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zoom RSS ♪呼吸を止めて1秒 あなた真剣な目をしたから

<<   作成日時 : 2008/04/02 02:26   >>

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いや、むしろ止めない方が良い。


サックスを始めとする吹く楽器、どうしても最初のうちは「吹こう」「音を出そう」とかなり頑張ってしまう事が多い。

勿論それはそれで、モティベーションの発露だから"姿勢として"大事にして頂きたいのだけれど、先に始めている立場からすれば、「頑張り過ぎないで」と云いたくもなる。

噛み過ぎてしまうアンブシュアや楽器の重さもそうだけれども、サックスを吹く時、一番難しい相手は自分の"息"だ。

吹いている最中は、その流れを出来る限り止めない方が良いし、音を出そうと力んでしまってはむしろ逆効果で、余程特殊なブレスアタックの時を除いては、音の出だし、殊更にタンギングの際も可能な限り息は止めない方が良いのは明白だ。
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楽器を持つと云う行為は、慣れなければかなりの負担になる。

サックスなどは典型で、ストラップを掛けた首、右手の親指がまず最初の犠牲者になる。

勿論これは姿勢を改善したり、的確なストラップの選定・装着・調節をする事で負担を大幅に減らす事も出来る訳だけれども、姿勢そのものが自然になるまでは、相当の時間を要する事は間違いないだろう。

その上、これまでの人生では味わった事のない程の、大量の息を長時間吐き続けなければならない、と云うのは、楽器を持つ以上に大変な事なのかも知れない。

処が、プロフェッショナルな方々中級・上級クラスの方々は、演奏中それ程苦しそうにしている訳ではない。

時々苦しそうな表情をしているプロのプレイヤーもいるが、楽器の演奏がそもそもそんなに苦しい事なら2時間も3時間も続けて出来る訳がない。
あれは感情の発露であったり、演出であったり、実は少し本当に苦しかったりするんだろう。

楽器を持つ事、楽器に息を入れる事、この2点が、特に意識をする事もない程"自然"になっているからこそ、複雑な構成や技巧を凝らした難易度の高い曲をねじ伏せたり、周りをなぎ倒す程のアドリブをかましたり、出来る。


そりゃプロだろうが上級者だろうが、頑張らなければ出来ない事はある。
そんな時、「頑張ろう」と思った時に「頑張れる」、いわばアクセルの"踏みしろ"のように、"余裕"を多く持っている訳だ。


つまり"頑張らなくともイケる自然な位置"を意識し、身につける事が大事だ、と思うのだ。

畢竟それは「楽に持てる姿勢」であり、「楽に吹けるセッティング」であり、そして「楽に出せる息の量・速さ」だ。
この辺、中々理解出来ずにいたのだけれど、最近になって少しずつ身にしみてきた。
10年も前だが、伊東たけし氏のセミナーに出た際「テニスで云う"レディポジション"が大事なんだ!」と力説しておられたが、あぁ多分このことなんだろうと今は理解出来ている。


姿勢やアンブシュアについては又別の機会に譲るとして、息についてちょっと話を延ばしたい。

例えば演奏中に、身体測定の時に肺活量を測るような勢いの深呼吸をする事もあるが、さすがにこれをずっと続ける訳にはいかない。
慣れればある程度は克服出来るが、肺・呼吸器の負担を考えるとそうも云っていられない事もあるし、それでなくとも深呼吸のし過ぎで頭が痛かったりする訳だ。

しかし、演奏中と云うのは通常の状態よりは多めに呼吸をしている状態だ。
多く吸っているつもりで、多く吐いているつもり。

でも、本当に吸えているのか、吐けているのか、は、確信が持てない向きもおありなのではないだろうか。

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意外に自分がどれだけの量吸って吐けるか、身についていない事があるのではなかろうか。
これまでもお恐れながらと持論は展開していたのだが、「サクブラ」に載っていたドクトル梅津氏の解説を試しにやってみたら、非常に判りやすかったから、未読の方は是非。

