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zoom RSS Rico #3 and #2-1/2

<<   作成日時 : 2011/05/28 14:28   >>

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「あれ!?RICOって硬くなった!?」と云うのが、多分20年近く振りに吹いてみた第一印象。

常々RICO系のリードとは相性が悪いなぁ、と思っていたけれど、本当にそうなのかケリを付けたくなった。近年とみに1箱辺りのコストパフォーマンスって処がリード選びの切実な問題としてあって、長年安さ爆発なRICOが今どうなのか、知りたくなった。

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サックスを始めて、最初に使ったリードはLa Voz。
とりもなおさずそれは、伊東たけし氏が使っている、と云う、ただそれだけの理由だった。

一時Vandoren Javaに移るが(これは本田雅人氏wwww)、すぐにRICO ROYALに。
その後は、実は頑なにVandoren系は使わず、QUEENとか、HEMKEとか、もう名前も忘れたイタリア系のリードとかを経由しつつ、当時新発売のRICO JAZZ及びRICO JAZZ SELECTへ。
とりあえず、何が自分に合うのか、を手探り状態だった訳で、大分無理もしたけれど、様々使ってみる事にした訳だ。

RICO JAZZは好きで大分使ってみたが、不人気だったのか暫く後にラインアップから消えたが、RICO JAZZ SELECTは(当時からちょいと価格が高かったが)何せ名前が良く(失笑)、しばらく使ったのを覚えている。

後にDave Guardalaとかを経由した後、Vandorenが満を持した"V16"が出たので、これへ。

勿論、David Sanborn氏が使っていたからである(w)。

そんな時期を遥かに越えて、この10年位はVandoren中心にWoodstoneを織り交ぜている状態。
やはり自分が吹いた時に、コシがあって、ダイナミックレンジが広く出せる、太く張りのあるキラキラした音のリードが良い、と結論が出たから、なのだが、折に触れあれこれ使ってみてもいる。


そんな中、先日RICO RESERVEを試してみたくなって(これはかの宮崎隆睦氏が絶賛した、との情報を得たw)、非常に高額だったが、思い切ってみた。

ところが、やはりこのリード、自分には勿体無かったようで、どうにも思うように扱えなんだ。

思えばRICO系のリードにはずっと縁が薄くなっている。
あれこれなんだかんだ、生意気を云っているのだけれど、本当にRICO系は相性が悪いんだろうか、と。
こんなにあれこれ贅沢を云える身分でも腕前でも無いけれど、本当にRICO系はいかんのだろうか、と。

勿論長年RICOは沢山のプレイヤーに支持されて今日まである訳だけれども、しがない自分のようなプレイヤーが云々すべき問題では無かろうが、ここらで一つ"原点"に返って、自分とRICO系リードの相性を探ってみよう、と思った。

今回のエントリーはそんな訳で、あくまで自分の備忘録だ。

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何せ昔はVandoren TradとRICO位しか楽器屋さんには置いていず、"紫の"か"赤いの"の二択だった訳だ。
(Vandoren Tradが紫だった頃をご存知の方は少なくあるまい)
その頃は金管楽器をやっていたが、部室にあるサックスケースの中は大概どちらかが入っていて、とても印象に残っていた、と云うのがある。

その後、サックスを吹き始めた辺りでは、もう相当多くのリードが流通していて、先述のように遍歴を重ねた訳だけれども、時々冒険をして色々なリードを使ってみてはいた。

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実は今回、実に約20年振り位に"赤リコ"を買ってみた。
アルト用の#2-1/2、#3とテナー用の#2-1/2。

昔の印象では、とにかく"硬くて"、"苦くて"、"ペラい"。
当時はジャズの王道を目指していた訳では無かったから、いわゆるスモーキーでガサガサしたサウンドにはついぞ惹かれた事は無く、そんな印象を持ってしまったRICOからは自然と遠のいてしまった、と云う経緯がある。


都市部ではどうか判らないし、自分の住んでいる地域以外は判らないが、少なくとも、今の自分の行動範囲では、実は"赤リコ"は殆ど目にする事は無い。

つまりは、非常に保守的な土地柄で余り多様性は求められないようなので、とりあえずVandorenがあればどうにかなる、訳だ。
勿論RICOユーザーも多くいらっしゃるのだろうが、おそらくはRICO JAZZ SELECTあたりに流れてしまわれたのだろうし、現在では通販も充実しているからそれ程不都合は感じないのかも知れない。

