
当のデュコフ氏が鬼籍に入られたので、往年のスペックが復活する事はおそらくもう無いのでは、と思いますが、80〜90年代のデュコフには何か、あったんだろう、とも思います。
赤ジャバは自分の中ではここ数年の中ではエポック的なアイテムになってますが、同時に"赤リコ"も中々良い感じがしてきています。
他のRICO系とはまたちょっと違う、いなたい吹き心地が良いですね。
D-O
2012/05/26 15:10
赤リコですか、、一度試してみます
ありがとうございます
石森管楽器さんのウッドストーンも好印象でした
名古屋のサックス吹き
2012/06/27 19:42

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