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<<   作成日時 : 2016/12/28 18:00   >>

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なんだかんだ云って自分はLarsen党なのだ、という矜持を持ちつつ、流石のLarsen党も無視出来ず、試奏したら、これがまた良かった。

相変わらず”弾数”が少ないようで、おそらく都内でもない限りは実物を確かめることすら出来ないのでは、と思いつつ、かなりの期間に渡って”粘って粘って”、新しい”V16”の3タイプを試す事に成功した。

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以前、足掛け2年程、旧V16 T55、T75を使った事があったり、なんだかんだ云いつつOtto linkは避けて通れない業界事情もある。

だが、今更”フロリダ”やら”アーリーバビッド”やら凄まじい高額で取引されるヴィンテージものは買える訳もないし、”ダブルリング”だ、”NO USA”だ、みたいなファンアイテムにはそもそも興味が無い。


さはさりながら、一応、世間一般でいう処の“業界標準”と云われるものにそろそろ触れておきたい、という日和った(笑)内心に抗えない一面も隠せなくなってきた。


歳取ったかなー、という処だが、なればこそ“おっさんくさい”リンク系がそろそろ似合っても良い頃合いだろう。

そんな訳で注目せざるを得ず、止むに止まれず、いそいそと(笑)試奏に臨んだ。



□T7M

これは、いい。

いかにもテナーらしいブリッと身の詰まったフルトーンも、アーシーなサブトーンも多分思いのままだ。
やはりこの7〜6位が一番扱い易いだろう。

この時だけ試奏に使った楽器が近年モノのヘヴィーなものだったが、しっかりボトムまで美味しさが出ていたように思う。

ただ敢えていうなら、このテイストなら他のブランドや、それこそ本家のリンク含め選択肢は山程ある訳で、このV16で無ければという強烈な“引き”があるか、というと、特有のクリアさとプレーンさが仇になる場合もあろう。

だからマウスピース自体に特段の“味”をそれ程求めない、ゴリゴリ押しの強い“俺様”なプレーヤーには良いのかも知れない。


□T7L


遂に来た。”黙って吹けばピタリとジャズ”なマウスピース。


オープニングが"7"(0.104inches だからLinkで云えば"7☆"くらいか?)で、狭いかな?と思ったら、極大のチェンバーのせいか、めちゃめちゃバランスが取れていて全く問題なし。


もう、もろスコット・ハミルトンな、ずどーんと極太でウォーム&ダークなサウンドが滲み出てくる。

Vandoren Java #2-1/2を含め数種類のリードで試したが、ともかく非常に吹き易い事この上ない。


これはダークホース。


「ざらざらのぼふぼふ」具合は流石に本家リンクのN.Y モデルに軍配が上がる、とは聞くけれど、多分吹き比べてどっち、と云えばの話だろう。

これしか吹かずにこれを買ったとしても、多分問題は少ないんじゃないかな、と個人的に勝手に思う。

だって、多分その辺のリンクよりは全然吹き易いはずだ。

古めのスタンダードを中心に「ちょっと、ジャズとかやってみたいんすよ」てなビギナーの方、狭めのT5、T6辺りで試して見られると良いのではないか?

ラインアップ上、一番狭いT5(0.0925inches)があるのはラージチェンバーのみ。

通常”7”辺りを使ってる方は、多分番手を落として”6”から試してみるのが良いのかも。

今回はvandoren javaで試したが、多分“赤リコ”だの“ロイヤル”だのの方が埃っぽい音になって、もっと似合うんじゃないだろうか?


□T8S

プロの皆さんではこの"S(スモールチェンバー)"が評判良いらしい。

どこが良いのか?と眉に唾つけてメディアを見ていたが、いや、これ面白い。

旧タイプのV16とほぼ同じ的な情報もあったが、いやいや、これは別物でしょう。

とにかく息の収束〜流れ方がスムース。

トーンもダイナミクスもコントロールしやすく、手の内に収まるコンパクトなコントローラビリティが嬉しい。

例えばティップオープニングやティンバー、サウンドなど、モデルへの思い入れやイメージも含め、何かといずれかを優先させがちになろうかと思うけれど、このモデルに関しては中々高いバランスの上に成り立ってる気がして、目からウロコな気もした。

サウンドについては、個体差もあるんだろうが、試奏した個体では他の2モデルと明らかに違って、出音のLow成分がばっさり削られているように感じる。

これは全く好みの問題で、例えばブラスのセクションワークや、ソロワーク、録音などが多いクラスタにはとても扱い易いだろう。

"8(0.110inches)"という開きも丁度扱い易い。

しばらくパリパリ具合を試していたが、実は徐々に物足りなさも感じてきた。

要するにエッジーでゴリゴリな方面ならば、もう一気にハイバッフル系に行きたいのが自分の指向である、と気付いた。

成る程この辺は旧モデルに感じた部分でもあるし、その後PonzolやTheo Wanneへ移行する流れにつながる訳だが、今回のモデルは以前の“中庸”を狙ったような仕上がりでは無く、思い切ってブライトでパンチーな、音のコアがゴリゴリ出てくる気持ち良さがある。

とはいえ多分に“振り切った”感のある潔さが感じられてよい。

チャラチャラしたハイバッフルに走るんじゃなく、漢は黙ってこれで行け!と挑まれてる気もして、そんじゃ受けてやろうじゃねーか的な侠気も頭をもたげるのは否定しえない。



ちなみに以前のモデルでは(絶対何かの間違いだったと思うが)マウスピース本体より高く設定された専用リガチャーも世間並みの価格に落ち着いたみたいで、これは朗報だろう。

ちょいと特殊なボディサイズだから、専用があるのはありがたい。

ま、要するに今度のV16は全部面白い、と云いたい訳だ。








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