HIGH BLOW

アクセスカウンタ

zoom RSS ★Cannonball BIG-BELL STONE series

<<   作成日時 : 2005/06/07 11:15   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

最近渋谷のクロサワウィンドではある変化が起こっていると云う。

=============
このエントリーは公開から3年以上経過していますが、アーカイブ化までの間現状のまま公開致しております。
=============

中学生、高校生が「ブラスバンドで使うから」とCannonballを求める事が徐々に増えて来ているのだ、とフロア長から伺った。

「色々吹いたけどこれが良い」「自分はブラバンだけでサックス終わらないつもりだから」「ジャズとかスカとかもっと沢山の音楽で使いたいから」そんな理由で、数多の有名ブランドを差し置いてCannonballを手にする(失礼)、と云うのだ。

しかもブラックニッケルだのRavenだのと、おおよそ見た目ではかなり過激な(w)モデルが多いらしい。
「そんなの(ルックスの楽器)を学校の部活に持って行って大丈夫なの??」と、店としては時々心配になるのだそうだが(爆笑)、生意気盛りの中・高校生の"オリジナル指向"は止まらない。

多分にファッション的な要素もあるのだろうが、それにしてもそう云う嬉しいやんちゃ坊主達が都内にいる、のはとても嬉しい思いだ。
(確かにRavenなどはシルバー系のアクセサリーとコーディネートしたら相当かっこいい)

自分の地元には未だ当分は来ないだろうが、その子達が数年後、もっとやんちゃなプレイヤーになってCannonballを振り回している姿を想像するだけで楽しい。


また「テナーを選びに来て、最終的に3本残った中から絞る事にしたんだけど、絞り切れず3本買って行った」強者もいらしたらしい。
"大人買い"もここまで来ると清清しい。
かなり無理をなさったらしいが、そこまでプレイヤーを惹き付ける魅力に溢れている、と云う事だ。


楽器の魅力、楽器の持つアイデンティティが重視される時代になって来た、と云う事だろう。

CannonballだけではなくCadesonもP.Maurriet(これは初耳だった)も、ioもどんどん広まっている。
国産&超有名海外ブランドなどの、これからの動きが非常に興味深い。

所謂"台湾勢"の中では最も高価な部類で、ある種"キワモノ"的扱いのCannonballだが、かつての日本がそうだったように、もう"台湾製"と云う看板は外しても良い時期が来た。
"台湾製のくせに高い"と悪口を囁かれる事も少なくないとは思うが、同じ事は既に2〜30年前に"日本製のくせに"と欧米で囁かれた。

現在の日本製管楽器の評価は欧米で非常に高い。日本での評価が一番低い、と云っても良い。
今、日本で楽器に対して最もフラットな目線を持っているのは、実は中・高校生や初心者の方々なのかも知れない。
今年の"楽器フェア"が愉しみだ。それ以降、管楽器の勢力分布がどう変わるのか、注目し続けたい。



昨日の「Prima.Yani-A9937PGP」から舌の根も乾かない内に、と云う方もおいでだろうが、自分に取って良いものは良いのでCannonballを取り上げたい。

繰り返すがPrima Yanagisawaは本当に素晴らしい楽器だ。しかし、現在自分のパートナーであるCannonball、これも又素晴らしい。

今年になってCannonballからは"STONE Series"と云うラインナップがリリースされている。
それに会う為に渋谷へ足を運んだ訳だ。


これはボディの随所16箇所に"半貴石(Semi-Precious stone)"をはめ込んであるもので、主に左手キーの指貝部分やパームキー、ネックの根元に埋め込まれている。
(パームキーのライザーはアメリカでは別売体制もあるらしい。)

既に去年発表のGA1では指貝に用いられており、装飾的な意味での発展系としての位置付けかと思いきや、「なんかね、ユタでは色々やってるらしいですよ。波形計測とか」とのフロア長の言葉にもある通り、音響面での効果を狙っての事らしい。
しかもしかも、我が愛機"ジェラルド・アルブライト・シグネイチャー"GA1-SB(通称「銀パンダ」)の後継で、この"STONE series"のGA5も出ていた!
聞いて無いよジェラルド!!(焦燥
ちゃっかりカタログでも持ってるし(w


