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zoom RSS ★対決!P.Yanagisawa VS Cannonball(前編

<<   作成日時 : 2010/06/15 09:07   >>

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昔デビルマンがマジンガーZに「お前の弱点は空を飛べない事だ」と云った事がある。
("ジェットスクランダー"への前フリ)

昔々「東映まんがまつり」では、自社製作のアニメーションのコラボ企画が随分あって、前述のようなものや「グレートマジンガー対ゲッターロボ」「グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣」など時には放送局の枠まで超えた、結構ムチャ振りな"イベント"として、夏休み・冬休みなど映画館の賑わいを誘ったものだった。

(詳しくはwikipedia「東映まんがまつり」へ)

で、今回はその無理くり企画にも似たエントリーをぶちあげてみよう、と思う。

別にCannonballがメカメカしいからマジンガーZ、と云う事では決して無いので(P.Yanagisawaにも空を飛ぶ緑色のサックスなんて無いのだからw)、決して決して誤解の無きよう。


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しばらく前のエントリーのコメントにこんなものを頂いていた。

「キャノンボールがすごい気になってきたのですが、ヤナギサワと比べるとどちらが太く甘くべっとりとしたものになるのでしょうか?」
「音色の幅の広さとかはヤナギと比較してどうなっていますか?キャノンボールは見た目とは裏腹にかなりニュートラルのようですので、次買おうと思ってるヤナギサワと勝負させてみたくて。」
「今柳沢で気になっているのは、992と9937ですね。ちょっと変わった素材を試してみたいので。フィニッシュについてはメッキとかは選択肢に考えていません。ブラスをむき出しにしてしまうのが好きなので。」
「金メッキは経済的に敬遠してしまいますね。。。次は最後の一本にしたいのですが、メッキは割と簡単に剥がれてしまうそうなイメージも有りますし。ただ、メッキ物も実際に吹いてみたいことは確かですね。こちらの田舎にはa-9937あたりでも見たことありませんw田舎では992ぐらいで限界ですね。」
「太くて甘くてねっとりエロイのをさがしています。今までは、エッジのはっきりとした、鋭く、かつ雑味のある割と攻撃的な音を追求していました。が最近は癒されたいのか、芯があり、なおかつ温かみある音に惹かれます。」


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おそらく色々楽器についての情報を物色する中、当blogにお越し頂き、コメントを残して頂いた訳で、例え行きずりに残されたコメントであっても出来る限りきちんとしたお答えを出そう出そうとしていたのだが、中々重い腰が上がらなかった。

つまり、冒頭の「マジンガーZ 対 デビルマン」的なものでもあると思うのだ。

それぞれ特徴はあろうけれど、様々な要素を鑑みて猶、単純な比較など中々出来るものではない。
まして自分如きが楽器のなんたるかを口にするのは全くもって不遜であり、おこがましいことこの上ない。
(その割には過去様々書いてきたが、基本スタンスは変わっていないので念の為)

おまけに試奏出来たタイミングにもよる。P.Yanagisawa A-9937PGPに出会ったのはもう5年も前の話で、今とは又吹き手の環境も変わっているから、今吹いた場合の印象とは違ってくる部分もあるかも知れない。
勿論、大筋は同じだろうけれど。

それに加え、結局の処、最初の段階で「楽器」「仕掛(マウスピース・リード・リガチュアなど)」「奏者」この3者のバランスを「どう」取るか、が問題になってくる事実もある。
仕掛の部分は未だ比較的判りやすいが、楽器本体はよくよく付き合ってみないと判らない部分が多い。


なので、現在、ここまでに至る中で、それぞれのブランドについての思い、を述べさせて頂く事で、前述のコメントへの回答としたい。


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まずはP.Yanagisawa。

T-901specialを購入して今年で丸10年になる事に気がついた。

本格的にテナーをいじり始めてからは未だ4〜5年と云う処だし、別に"部活"で吹いてる訳でもないから毎日いじってもいない。
なので時間の経過が非常に緩やかに感じるけれども、この4〜5年、特に過去1年程は音作りで悩んだりしていた分密度が濃かったように思う。

比較的軽量級に分類されるであろうT-901specialだが、冬場から「仕掛」を一新して「豹変」した感がある。
英語で云えばJaguer Changeと云うことになる(嘘

