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zoom RSS Theo Wanne DATTA METAL 7* (前編)

<<   作成日時 : 2012/06/06 13:37   >>

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公式サイトでは既に"Core Sound Series"とされているが、ちょっと前"Performance Line"と呼ばれている最後期に入手した。
(日本国内では未だその表記が使われている)

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これまでは我がPrima-Yanagisawa(もう、このダブルネームも無いんだなぁ…) T-901specialを"豹変"させたPeter Ponzol M2がメインだった訳だが、実は導入当初から気になる点が無かった訳ではなく、使い込んで来るにつれ、顕在化してきた更なる点もあった。

まぁ、通常考えれば文句のつけようが無い位、Ponzol M2は良い。
多分今出ているステンレススティールのものなんか、相当良いに決まってる。
なんとあの音川英二氏も現在はPonzolなんだそうな(氏の使用モデルはM2 Plusだから、更にパワフルなはずww)。



しかしながら、ここまで二つのポイントについて、手前ではどうにも決着が着けられない事があった。



一つ目はサウンド。

現在メインで活動中のバンドの中での音作りのイメージ…バンドサウンドの中心にあるヴォーカルの、ちょっと外側にエッジが見えつつも、アンサンブルでは後ろからズ太く鳴っていて、ソロやオブリガートなんかではゴリッと突き抜けつつ、ブ厚い。
そんなサックスが良い。


そんな中PonzolM2自体はもうこの上無い程にファットでパワフルだ。

以前のモデルなので(多分真鍮製の金メッキもの)本来は意外に軽快で淡白な持ち味なのだが、一緒に買ったBull`s Eyeリガチュアが殊の外良い効果をもたらしていて、ヘヴィーでムチムチでブリブリな方向へ向かわせてくれている。
バンドサウンドの中でもまず埋もれる事は無いし、音量も凄まじいし(w)、"Plus"では無いので却って音質的にカヴァー出来るスタイルも広いのではないか、と思っている。
その上持ち前の"いなたい"風味が満載なのだから堪らない。
この自分が吹いてさえそう思うのだから、普通に巧いプレイヤーなら全く問題は感じないだろう。


但し、どうしても現在一緒に活動中のヴォーカリストの"声質と被って"しまう。

サックスが鳴ってくれば鳴ってくる程、丁度ヴォーカリストの声のオイシイ部分と溶け合ってしまうし、ヴォリュームを上げようとするとなまじっかパワーがある分ヴォーカルを押しのけてしまいそうになる。
そこを押しのけまい、とすると今度は楽器の鳴りを抑える事になって、丁度良いポイントを探すのがちょいと難しい。
仮にサックスのサウンド自体が幾分ガサガサとノイジーであればエッジも立つ、とも思うのだが、Yani T-901もPonzolも実は非常に素直で綺麗な音なので、人間がどうにかするしかない。 


それだけ現在一緒に活動しているヴォーカリストは良い声の持ち主だ、と云う事にもなるし、一般的な話では勿論無いのだけれど、現状メインの活動の中では重要なポイントだ。

異質なサウンドが融合して味が出る、のがバンドサウンドの面白い処なのだが、溶け合い過ぎるのも又困った話なのだなあ、と思うに至った。

ヴォーカリスト本人もバンドのメンバーからも特段意見も要求も無かったのだが、やはり歌伴は歌を活かしてなんぼ、だろうし、そんな中で自分のアピールもせにゃならん、と感じ始めたら、ハマってしまった。
そんな思いを引きずりながら演奏する、のも結構辛いものがある。

リードのマッチングも色々いじってみたけれど、Vandoren Java Red-Cut #3 との相性が良く、今の処これ以外だと自分的に厳しい。
#2-1/2にしたり、ガサガサでは定評のある(?)RICO #2-1/2も試してみたが、ライブ後半には結構腰がヘロヘロになってきて、長時間になると辛くなってくる。
絶妙なフェイシングの為、リードが効率よく振動してくれるから多少硬めのリードの方がむしろ良いようだ。



二つ目はその"サイズ"。

ビークの高さ、横幅の広さ、欲しいサウンドを得る為のブレスの量と速さ、などなど、最近少々"手に余る"ように感じてきた。

これは体力の低下だったり、そもそもの技術の問題だったりもするんだろうけれど、最近のコンセプトである"コンパクトに吹く"事からすれば、少々音を出す事自体を頑張りすぎてしまう傾向に繋がっているのでは、とも感じるようになってきた。
生音がデカい為か、ライブなどでもノンマイク(あるいはノンモニター)でやる状況が多く、ハコの大きさによってついつい頑張り過ぎてしまってオーヴァーブロウになってしまい、最近肝心の演奏内容が薄い事が増えて来た。

