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zoom RSS J.Michael TN-600 & TN-1100GM

<<   作成日時 : 2009/01/02 14:31   >>

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ちょいと前のエントリーにJ.Michaelさんのサックスについて書かせて戴いたが、今回はそれに追記っぽくいってみよう。

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*この記事の内容はあくまで個人の感想のレベルであって、特定の企業、製品について、なんら恣意的なものは含まない事をくれぐれも御承知置き頂きたいし、読者に内容を強制するものではありません。
また楽器の製品の性格上、個体差があると云う前提に基づき、実際の購入に関してはあくまで読者自身の判断によるものとし、このblogの管理人、協力店、記事内容、およびbiglobeは何の責任も負わないものと致します。
以上を御理解頂けた方のみ、ここから先の記述をお読み下さい。
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そこでも書いたが、実は最近よくお借りする楽器がJ.MichaelさんのTN-600だ。

所謂"廉価版"サックス、中国製サックスの代表格で、実売ではかなーり、かなーりな安価で入手出来る。
輸入元では検品体制も整えていて、検品カードを添付するなど、非常に頑張っておられる。
流通も活発なので、店頭でもオークションでも非常に多く目にするのではないか。

また、知人の一人が同じくJ.MichaekさんのTN-1100GMを買った。J.Micaelさんお得意(ww)の"ガンメタリック"仕様のもので、こちらはキーアクションにニードルスプリングを用いるなど少し贅沢な作りだ。

前のエントリーでも書いた内容だが、どちらも出音が中々充実したもので、例えばある程度キャリアをお持ちのプレイヤーなら出音で高いか安いかを判断するのは難しいかも知れない。

勿論、よく話題になるキーアクションの問題や、音程など、そこも出音…演奏に非っ常に大きく関わるから、最終的には判ってしまうのだろうが、パッと聞き、であればまず判らないだろう。

それどころか、何々どうして、そこそこちゃんとした(どうも"上から目線"になってしまうのだが、ご容赦あれ)サウンドが出せるので、吹いていても中々楽しい。

音色の色彩感に乏しいのは(吹き手の問題も大いにあるのだが)いま少し"幅"が欲しい処。
しかしながら音圧は十分。メタルマウスピースとの相性が良い印象もある。
音質も云う程軽くは感じなかったし、むしろ中域がとてもまとまった"骨太な"印象もある。
高次倍音の煌びやかさ、華やかさは流石に厳しいものがあるけれど、ここは音色の好みの問題。

なので、例えばそれ程込み入った事を求めない演奏スタイルで、豪快に吹き飛ばすだけなのであれば、国産の廉価版よりも却って良いのかも知れない。

キーアクションについては残念ながら未だ未だ改良の余地は多いように感じる。
バネの重さ、ストローク、高さなど、直接演奏に関わる部分だけに、早期の改善が望まれる処だ。
構造的な問題で、調整だけでは追い込めない部分も多いのだ、と聞く。
初心者、初級者の方には辛い処だろうから、尚更だ。

自分が実際に使うのであれば、まずきっちりと選定して(未だ未だ個体差がとても多いように思うからだ)レスポンスの良い物、音程の良い物を選び、キーアクション周り、トーンホールなどを中心にある程度手を入れてあげれば十分使用に耐えうるものもあるように思う。

しかし、そこまで時間と手間とコストを掛けるのであれば、最初からYAMAHAやP.YANAGISAWAに、となってしまう現状は惜しい処だ。

これまで挙げた幾つかのマイナスポイントは、特に、これから楽器を始めよう、とする向きにはストレスにもなり得る部分だから、個人的には初心者、初級者の方の"最初の一本"とするより、、中級レベルの方がサブ楽器として追加購入、持ち替え用として使うのには良いのかも、と思ったりもする。

有名ブランドのものは、その辺がきちんと担保されているから、薦める方も売る方も安心できる。

が、数年のうちにはそんな状況も変わるかも知れない。

一時は"楽器の形をしたオブジェ"などと揶揄される事が多かったであろう中国製楽器であろうが、このところJ.Michealさんの楽器に触れ、いやいやそうでもないだろう、と思えるようにもなってきた。

実際そう思わせるポテンシャルは、J.Micaelさんの楽器には感じる処がある。

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とかく本格を目指す場合には"廉価版"と聞くだけで眉をひそめる事少なくない。

特にサックスの場合、国内で既にYAMAHAさん、P.YANAGISAWAさんと云う2大巨頭がある訳だし、最近ではSAXZさんはじめ新興ブランドも出て来ている。勿論SelmerはじめKeilwerth、Connなどを始め、我がCB、Cadeson、ioなど、実はもうありとあらゆるブランドのものが手に入る状況にある。

それだけではない。それぞれのブランドの殆どが正式に輸入代理店を通じ輸入されており、在庫、供給、検品体制
など整った状態にある(十分か不十分かはさておき)、と云うのは、これは世界的に見ても非常に珍しいのでは、と時々思う。
テンプレート的な、コンビニエントな、マスプロダクトな家電製品や自動車とは異なる、全てがデリケートな楽器の世界の話だからだ。