何だ、自分はまだまだこいつの事を知らなかったんだ、と恥ずかしくも思えた。
そのパワフルさ加減と遠鳴り、少なくともパワーについて云えば所謂上級機種と比較しても何ら遜色は無い。
今自分の中で欲しくてたまらない中域あたりの厚さ、低域の重み、についてはは若干弱い部分はあるか、傍で聞いて比較しない限りは判り辛いレベルだろう。

ボディの軽さは勿論の特徴なのだが、パワーを入れていって響きが飽和しかけている中でも、元々持っている「音の綺麗さ」を可能な限り保とうとけなげに鳴るその様は、何とも日本的な美意識を感じるようだ。

この辺を(言葉が悪くて恐縮だが)「窮屈」と感じていたけれども、パワーのある仕掛でも佇まいを崩さずにいよう、とする、和服をきちんと着こなしているかのようだ。
ある種の"硬さ"はある、とも感じているが、鳴りが止まる、とか響きが薄い、と云う感覚は、実は最近少なく感じるようになり、平たく、薄っぺらく、"張り付いてる"感覚も以前に比べれば少ないように感じている。

ようするにもっと吹き込め、と云う処なんだろう。

サウンドの厚みや重み、と云った、その「窮屈さ」を超えた処の"味"を引き出すまでは、まだまだ掛かりそうだが、同時に面白そうでもある。

時々ハードラバーのマウスピースも出してみるのだが(所有している個体はどうもハードラバーとの相性が良いようだが、現場のニーズでどうしてもメタルになる事が多い)、その柔らかでふくよかな響きはとてもとても20万円台とも思えない程の味が出てきた。

Cadesonの白いヤツ(T-902BSS)や902Vがもう最近とにかく気になって仕方が無いのだが、経済的に改善されるまではもう少し時間が掛かりそうだから、その間、T-901specialともう少し向き合う事になるので、出来る事は全部やってみたい。
仕掛についてもアイディアがあるので、それも試してみないと、少なくともこれ以上は話が出来なさそうだ。

ひとまず懸案だった部分に若干の改造を加えてみて、ホールド感が劇的に変わったので、このアイディアは(例えCadesonやCBに移行しても)資産にしようと思う。
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知人にT-902を購入した初心者の方がいらっしゃるが、購入から1年程経った頃から(勿論ご本人の上達の賜物なのだけれど)サウンドに重みや深み、奥行きのある響きが出てきた。
つまりは滅茶苦茶良いサウンドで鳴っているのだ。

以前別な知人が持っていたA-902は、硬さやエッジーなサウンドだけが目だってしまっていて、見た目以上に難しいんだなぁ、と思ってもいた。

が、丁寧に吹き込んであげる事でここまでふくよかなサウンドになるのか、と改めてブロンズブラスの威力を見せ付けられたようだった。

同時にP.Yanagisawaの実力も見せ付けられた訳だが、このブロンズブラスの使いこなし、にはP.Yanagisawaにはやはり一日の長があるのだろう。
特に軽量級の90xシリーズには、このブロンズブラスと云うのは合っているのかも知れない。


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残念ながらテナーに関しては"99x"シリーズに出会った事は無く(勿論用いられた演奏は聴いた事はある)、何ともいえない部分なのだが、アルトについては最近宮崎隆睦氏の演奏を某所の動画で拝見し、ぶったまげた。

おそらく例の14Kネック、あるいは(遠目の映像だったので未確認)例の14Kサックスなのかも知れないが、その、何とも云えない濃厚かつエッジーで凄まじく美しいサウンドにはやられた。

アンチの皆さんにはとにかく材質云々が云われる処ではあるけれど(ネックに関しては、自分でも、改善して貰えたら、と云う思いはうっすらある)、その材質を活かし切る製作技術と設計思想、楽器に絶大な信頼をおいているプレーヤーとのリレーション、そんなコンビネーションを誇るブランドは、そうそう無いのではないか。
たまたま自分の周りにはCBやCadesonもあるので、実は珍しくないのだけれど、P.Yanagisawaについては特にその思いが強い。

「後はプレーヤーが頑張る」、ちょっと頑固だけれども、P.Yanagisawaに云われると、そうだね、頑張ろう、と云う気になるのは、未だ自分が未熟なのだろうか。
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最近は自分の所属バンドでも特定の曲でしかテナーが登場しなくなっているが、それでは勿体無いので、もっと活用してあげたい。

アルトがメンテを終えた為、現在はアルトが多くなっているけれども(なのでとっさの頭の切り替えが非常に難しいww)テナーも重要な存在なのだから、練習に励んで使える状態を維持したいものだ。



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