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zoom RSS Ralph Morgan Excalibur 7E(レビュー編)

<<   作成日時 : 2011/05/14 15:09   >>

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まぁレビューなんてのはおこがましいんだけれど、そんなこんなで、一時は勿体無くも「何でこんなの買っちまったかなぁ」とほざいていたExcaliburだが、ようやく、本当にようやくだが、そこそこきちんと音が出るようになって来たようなので、ちょっと書いてみようと思う。

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ラルフ・モーガン氏はH.Selmerのデザイナーで云々、って話はweb上に転がっているので、興味がおありな向きはどしどしググって頂きたい。
又、彼の死後もブランドは残っているし、彼の元にいた職人達がMouthpiece Cafeなるブランドを立ち上げ、質の良いマウスピースを供給している、との話もある。
(実物なんて拝んだ事も無いのが地方の悲しさだ)


で、Excalibur7E。久しぶりに出してきて、改めて向き合ったら、中々結構これが面白い。
これは今でもラインアップに残っているようだが、購入は10数年前なので、若干スペックに差はあるのだろう。


"7E"と云うのはラインアップの中でもオープニングは広め、チェンバーも広め。(追記:かと思ったら、何の事はない、単なる勘違いで、いわゆるミディアムチェンバーものだった)
このExcaliburを買った当時はサックスを始めて多分1年足らずだったはず、何でそんなスペックで買ったのか今となっては良く判らない(それもこれも例の「JAZZ ○IFE」が原因、と云う事にしておこうwwww)

当時はろくすっぽ吹けない状態で、とにかくとにかくバリバリ云わせたくて、ブレスコントロールの"ブ"の字も知らず、金管楽器的なニュアンスで"とりあえずデカけりゃ良いだろう""ドカンと吹ければ良いのだ"的な、おもいっきり勘違いで背伸びしっぱなしの、身の程知らずも甚だしい時期だった事は間違いない。

全く、若気の至りとは恐ろしいもんだ。

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マウスピース本体は短く、薄く、細い。
中々合うリガチュアも無いんだが、たまたま手持ちのD.Bonardがイケそうだったので使っている。
勿論そのままでは合わないので、マウスピースの背の部分に厚めのパッチを1枚貼ってしのいでいる。


咥えた感じもこれまた薄く、細い。
流石にDukoff程ではないけれど、Cannonball CAM5に慣れていると相当に薄く感じる。
(CAM5は咥えた"厚み"がかなりあるタイプのマウスピースなので余計にそう思うのだろう)

咥えた感じは一種Selmer的だなぁ、と思う節もあるっちゃーあるが、Selmerのそれよりはやはり薄く細く感じる。
おそらくは"非常に整った"作り、がそう感じさせるんじゃねーか、と相変わらず"知ったか"な自分が顔を出したが、ともかくもそんな印象も持った。


スペック上かなりオープニングが広い訳だが、なんでもmeyer換算で"7"にもなるらしい。

Cannonball CAM5に慣れているせいもあるだろうし、フェイシングの処理が絶妙な所に起因するのだろうが、吹き始めは云う程の広さを感じず「意外に狭いなぁ」と感じたが、慣れてくるとかなりな"幅"を感じる事になった。

確かに広い。
特にピッチコントロールは多少難儀に感じられた。柔らかめのリードでは更に技術を要するだろう。
素直にもう少し狭いものにしておけば良かった、訳だが、当時そんな事はお構いなし、でドカドカ吹ければ良かったのである。

バッフルは多少(云うてもほんの僅かだが)高くなっている気もして、全ての音域に渡って息の通りはスムースそのもの。

特に高域の音の伸びは特筆もので、とにかく痩せず、多少の硬さを持って面白い程グイグイいく。
こないだ吹いたSelmerのSPIRITもグイグイだったが、勿論音色は全然違う。
やはりSelmerよりは"meyer"っぽさが感じられたし、この辺りはラージチェンバーだから、なんだろう。