またPonzolがどこまでも息が入ってデカく吹ける、事も要因なのかも知れないし(笑)、まぁ、技術と体力でねじ伏せちゃえば良いって話なんだが、どうもその余裕が作れずにいる。

先のポイントと併せて、リードやリガチュアでマッチングを取ろうとしたが、結局スタート時のJava Red-Cut#3とBull`s Eyeに戻ってしまう。
SAXXASリガチュアを試してみたかったが、中々高価な為、在庫を置くショップが近所に無い為叶わなかった。





まったく贅沢極まりない悩みなんだけれども、要するに、プレイヤーとサウンドとギアのバランスが取り辛い状況があった訳だ。
そもそも技術・体力が伴わない上に、マウスピースを活かす為にプレイヤーの持ち味が犠牲になるんでは、こりゃ本末転倒だし、そこを乗り越える"訓練"の為に割ける時間は殆ど無い。
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で、よりコンパクトに吹けていながら、よりエッジーな方面にも行けるサウンドを持ち、なおかつサイズ的に"手の内に収まる"感のする作りの良いマウスピース探しに乗り出す事となって、1シーズン位の時間を要した。

やはりPonzolに並ぶ、作りの良いマウスピース、となると結構選ぶのが難しくなる。

昨今テナーのマウスピースは付加価値が多くなり、その価格が結構高額なものまで登場している。
自分の嗜好としては、Otto Link系よりBerg Larsen系、なんだけれども、所謂Guardalaな、ムチムチでブリブリな方面も捨てがたい。
数年前に知人の持っている一瞬だけMB IIを吹かせて貰ったが、その"F1マシン"のようなポテンシャルに驚いたものだ。

だがDave Guardala自体はOtto Link同様で既に"神格化"している部分もあり、これからコンディションの良いものを入手しようとすると大事になる事が予想されたし、そこまでのエネルギーを割くのなら練習に回した方が健全でもある(とは云えそうそう時間も取れないのが現状なんだが)。

おまけに経済的余裕が全く無い状態だから数万円キャッシュで払うオークションやコレクターから購入する訳にはいかないし、現物を試す為に都会まで出掛けていって当たりを探す事も叶わない上で、結局は試さず買うリスクもある。


同じリスクを背負うならば、と、とりあえずは情報を集めまくり、様々試行錯誤を繰り返し、バンドのサウンドとのブレンド具合を想定しつつ自分の嗜好を掘り下げ、、気がつけば季節が変わっていた。



一つ、方向性の決め手は「東京JAZZ」の映像でTOM SCOTT氏の演奏に触れた事だ。

ああ、やっぱりこの人を追いかけなきゃいかんなぁ、と不遜にも思い込んでしまい(w)、彼の愛用する処のWOODSTONE METAL(これも欲しかったんだが、予算を軽〜〜くオーバーしていたので泣く泣く却下した)のスペックを元に、自分の嗜好を掘り下げていった結果だ。


Ponzol M2自体はハイバッフル仕様、スモールチェンバー(輸入元での表記・実感としては相当大きい)で、サウンドそのものは非常に好みであった。

であるなら、同様にハイバッフルで大きめのチェンバーを持つものが良かろう、と。
ハイバッフルについてはサウンド面の事が大きく取り上げられるけれども、息の流れを加速してくれる面も大きく、その意味で息圧が稼げない向きにも一助になる、と思っている。
(実際はチェンバー容積や設計が息の流れを決めると思うので、そう単純な話じゃないんだろうけれど)
Dukoff位になっちゃうとサウンド的に融通が利かなくなってくる部分もあろうから(自分がコントロールしきれない)、ミディアムチェンバーでもバランスの良いものがあれば、中域・低域の音の太さ、厚みも担保出来るかなぁ、と。


加えて、Ponzolよりも"細身"である事。
最終的に、パワーの部分では幾分犠牲を払っても、オープニングやフェイシングなど含めて扱い易さを取る事を優先した。



頑なにLink系に行かない辺りが自分でも滑稽になるのだが、候補自体は何機種にも及び、計画も練り直し、最終的に選び出したのがTheo Wanneの新しいラインアップ、DATTAの7*だった(はい、ここ笑う処)。



問題は、そう、吹かずに買う事である。

(続く)

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