早速頼み込んで試奏させて戴いた。

今回は店頭にあったGA1とGA5の比較、そしてアークソプラノSA5-BSを出して戴いた。



高いだけの事はある。

それまでのCannonballと云えば豪放磊落に鳴る、ローミッド寄りの渋くてパワー溢れる楽器、と云うイメージが強かっただろう。

又GA1-SBはそれに加え、よりタイトでヘヴィーかつブライトでクリスプなキャラクターを持たせた異色の存在だった。
しかしこの"STONE series"は違う。
何がどう影響しているか、は判らない。

若干ながら本体の重さは増えているのだが(そう、又増えたのだ:涙)それまでのシリーズとは異なり、より重厚で明確な輪郭を持つサウンドに生まれ変わった。

特にGA5-SBにおける効果は凄まじく、これまで最もタイトなサウンドだったGA1が可愛く思えて来た。

勿論試奏した個体差にもよるのだろうが、GA5-SBでは音の遠達感も増しているし、ブラックニッケルネックでも非常に締まった腰の座った音になる。それでいてあのクリスプな味わいは変わらない。

昨年遂に手にする事が出来無かったフル・ブラックニッケルプレートの"B"タイプも、今回カタログに掲載されている。
フル・ブラックニッケルの場合はおそらく"鳴り過ぎて"しまうのでは、とGA1-SBを吹きつつ思ったものだが、この"STONE series"は違う。
又、新たなキャラクターの楽器が生まれた事になる。しかも真っ黒なので、かっこいい。

又、アークソプラノSA5-BSは、元々のボディが若干太めなのも相まってか、非常に滑らかな、まるでオーボエの様な鳴り方をする。

アルトから持ち替えても息の通りに違和感が少ないし、"石"が音を締めてくれているのか、ノーブルでジェントルな音がする。

ソプラノの場合、凡庸か、あるいはヒステリックな音になりがちだが、この"アーク"は守備範囲が広い。どっちにも行けて、その実どっちでもない。

ルックスはかなりやんちゃだが、その実非常にノーブルで礼儀正しい真面目な青年の様だ。挨拶に行った先の、彼女の親御さんのウケも良かろう(しかし手土産は欠かせない)。
但しキーレイアウトはKEILWERTHのそれよりも大きいので、正直苦労する。
特に自分は小指は少々短かめなので辛かった。絶対ストラップ無しでは吹けないw
音を取るか、操作性を取るか、非常に悩ましい。
そう、悩ませる程の"音"を、こいつは持っている。


Cannonballエヴェンジェリスト(?)の音川英二氏は、昨年GT1-SBに楽器を換えたばかりだが、既にこの"STONE series"のネックを手に入れ使っておられるらしい。

あの豪快かつ緻密なプレイが、一段と深いサウンドを手に入れた事になる。

ここは好みが別れる所、とフロア長も仰っておられたが、それまでの、ナチュラルに豪快に鳴る既存のモデル、1ランク上を目指したGA1-SB、とは違う"別路線"のものだ。
既存モデルのナチュラル感の方を取るユーザーも多い事は確かで、実際オールドから持ち換える場合はその方が良いだろうと思う。

又既にGA1、GT1を手にしたユーザーも悲観する事は無く、全く違うものとして捉えれば良い。
けれども「…済みませんがネックの値段だけ、調べといて頂けますか?」と店を出る時にフロア長にお願いしたのは事実だ。

今年はいよいよ日本語版のカタログも登場する、との事。
そろそろ日本中で砲丸が飛びまくる。油断すると危ないから気を付けて欲しい。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
★何気なくCannonballを語ろうか(1
何せ音川氏のシグネイチャーモデルが来年出るんだそうで、これは笑ったら鬼も相当失礼だ。1月2日に新潟市で帰省ライブをやるらしいので、詳細を聞いてみたいものだ。 ...続きを見る
HIGH BLOW
2006/02/20 18:23

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
頑張って、続いてますね!たまに見に来てます!秋谷
akiya
2005/06/08 16:12
>akiyaさん
御無沙汰しております。お元気でお過ごしでしょうか?
御覧頂きありがとうございます。
偉そうに好き勝手な事を書かせて戴いて、どうにかこうにか続けております(w
宜しければ叉是非コメントをお寄せ下さい。
D-O
2005/06/08 17:51

コメントする help

ニックネーム
本 文
★Cannonball BIG-BELL STONE series HIGH BLOW/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる