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zoom RSS YAS-475&YAS-62

<<   作成日時 : 2008/04/19 11:37   >>

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ここんところYAMAHAに出会う機会が多く、ちょいとエントリーにしてみよう。

サックス、特に導入期の選択肢として最有力なのは多分YAMAHAだろう。

勿論P.Yanagisawaも良い。
経済的に余裕があるのならH.SelmerだってJ.Keilwerthだって良い。
我がCannonballは勿論の事(w)、Cadeson Japanだって良い。
未だちゃんと試奏出来ていないが、AntiguaもMarcatoも良いらしいし、Paul Maurietだって興味はある。

しかしながらYAHAMAの"ファーストコール"としての地位は揺るがないだろう。

何せ良く出来ている。
安いものでは若干不安にもなるけれど(www)、基本的に"楽器"である事からブレていない。

キーポストがちゃんとついている、シャフトが歪んでいない、トーンホールの位置、パッドの取り付け云々、当たり前と云えば当たり前だが、実に難しい部分でもあろう。
安価な楽器ですらちゃんとしている、"楽器メーカー"のプライドが感じられる。
(たまたま最近、某メーカーの、そう云う点に問題がある機種に出会ったから余計にそう思う)

それに所謂アンチYAMAHAの皆さんの(推測だけれど)大半は、
・超メジャーに対する反発
・一見無個性なキャラクター(実はそうではないのだけれど)に対する誤解
・酷い扱われ方をした学校備品に端を発する偏見
・「あたしは他にこういうのも知ってるのよ!」的な優越感を持ちたい心情
概ねこんな処ではないか?誤解であれば、平にご容赦頂きたい。

YAMAHAに関して、きちんと検証をして分析をして、その上で熟慮を重ねた批判、と云うのにはあまり出会わないが、ちゃんとした意見をお持ちの方もおられるようなので、一概には云えないのは当然だ。

所詮楽器は99%の場合嗜好品だから、持ち主の好みが全てだ。だからユーザーの好みを想定して、そこに特化したラインナップや仕様をぶつけてくる。
それは正しい。

しかし、やはりYAMAHAの場合はちょっと違う。

どんなタイプのユーザーに向けても、価格帯別にも、水準以上の性能と品質を誇るラインナップが用意され、日本全国とりあえずひとまずは供給が可能、しかも、アクセサリー、リペア含めたユーザーへ向けてのバックアップ体制も非常に強固だ。

学校備品からプロユースまで、まさにおはようからおやすみまで暮らしを見つめる(w)かの如き充実ぶりだ。

たぶん、好意的に捕らえれば、そこは"使命"なのだろう。
自分も、それこそ昔は"独占企業"的な臭いを敬遠した時期もあったが、実はそうではない部分にも気づいた。

自らを大手と認識するからこそ、そこまでやる、と云う気概を感じる。
供給するならそれ相応の体制も作らなければならない、と云う、企業の姿勢を貫いておられる、そんな風に解釈している。

とは云え、あそこがこうだ、あれはこうしてほしい、と云う声を上げる事は勿論大事なので、今回のエントリーにもちょこっとだけ書かせて戴こう(www

でもあんまし批判めいた内容は出てこない。

それだけのポテンシャルはある、と云う事なんだろう。

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475は好きだ。


汚れちまった悲しみをそっと癒してくれるような(w)、素朴でプレーンな出音が大好きだ。
個人的には、非常に"木管楽器っぽい"印象がある。軽快で、純朴。
クラリネットあたりのサウンドとブレンドし易いかも、とも思った。

"カスタムモデル"875とは勿論設計も何も違う訳だけれど、62よりは"木管楽器っぽさ"の点で875っぽい印象があるのだが、まぁこの辺は感じ方なので明言・断定は避けたい。

誤解を恐れずに云えば、例えば中学校あたりの、いわゆる吹奏楽部っぽさ満載のように思う。
ブラバン経験者にはノスタルジックな気分を想起させる部分もあるのかも知れないが、もし仮に今、吹奏楽に参加するような事があれば、ソロが回ってき辛いポジションなら、意外に475はマッチングよいかも知れない。

上位機種と比較して、音のきらびやかさ、太さ、厚さ、ダイナミクスは流石に少なめと感じたけれど、そう云うキャラなのだ、とすれば別段困る事も無いかも知れない(あくまで想定の範囲だが)。

楽器としてのポテンシャルは十分にあると思う。
勿論、大排気量系プレイヤーには、そのパワーに持ち堪えられず楽器が破綻するかも知れないが、オーヴァーブロウなどはせず、丁寧に吹き込んであげるのが前提とするなら、結構イケそうな気がしているのだが…。


しかしあなどれないのは、(ここにとても惹かれたのだけれど)とても"サックス"らしいサウンドが得られ易い点にあるように思う。
リード、マウスピースなど奏者とマッチングの良いセッティングを施して、そこそこきちんと息が入っていれば、なかなかどうして良い音が出る。