ここでは「どれ位が自然に吐ける量」「どれ位が自然に吸える量」なのか、と一度体験する事をお勧めしようと思うが、あちこちで云われているだし"流派"もあることなので、敢えて書くのも何だけれど。


吸える量、と云うのは、実は「吐ききった状態」からでないと巧く感じられないと思う。
極自然な状態で、どこも力まずに息を吐ききってみれば判る。
これ以上吐けない、と云うポイントがあるはずで、そこで折り返してみる。
吐く事を止めると、自然と空気が"戻って"くる。

戻って来た息の量、これがひとまず無理せずに吸える量(吐ききった状態での、と云う事)。

反対に「吐ける量」は「吐ききった状態→吸いきった状態」からでないと判らない。
どこも力まず無理をせず、息を吐ききった状態から自然に息を入れていき、ひとまずこれ以上吸えない処まで(この段階でも力んでいないのが必須)息を入れていく。

吸う事を止めると、自然に息が抜けていく。
これが自然に吐ける量。


一番無理なく出せて吸える息の量、その幅。
ここがその人の息の「レディポジション」となる。
その人が楽器を演奏する上での、大事な基準点のひとつになる、のではなかろうか。

そのポイントなら、音を出す事(息を吐く事)そのものにはストレスはそうそう感じ難いだろうし、そのポイントからであれば「もっと頑張る」or「もっとソフトに」と云うアプローチが取れる。

だから音量も音色も音程も、「幅」を持たせる事が可能になるし、運指や楽譜などにももっと神経を配れる事にも繋がる。


個人的には、ここで大事なのは「その息の量できちんと吹けるセッティングにする」と云う事だと思うのだが…。

つまり、そもそも発音する事に無理を感じるセッティングでは、最初に頑張ってしまう訳だから、当然辛い。
だからあちこち無理をする事にもなるし、演奏についてあれこれと神経を配る事も難しくなる。
自分で自分の首を絞めるようなものだ。

だからリード、マウスピース、リガチャーの選定、楽器の選び方まで含め、大事になってくる。
ここを見ずして、やれC☆と170がどーしただの、グラコンと青箱がどうの、と云う論議は余り意味が無い気がする。
勿論SelmerだYaniだ、と云うのも同列。Yaniの901なんか、実にブラバン向きだ、と個人的には思うのに…(力任せに吹いてはいけない、と云う教材としてもおすすめなのだがwww)。
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だがこの方法は超初心者の方にはお勧めし辛い面もある。

ある程度練習を積んだ方が、自身の矯正をする際には有効かも知れないし、きちんと指導を受けられる状況の方なら、そのレスナーさんなりのアプローチがあるはずなので、それを信じて頂きたい。
あくまでこれは個人的な意見なのだから。
(でもwebに乗せる事についての自覚もしている)

たまたまこのアプローチが有効な方が、このエントリーに巡りあって頂ければ、と、それだけの思い、なのだ)

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気づいて見れば、なんとも数ヶ月更新をサボっていた。

今年は去年よりはちょこちょこやらせて戴こう。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは

小生、時折大きくアタックしようと思わず力んでしまい、逆にアンブシャを崩したのか発音できず大汗をかいたことがあります。 ww

やっぱり「楽に出せる息の量・速さ」をしっかりと身に付けておかなければいけませんね。
そのためにも、自分の呼吸レンジをもっと広げなければいかんですね。

基本は、やっぱりロングトーンですね ww




話は変わるんですが、こちらのAds by Googleにリンクされてる
福岡市のサックス教室の講師の方はCannnonballユーザーだというのは秘密です。  ww
青龍
2008/04/07 14:04
>>青龍さん
コメントありがとうございます。私も時々力んでしまい自滅してしまうクチです(w
昨日なぞも平均音量がかなり高めのバンドに混ぜて頂いたら、後半すっかりバランスを崩してしまいましたし。
ある程度吹く頻度が高ければそれなりに呼吸のレンジも広がるので、それなりのセッティングも出来ますが、いきなりはやはり大変です(w
私も日々精進です。はい。偉そうな事ばっかですみません。
D-O
2008/04/07 15:35

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