なので、今回も普段の行動範囲をちょいと拡げてみた処で偶然引っかかった訳なのだが。



とある現場で偶然にもDukoff D8にRICO #2-1/2を合わせてみたら、これが結構面白かった。

丁度普段合わせているVandoren Trad#2-1/2、Woodstone #3-1/2の手持ちのもので良いのが無く、たまたま試験的に買ってみたRICO #2-1/2があったので。
La Vozのようなギラギラ感・のびやかさは無いものの、逆に倍音が引き締まったかのような、まとまりの良い出音がしてくれて(たまたまか?)、その日はそれで通した。

で、調子に乗って後日Ralph Morgan Excalibur 7ELにRICO #2-1/2を合わせてみたら、笑った。

艶っぽさが売りのVandorenとは対照的なあまりのスモーキーさとガサガサ感(w)。

"石川さゆり"が一瞬で"青江美奈"に変わったような、宇多田ヒカルが一瞬で藤圭子に変わったような(こっちはそんなにギャップ無いかwww)、そんな印象があった。

適度なハスキー感と、抑えられて中域にギュッと絞られた倍音感、とでも云おうか。
黙って吹けばピタリと野太いジャズな音、と云うのはオーヴァーだろうけれど、中・低域は渋く太く、高域に行くに従って徐々にハスキーさが増すような感覚もあり、これでMeyerか何か吹いた日にゃあーた、"まんま"だなぁ、と、少なくともここしばらく無かった、笑いが出た。


で、リードそのものがペラいか、と云うとさにあらず、今回試してみたアルト用#2-1/2はVandoren Trad #2-1/2よりは多少柔らかい程度、#3は多少硬い程度に感じ、テナー用の#2-1/2はVandoren Java-RED CUT#3とほぼ同じ感覚で吹けた。

昔の印象を持った状態で試したが、もっとペラく感じるリードも沢山ある中で、これは意外な発見だった。
ちなみにRICOにおける"#2-1/2"は丁度ラインアップの真ん中に当たるのだが、今回吹いたこの感覚はとても納得。
テナーの皆さんが大好きな"4"は既にラインアップ上には無い。
ずっとRICOがお好きで使い続けて来られた向き、にはおそらくこの仕様変更は受け入れ難いものだったのではないだろうか?


いわゆるパレットにあたる部分はとても広く、ヴァンプの盛り上がりは低く、全体的に平たい印象。
ここは概ね昔と同じらしい。

やはり、と云うか、当然と云うかVandoren的なしっとりキラキラな成分は少ないように思う。
中・低域の野太さは流石。いわゆる"ダーク"なサウンドがスルッと得られるように思うが、しかし、エッジーな成分は必要十分に出ている印象。

自分が吹いた場合は、音色・音量のレンジはそう広くなく、同じキャラの音色がダイナミクスの大小に伴ってブレスノイズを纏う量が変わる、と云う印象だった。
勿論吹き手、マウスピースとの相性はあろうが、自分が吹いた場合はやはりVandoren系の、フレンチカットものの方が色々な意味でレンジが広く感じた。

多分、狙ったトーンとヴォリュームをずーっと維持したまま吹きたい、とか、ある特定のスウィートスポットを狙ったスタイルなら最適なんだろうな、と。

もっとも、自分は"そっち方面"では無いので、今後継続してこれを使うか、と云えば、多分Vandoren系に戻るのだろう、とも思うが、昨今、"背に腹は代えられない"場面も多く、Vandorenが手に入らない時のリリーフ用として、これならイケる、と偉そうにも思った。


で、吹き続ける中で、あまりリード自体の"ヘタり"と云うのは感じなかったのは意外だった。

非常に骨っぽく、ゴキゴキした腰で、アメリカンカットのリードとしては、自分の中では異例、と感じる部分があった。
ところが一度外して、日を置いてから再度試そう、としたら、これが中々鳴らない。
だから、RICOを吹く場合、吹き始めたら最後、求道者のように吹き続けなければいけないのだろう(w)
価格が安めだから、しのごの云わずみみっちくならないでバンバン使え、と云う事なのか。
多分、マウスピースから外した段階で、命が尽きるのかも知れない。
なんてストイックなリードなんだろう。存在自体が"ジャズ"なのか。

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今回は#2-1/2と#3の両方を試してみたが、個体差なのだろう、どちらもそこそこイケた。
昔の硬さの感覚よりも大分しっかりしてる印象だから、今回のチョイスは自分には丁度良い辺りだったようだ。

多分、リードそのもの(材料?)の質も含め、クオリティコントロールのアヴェレージが上がった気がする。
(でもリードの長さがまちまちになってたりするあたり、ちょっとRICOっぽくて嬉しい気がするw)



ちなみに味はどっちかっつーと苦いが、昔ほどじゃない気がした。










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☆対決!D'Addario SELECT JAZZ vs Vandoren Java(前編)
そんなこんなでBerg Larsen 110/3Mのリード探しの旅の空から。 ...続きを見る
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