HIGH BLOW

アクセスカウンタ

zoom RSS ★何気なくCannonballを語ろうか…A5-HS HOT SPUR

<<   作成日時 : 2006/06/20 00:32   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

3回シリーズの第2回目。"HOT SPUR"これは以前から注目していたモデルだった。

------------------------------------------------------------------
*この記事の内容はあくまで個人の感想のレベルであって、特定の企業、製品について、なんら恣意的なものは含まない事をくれぐれも御承知置き頂きたいし、読者に内容を強制するものではありません。
実際の購入に関してはあくまで読者自身の判断によるものとし、このblogの管理人、協力店、記事内容、およびbiglobeは何の責任も負わないものと致します。
以上を御理解頂けた方のみ、ここから先の記述をお読み下さい。
------------------------------------------------------------------
□Cannonball A5-HS

昨年の「楽器フェア」の際に、WX5 workbookのkirino氏が試奏なさった様子を脇で見ていたが、非常にノーブルでジェントルな出音が印象的で、正統派ジャズにはこれだなぁ、と思っていた。ここまで吹き手の性格が出る楽器も珍しいと思ったものだ。

今回は一転ガサツな方面の筆者なので、果たして??


基本的にはCannnoballのアルトの性格そのまま。
しかも"HOT SPUR"とは関西弁で云う"いらち"の事で、所謂"直情型"とでも云おうか。
ここだけ聞くととんでも無い"暴れん坊将軍"かと(w

実際、付属のサテンブラックニッケルフィニッシュのネックではゴリゴリな方面も充分イケそうだったし、音圧、音の密度では流石にCannonball、押しの強さはかなりのものだ。

ところが、である。


サテンシルバーフィニッシュのベルが良い意味で抑制を効かしており、出音が非常にタイトかつ綺麗になっている。
音を聞いて頂いたスタッフによれば、音が散らず、しっかりベルから飛んで出ている風な印象があるらしい。
やはりノーブルでジェントルな出音、な訳だ。
それに、かなりエロい程の中域の"甘さ"があるし、軽めに吹いても音が軽薄にならない。
これもサテンシルバーフィニッシュのベルが影響している節がある。

この辺、手持ちのGA1-SBと通じる処がある。
この楽器も重たくてエロい音が身上なのだが(本当か!?)、GA1の場合は管体がシルバープレートなので音が作られていくプロセスで、音がエッジーかつタイトに整う印象がある。
それを鳴りの良いブラックニッケルのベルが拡声してくれるのだろうと思う。

そこを、この"HOT SPUR"はサテンブラックの管体で渋めに音を整えておき、音の出口で一気に整形しつつ、綺麗に整えて拡声する、と云う手段を取っている。
個人的には、この方が最終的な出音はマイルドになる印象を持った。
全部サテンブラックの"Raven"も、実はかなりマイルドな音を持っているが、マイルドさではHOT SPURの方が一段も二段も上手の様に思う。


例えばSBAやMarkVIからの乗り換えを考えた時、音の角が取れ充分に鳴りきっているオールドと持ち替えた時、このHOT SPURの丸さ、渋さ、エロさはCannonballのラインナップ中、最も違和感の無いものと思う。
しかもオールドよりも確実に抵抗感(と云うか「吹き応え」感)は感じるし、将来性もある。
現在オールドユーザーで、Cannonballへの乗り換えを検討なさっておられる向きには、このHOT SPURを一度試してご覧になる事をお奨めする。


途中LAMBERSONからSelmerに切り替えて吹いてみたのだが、これが益々エロい(ww
Selmer特有の丸く甘い出音と相まって、ゴールドプレートのような華やかさは無いが、その深みと重みが際立ってくる。
例えばジョニー・ホッジスのBuscherの様にも行けそうだし、アート・ペッパーのMartinの様でもあり、トロトロの甘々系はシリーズ中随一だろうと思う。

そうかと思うと前述の通り、ネックの換装でかなりハードな方面にも行けるキャパシティの広さも感じた。
派手さで云えばオールブラックニッケル方面の方が向いてはいるとは云え、"HOT SPUR的"ハードサウンド、と云うのも引き出しの一つに充分なり得る。

ルックスはとても渋く、美しく、大人しそうに見える。
が、実は非常にキャラクターのはっきりした楽器の様だ。
このレンジの広さを活かすには、例えば一般的な吹奏楽のような一律のサウンドを求められるスタイルでは勿体無い。
トラディショナルからかなりの先鋭的な方面までのジャズのフィールドでこそ、本来のポテンシャルが十二分に発揮出来そうだ、との結論を持った。

正直、GA1-SBの持ち替え用としては、これを選びそうな程、明確な性格を持っている。
ビッグバンド良し、コンボ良し、録音も良し、オールマイティに使えつつ、キャラクター・存在感は明確過ぎる程。
ノーブルなルックスの影に隠れてはいるが、やはり"暴れん坊"なのだろう。
例えば寝室でいきなり大胆になる、様なものだ(w


試奏した固体も"アタリ"の様で、非常にスムースに演奏出来た。
この固体ではサテンシルバー、サテンブラックニッケル双方のネックで良い印象があった。
やはりサテンニッケルの方が軽めではあるが、正直このサテンシルバーのネックが鳴ってくるとどういう事になるのか、楽しみではある。


この楽器こそは、一緒になって見なければ正直判らない。
未だ未だ隠れた面がありそうだ。


ひょっとするとユーザーを尻に敷く可能性も????
-------------------------------------------------------
*試奏時セッティング
 LAMBERSON 6M + HARRISON HARTS GP + ISHIMORI #3 1/2
 Selmer C80☆ + Vandoren Masters GP + Vandoren V16 #3 1/2

■試奏協力:ヤマハミュージック関東 新潟店

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
★何気なくCannonballを語ろうか…A5-HS HOT SPUR HIGH BLOW/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる