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zoom RSS Cannonball CAM 5

<<   作成日時 : 2013/04/24 15:17   >>

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アメリカはBARI社のラインアップから"DKOTA"が消えた。


あくまで推測(伝聞)なんだが、Cannonballのサックスを付いてきていた付属モノのマウスピースはBARI"DKOTA"なんじゃないか、と思っていた。

DKOTAそのものには残念ながらお目に掛かった事がないんだけれど、Cannonball付属モノをしげしげと眺めて、次いで、例えば"HYBRID"の画像とか見比べると、ボディ全体の風情やチェンバーの形、ロゴの入る位置など、物凄く良く似ている。

よしんば全く同じでは無いにしろ、これまでの付属モノはBARI製、と見て良いんじゃないか、とは思っている。



で、何が云いたいか、と云うと、このCannonballの付属マウスピース  - これまで公式サイトに載っていた呼び名で云えば "CAM 5" - は、付属マウスピース界の中ではほぼ最強だったろう、と云う事だ。


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こないだ知人と「ぼくがかんがえたさいきょうのふぞくマウスピース(あると&てなーへん)」について地味に盛り上がってみた。

そのやり取りの中でのツートップはYANAGISAWAと、そしてCannonballだった。
如何に贔屓目が過ぎるか良く判る、とは思う。


付属マウスピースの最大の役目は「楽器を買ったその瞬間から、すべてのユーザーがその楽器の持つ性能を十分に引き出す演奏が可能になる」と云う点だろう。

それは勿論YAMAHA 4Cも含むし、カスタムマウスピースの4CMなんかは結構パワフルだし素材についてはマスプロものでは抜群に良いと思う。
ある意味、YAMAHA 4Cは最強の付属マウスピース、と云えなくもないんじゃないか、とは思う。

YANAGISAWAなんかでも(良い頃をご存知の方が見れば最近のものは色々仰りたくなるらしいのだが)、量販マウスピースとしては比較的高精度な作りのハードラバー"4"がついてくるのは、大したもんだと思う。

H.Selmerの場合も有無を云わさず、泣く子も黙る業界標準S90-180だったりSoloistがついてくる。
昨今大分様子が変わってしまったようだが(そんな個体にしか当たらなかっただけなのか)、それでも天下のセルマーだ。

ioはESM製のクラシック向け仕様が同梱されていた、と記憶してるし(吹いた感じ、結構H.Selmer S80あたりに似てたりする)、例のAntiguaはMEYER 5MMだったり、テナーならottolinkがついてくる仕様もある。


個人的にはH.SelmerだろうがMEYERだろうが一度は選定をしたい方なので、正直標準仕様で構わないんだが、そこはそれ、最初から付いてるものの「意味」とか「重み」がある。


ビギナーの方にとっては、新品の楽器の印象=最初のマウスピースの印象、と云っても良いだろうから、付属モノが担う「責任」は、非常に大きい。
ひとまずその"仕様"が、イコール自分の世界の全てになる訳だから、だ。


その意味で、付属マウスピースの果たす役割の大きさを鑑みるに、Cannonballは偉い、と云っておく。
(このweblogではもはや毎年の恒例行事みたいなものなので)

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Cannonballと云うブランド、何せ殆どのスタッフが管楽器奏者であり、社長のTevis Laukat氏は元バリバリのプロフェッショナルプレーヤーだったもんだから、畢竟自社製品のスペックに対しての思い入れは半端じゃない。

(その一方で結構アメリカンな大らかさと云えなくもない"ごにょごにょ"も無くはない所が、いかにも、だ。同じ事をヨーロッパの超有名ブランドがやったら、洒落にならなくなる所だが、そこはlaukat氏の人望、と云う事にしておこう)

当然、自社製品の付属マウスピースについては色々苦心惨憺なさった事だろう。

98Knightシリーズあたりの付属品がどうだったか、なんてのは、資料もないし、現物も見た事ないので何とも云えないが、自分が入手した2004年からつい最近までは"CAM""CTM"と呼ばれたマウスピースが付属していた。

アルトの場合、本国では購入時に"クラシック用"のCAM C*と"ジャズ ブルース ロックetc用"のCAM 5が選べた。
テナーの場合は"CTM C*"か"CTM 7"(一部CTM 5)が選べたようではある。

日本では"クラシック用"は圧倒的にSelmerが強いので(w)、クラシック用の付属モノはハナから付かず(www)、必然的にCAM 5が付いてきた。

(余談になるが、テナーの"CTM7""CTM5"も、実は結構良いと思う。どちらかと云うと野放図にブリブリ云う感じだから、例えばリンクのスラントなんかでボフボフ云う感じをイメージしてもダメだろうが、中々味のあるサウンドがすると思っている)
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自分がCannonballを入手した頃、吹いていたマウスピースはLamberson 6Mがメインで、付属のCAM 5はとりあえずきちんとしまっておいた。

だが、とあるライブがきっかけで、他のメンバーから"よりジャジーなサウンドを"と云われ、試しにCAM 5を吹く事になった。


"DCOTA"の5番に関しては、輸入元のセレクト・インターナショナルさんのwebサイト上の比較表では、ティップオープニングが「.65」となっており(おそらくインチ表記)、ミリ換算にすると「約1.65mm」でSelmer S80 C*(1.70mm)とS90 180(1.50mm)の中間、と云う事になる。

かつてCannonballの公式サイトに行くと「.077」となっていて、これはミリ換算で約「1.956mm」。Selmer S80で云えば"D"(1.90mm)を超え、現行Meyer 6MM(.076インチ…約1.93mm)よりも広め、と云う事になる。