意外に思われるかも知れないが、付属のマウスピースとの相性が捨て難いかも知れない。
以前試奏した際にはSelmer S80-☆を使ったが、実際の処Selmer S90-180あたりなら全く問題ないサウンドが出るのではないだろうか。

個人的には3〜3・1/2程度の、重みを感じるリードで、開きの狭いマウスピースで、じっくり吹き込んであげると良さそうな印象を持った。


音程も良い。
ちゃんと調整されていれば、基本設計がきちんとしているのだろうが、本当に気持ち良い程音程感が良い。

楽器そのものも軽く、取り回しもし易いので、実は1本欲しかったりする(ww

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62も好きだ。

61ユーザーの頃には、実はそれ程良い印象が無く(過去のエントリーを参照)、旧62や62-2の頃にはあまり縁が無かったが、最近のモデルにはちょくちょく出会う。

これが又、実に良い。

YAMAHA独特のプレーンな風味に加え、ミッド〜ハイミッド周辺の音の充実度が良い感じに思えた。
材の関係か、82までいくとかなりキラキラしてくるけれども(あくまで62と比較した場合だけれど)、きっちり鳴った62の密度の濃いサウンドは中々のものだ。

たまたまこの間聞いた、初心者の方が鳴らしたサウンドがどうにも良くて、未だに印象に残っている。
その方はS90-180をお使いだったが、もの凄い"濃い"音が出ていた。
ちょいと憧れた節もある。

Yaniの901、902あたりは非常にノーブルな、凛とした透明感のあるサウンドだ、と云う印象がある。
クラシカルな方面にも十分イケそうな雰囲気だけれど、62の場合はその点方向性が違って、意外に押しが強いのかも知れない。

例えばDave Kozあたりのプレイヤーが(今彼が吹いているのは以前のモデルのシルバープレートだけれど、なぜシルバーか、なんとなく理由も判る気がする)ブリブリやるのにも向いてたりするんだろう。


尤も、62あたりのラインナップ上の位置的な悲しさで、持っているポテンシャルを十分引き出した演奏に出会い辛いのもある。って云うか大概の場合はそうだ。

とは云え、パワーだけで押すタイプの楽器ではない。
そんな方はむしろ875の重さが欲しくなるだろう。
又、音的にプレーンな性格も災いし、個性的な音にし辛い、と云う点もあろう。
ここは実はプレイヤーの個性がめちゃめちゃ出易い、とも云えるポイントで、ただ奏者が持っているサウンドが魅力的で、演奏が巧ければ良い、と云う実に厳しい部分でもある。

62あたりで、めちゃめちゃ良い音でゴリゴリ鳴らしてバキバキな演奏を繰り広げ、ヴィンテージのユーザーあたりを驚かせてみたい、なんて不遜な事を思ったりする。
ま、思うだけはタダだ(w

それ位、面白い楽器なのではないか。
62は"攻め"で演奏して丁度良いのかも知れない。

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このweblogでは基本的に、重篤な事でもなければ悪い事は書かない。
いかな素人のblogであれ、マイナスのエナジーをweb上に振りまくもの如何なものか、と云う思いからだ。
勿論、正当な評価、批判と云うのは決してマイナスにはならないとも思うので、気がつけば書こうとも思う。

ま、でも今回の475、62共に、最近ちょいとお気に入りなのだ。

新しく楽器を探しておられる向き、特にこれから始めよう、と仰る向きには、Cannonballと共に(wwwwww)またPrima Yanagisawaと共に、選択肢に入れてみても良いのでは、とも思う。

ちなみにDave Kozの導入にはこの辺かなぁ、と。
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
最近ひょんなことから手にいれた、古いYAS-62Sをすっかり気に入ってしまいメイン楽器として使っています。それまで使用していたYAS-82ZULが一気に色あせてしまい、吹く機会もめっきり減ってしまっています…
さすが、当時の最高機種!ほんとに良い楽器ですね。

マウスピースも色々試した結果、ランバーソンからビーチラメタルカスタムの8番に…。気が付けば、すっかりKOZ仕様になっています。
(KOZのビーチラはバッフルをいじくっているカスタム仕様らしいですが…)
akira
2008/04/22 17:19
>>akiraさん
コメントありがとうございます。
そうですか、例の"旧62"って奴ですね。うらやましい。
本文にも書きましたが、62のサウンドって82よりもフォーカスの絞られた印象があります。
なのでビーチラーのようなのびのびしたサウンドのマウスピースが合うんでしょうね。
私はGeraldの方が暑苦しくて好きですが(wwwww)、KOZも勿論好きです。
ただ、Cannonballでは手持ちのARB METAL(って云うかあれもほぼビーチラーですけどねww)細すぎて十分に入らないんです(苦笑
最近とみに中堅クラスの楽器が欲しくてたまりませんが、62が手に入ったらKOZ仕様、挑んでみようかと思います。
宜しければまたおいで下さい。
D-O
2008/04/22 18:01

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