音量も、ラバーマウスピースにしては相当出ている方ではないか、と思う。
流石に電気モノが入った5〜6人編成のバンドではノーマイクでは辛かったが、拡声手段があるなら問題は無いだろう。

音質的には、流石にSelmerの流れがあるのだろう、実に綺麗な音の出るマウスピースだと云える。
使用したリードは今回、Vandoren Trad#2-1/2、同じくJava-RED CUT#2-1/2、RICO#2-1/2と#3、Woodstone#3-1/2だったが、どのリードでも概ね印象は変わらない(流石にRICOだけは独特の"平たい""スモーキー"な感じだったが)。


懸案の、音の"重さ"も、徐々に沁み出すように感じられた。
リードがリードだ、と云う点もあろうが、育ちの良さ、と云うか出来の良さ、と云うか、素材の良さ的なものなのかな、と勝手に感じている。
この辺り、"ヨーロピアンハードラバーを使用し、熟練の職人がハンドメイドで仕上げてます"的な所が出ているのだろうか?
特にVandoren TradではSelmer並みのノーブルさが出たように思う(自画自賛)。


一方で、このマウスピースでは懸案の"欲しいガサガサ感""欲しいエッジーなサウンド"は自分には出せないかな、とも思った。いわゆるアメリカンカット(最近はRICOのせいで"アンファイルドカット"って云わないといけない風潮だが)の代表格を持って来ても、どうにも整い過ぎている、とでも云えば良いのか。
吹く人間のガサツさを全く無視して(w)、マウスピースはひたすら自らに与えられた性格を全うしようとしている。

やはりガサガサ云うあたりは素直にmeyerに求めるのが"筋"ってもんで、Excaliburはあくまで"音の純度"を求める向きに最適、と云う事になるのやも知れない。
それ程に綺麗な印象があった。
今後ラインアップにあるミディアムチェンバーのものに出会う事があったとしたら、勿論試してみようとも思う。
(追記:↑実はミディアムチェンバーものだった。他のミディアムものに比べ、やはりエッジーな部分が抑えられていて結果的に扱い易い、と感じた)

先述のバンドでは、音量は問題ない、との事だったが、やはりエッジの部分で、欲しい"抜け"感が得られなかったのは事実。
やってる曲調による部分が大きい訳だから、このバンドには素直にDukoffを持ってくる事になりそうだが、こないだ入手したBeechler Diamond Inlay S6Sが比較的合いそうなので、そちらになるかも知れない。



例えばビッグバンドなどのソリストなんかには良いだろう。
オープニングは多少広めなので、6あたりがフレキシビリティもありそうだから、6E、って処だろうか。

価格が何せ結構なものだし、流通が今どれだけあって、ニーズがどれだけなものなのか皆目判らないが(そもそも最近はマウスピース選びそのものがかなりニッチな作業になっている印象はあるが)、まぁ、良い時代に良いものを買っておいて良かった、と思えるものだ。

手持ちのマウスピースは一時期殆どを処分したのだが、これだけは何故かいつも手元において置いた。
勿論初期投資の高さ、によるものだけれども、折々で吹いて、その度中々良い音がしなかった事に悔しさを覚えていたんだろう、いつか、どうにかしてやる的な思いが知らず知らずのうちにあったのかも知れない。

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今後、このExcaliburが、自分にとっての"デフォルト"ラバーになるのかどうか、そこんところは未だ判らない。
但し、とても良く出来た(自分には不釣合いかも知れない程に)マウスピースだ、と云うのは判ったので、これまでよりは登場する頻度は上がるだろう。

何せ名前が"Excalibur"…そう、アーサー王の手にした魔法の力を持つ剣の名前だ。
Cannonballにもかつてこの名前がついたモデルがあった訳で、どうも縁浅からぬものだ、とも思う訳だし。

とりあえず、もうしばらくは馴染んでみようと思う。

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