しかも、例えば中学校あたりの吹奏楽部であっても(コンディションの如何は問わず)、名のあるブランドのものが備品になっており、きちんと整備さえされていれば、音のまずさは楽器のせいに出来ない程でもあろう。

そんな中、全部が全部、世界的な超有名メーカーのもので占めるべき、とは云えない状況もあるのは、大人の方々ならご推察頂けるだろう。

世の中"予算"は大事だから、だ。

特に昨今、不景気のあおりで"趣味"に費やす初期投資の金額は当然ながら絞られる傾向にある。
楽器なんてのは最たるものだから、畢竟如実に現れる。

勿論、そんな中だからこそある程度のレベルの楽器を買わなければ、と仰る向きも大勢おられて、それはとてもラッキーな事だから、可能な限りそうするのが良いとは思う。

但し、そうは云うけれど先立つものが…と云う、もう一方の意見を押し留められる方は、そうそうおられない筈だ。
楽器、音楽に触れたい方々の全員が、潤沢な資金を投入出来る状況には無い、訳だ。


そんな中、数年前からの台湾製サックスの目覚しい興隆は市場には有難かった。
同程度の価格帯で、それまでより1ランク上に値するような機種が続々出ていたからだ。

流石に最近は価格も逆にこなれて来て(wwww)、「台湾製のくせにこんな高いモデル…」と揶揄される事も多くなってきた。非常に心外なのだが(ww)、そこも高級ブランドに慣れた故の"上から目線"発言と思い、腹も立てずにいる。
台湾は実際、世界の管楽器産業を支える程にまで成長し、発展した。


今後、中国製サックスの台頭は確実にやってくるだろう。イデオロギーの問題はさておき、プロダクト、マーケットの世界的な中心となりつつある。
日本製、台湾製に次ぐ、高い品質を持ち、潤沢な供給が可能なプロダクトが席巻する日も遠くないはずだ。

楽器の世界は常にQualityがQuantityに優先する事を善しとして来ていて、それは今後も変わらないだろう。
プレイヤーは、あくまでプレイヤー目線で、欲しいものを求め続ければ良い。
良い選択肢が増えるのは、実に楽しいものだ。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
私は、サックス歴9ヶ月です。サックスを買おうとしてもほんとにどれがいいの?とりあえずで20?万円はだせんでしょ・・。そんな気持ちでいたちょうど1年前に、あこがれだったソプラノサックスが、ハードオフで2万円台で売られていたのを「えいや!」っと買いました。今ではさまざまなサックスのメーカーやランクがほぼわかるようになりましたが、その最初のソプラノサックスは、「ケルントナー」でした・・。その後お話のJ.mのTN-1100Sを格安で購入しました。またシャトーのブロンズアルトと同カーブドソプラノも購入しました。これでもY社のサックス1台分程度の予算です。毎日鳴らして楽しんでいます。とてもリッチな気分です。そういうサックスの楽しみ方もまんざら悪くないですよね?ちなみに、ケルントナーのソプラノサックスですが、シャトーのカーブドソプラノに付属していたマウスピースとバンドレンのZZ2を組み合わせたところ、見違えるように高音が冴えてきました。結構格安サックスでも楽しめています!これからもいろいろな格安サックス(しかも中古)を手に入れて、吹き試しして楽しみたいと思っています。
もりたんぼ
2009/01/04 15:19
>>もりたんぼさん

コメントありがとうございます。
色々な楽しみ方があって然りですよね。楽しめるポイントも又それぞれですし。
シャトーさんのも興味ありますねぇ。
D-O
2009/01/04 17:44
はじめまして。
衝動的にネットで中国製アルトサックスを注文してから2年経ちました。当初、サックスに種類(アルトやテナーなど)があるのを知らずに手に入れたことものあり、今はテナーが欲しくてしかたありません。「このコ(アルト)をもう少し上手に鳴らせてあげられるようになってから」と今はひとまずテナー情報収集しているなかでJ.Michael製のものが気になっています。
こちらの詳細で期待の持てるインプレがとても参考になりました。新たな情報などがありましたらまた教えてください。
ありがとうございました。
StayFunkie
2009/07/26 10:42
>>StayFunkieさん

コメントありがとうございます。この処中々時間が取れず新しいエントリーが書けずにいますが、気になったものはどんどんエントリーにしていきたいと思いますので、又是非お越し下さい。

実際J.Michaelさんのものは「それしかなければそれで」いける部分も大きいのでは、とも思っています。極一部ですが、プロの現場でも導入が始まっているらしいですしね。
個人的にはやはり国産機の方がしっくり来る現実もありますが、J.Michaelさんには期待出来るものもありますし。なのでエントリーにしてみたのですが・・・・今後導入するかどうか、は別ですけれどもね(w

>もう少し上手に鳴らせてあげられるようになってから

とありますが、巧く鳴らせないのは自分のせいなのか、楽器のせいなのか、そこの見極めはとても大事です。レッスンには通われていらっしゃるんでしょうか。
初心者の方は、極力楽器にまつわるマイナス要素を外すのも上達のコツではあります。
(だからって、全員が全員最高機種を買え、とか、安いものはダメ、と云う意味ではありません)
まずは定期的な点検をおすすめ致します。
D-O
2009/07/26 11:45

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