これまで吹いていた感じでは、CB公式サイトの数値が一番しっくり来る。

まあBARI社自体、同じ"5"なら"5"でも、幾つかの仕様があるのが面白い。統一する、って発想無かったんか、と(w

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【追記】

2013年6月現在、Cannonball Musical Instruments社公式サイト FAQ`sにおける情報は

アルト用付属品として、
・CAM 5J Hard Rubber ; Jazz Rock Funk→0.071 inch(標準でBig Bell Stone Series、Vintage Re-Born Seriesに付属)
・CAM C Hard Rubber ; Classical →0.067 inch(標準でSceptyrに付属)
・CAM C* Plastic ; Classical →0.065 inch(標準でAlcazerに付属)

テナー用付属品として、
・CTM 5* Hard Rubber ; Jazz Rock Funk →0.085 inch
・CTM C Hard Rubber ; Classical →0.078 inch
・CTM C* ; Classical →0.072 inch
(付属するモデルはアルト同様)

と云う記述がある。

もう、なにがなんだか良く判らない状態にはなってるが、CAM 5はどうやら"CAM 5J"として(Jが良く判らないがww)現在も付属しているらしい。

テナーがCTM 5になっていて、これはいかにもオープニングが窮屈な印象だが、意外に吹きやすいのでこのチョイスはあり、だろう。


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吹き始めた時期には、Lambersonに比べ、オープニングも相当広く感じたものだ。

かつてMEYER 6MMもしばらく使っていたが、LambersonもMEYERも咥えた感じは実は結構薄い。


それに引き換えCAM 5は、咥えた感じが結構ブ厚く、その結果口が開くので、息の通りは良くなる、ようだ。

かつ適度な抵抗感もあるし、サウンドもある程度フォーカスされていて、意外に使い易いのでは、と思う。

とは云え、どちらかと云えば"大味"な部分もあって、例えば良く出来たMeyerやMouthpiece Cafeあたりの"身の詰った"サウンドからすれば、かなり淡白なものでもあるし、何より圧倒的にパワー感が弱い。

ここは重みのある管体との組み合わせで本領を発揮しそうな所もあり、Cannonballの付属モノとして選定された理由が何となくだが判る気がする。


電気楽器が入るような大音量系のバンドやパワー重視の現場では不足感が否めないが(Meyerに負けた経験がある)、個人的にはビッグバンドやアンサンブル重視のコンボなどでは、キャラの立ち方や音量、トーンなど、実に使い易いバランスだ、と感じている。それこそセクションワークなんかではブレンドしやすいだろう。

個人的な印象としては"実にHornっぽい"ニュアンスが出しやすい。
あまりやかましくなく、それでいてパリパリ云わすには結構楽だ。

開きが狭い、と感じる向きも当然あろうが、そこはそれ付属モノの宿命で、万人に扱い易い、と云う方を採ったのだろう。
実際、ガタイの良いメリケンが使う場合は、もっと開きの広いものにガッツリ息を入れて吹き散らかすんだろうから(←偏見)、そもそも"5"と云う仕様は明らかに狭い、んだろう。



単体でガッツリ吹いた場合ちょいと古い時代のジャッキー・マクリーンの如きザックリとゴリッとした太さも持ちつつ、それでいて丸みのある、エロでスウィートな(ww)方面も出せる。

まさしく"付属モノ"としてはSelmerと並び、最強とも云えそうだ(www



複数所持してみて判ったが、個体差からは逃げられないものの(だって明らかに音質が違うww)、作りは比較的悪くない部類なのでは、と贔屓目でそう思う。



リードとの相性だが、個人的にはVandoren系の、キラキラ感のあるリードが良いように思う。

Vandoren V16やJAVA-RED CUTも良かったし、重みを重視してTrad #2-1/2をメインに使ってても具合が良い。

もっとも、ダークでヘヴィーな方面オンリーなら、例えばRico Jazz Selectなんかでもハマるだろう。

しばらくWoodstoneでも使った事があるが、悪くない。


リガチュアは現在Woodstoneを合わせているが、Lov`ner辺りでも良かった。

マウスピース自体が結構"モコ"る部分もあるので、そのまま重さを求めるサウンドならLov`nerなんかが良いんだろう。

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結局Cannonballのアクセサリーとしての別売には(大っぴらには)ならず、現在入手するならオークションなどをこまめにチェックするしかないのだが、BARI DKOTAを単体で買おうとすると、1万円以上もする(!!

しかも流通在庫しかないのが非常に残念だ。

どうもCannonballユーザーには余り評判がよろしくないのか、時々オークションで見かける。

このマウスピースの面白さを理解する前に手離してしまっておられる諸兄のものだろうが、ちょいと惜しいな、とも思うわけだ。

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「DKOTA」はどうなったんだ!?、とBARIに問い合わせた所、「ディスコンになっちゃったんで、これからは"Hard Rubber"を試して欲しい」と回答が来た。

シャンクの部分に金属があしらわれた、Ralph Morgan Exculiberっぽい(どっちが先かは判らないが)ルックスのものだが、これも日本では相当高額になる。

現地のオークションやwebショップではかなり安く入手出来そうなので(現在の所、日本円で\8000程度)、機会を見つけて試してみたいとは思う。


そして、それよりも、これからCannonballに付属するマウスピースがどうなるのか。

これも問い合わせをしてみたい。




まぁ、とりあえずCannonballモノは押さえておきたい。

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