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zoom RSS H.Selmer Reference "KOOKABURRA"Collector`s Edition

<<   作成日時 : 2006/11/08 01:33   >>

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本当に本当にラッキーな事に試奏の機会を得た!


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*この記事の内容はあくまで個人の感想のレベルであって、特定の企業、製品について、なんら恣意的なものは含まない事をくれぐれも御承知置き頂きたいし、読者に内容を強制するものではありません。
また楽器の製品の性格上、個体差があると云う前提に基づき、実際の購入に関してはあくまで読者自身の判断によるものとし、このblogの管理人、協力店、記事内容、およびbiglobeは何の責任も負わないものと致します。
以上を御理解頂けた方のみ、ここから先の記述をお読み下さい。
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偶然、この個体が非常に出来が良かったのかも知れないが、これは"買い"だ!と直感。

このモデルの詳細はあちこちのサイトで既に紹介されているので、そちらを確認なさって頂ければ宜しいかと思うが、何せ彫刻の"ワライカワセミ"がもう大爆笑する位、良い音してたのだ。

凄く良い。
恐れ入った。
手持ちのCanonabll GA1-SBと並ぶ程の楽器に、久し振りに出会った気がしてならない。


音の厚みと云い、滲み出る、実の詰まった、重心の低い音色と云い、レスポンスと云い、今のSelmerでこれ程までの楽器が作れるのか!?と失礼ながら驚いてしまった。
非常に"Selmer"らしい、素性の良い、お育ちの良い、やんごとなき一本。
サックス業界ファーストコールの底力なのだろうか…。

基本はReference。そのまた基本はSerie IIIな訳だけれども、Serie IIIのレスポンスの良さに初期SA80IIのむっちりとしたブ厚い音色が足され、そこにSelmer独特のキラキラしたエッジが立つ。
ひなには希な良い楽器だ、と、ここまでが第一印象。

エッジの立ったハードな方面も、柔らかでしなやかなジェントルな方面も、スタイルを選ばない。
パワーも申し分なく、若々しい。音がグイグイ伸びる。いやいやこの感覚は凄いぞ。
新品でここまで"吹き手についてくる"楽器も珍しいと思う。
普段Cannonballでデカいキーレイアウトに慣れていたため、最近のSelmer特有のコンパクトなキーレイアウトに戸惑ったから、思うようには吹けなかったが、とにかく吹いていて楽しい楽しい。


ヴィンテージサックスのスペア、とするには、これは世界が違うと思う。
確かにSerie IIIあたりと比べれば音色は幾分ダークな印象があるものの、むしろ"腰の据わった音"と云う方が当たっているのではないか、とも思う。
勿論オールドサックスのごとき"枯れた"音色は望むべくもないが、伸びのある、ぱっつんぱっつんに張りのある、それでいて薄くない、非常に勢いのある音は、今これからのプレイヤーにベストマッチだろう。

以前持っていたMark VIは、古い割には音程も良く、音色は程好く練られて"枯れて"おり、手に取った段階で既に"出来上がった"音がする、正に素性の良い正当な"オールドサックス"だった。

先日経済的な事情からそのMark VIを手放したものの、同程度のMark VIを探すよりはむしろ、これをそのまま買ってもOKか、位な印象があった。
多少オーヴァーに聞こえるかも知れないけれど、そう思ったのだから仕方が無い。
価格的には同じ位だろうから、だ。
勿論"枯れた"独特のダークな音色はしない。
だが、それを補って余りある"若々しさ"が、"KOOKABURRA"にはあった。

以前にSerie IIIのSterling Silverを試奏させて戴いた事もあったが、個人的にはこの"KOOKABURRA"の方が"自分寄り"な気がして好きだ。
(それより、この数年で、Selmerにはたった2回しか食指をそそられなかった事実が悲しいけれど)
古めかしい色のラッカーも、豪華な彫刻も、まぁそれぞれ好き好きだけれども、それを差し置いても、この楽器は凄い。

彫刻に関して云えば、オーストラリアびいきな自分としては、是非手元に1台置いておきたいのだが、中々60万円を超える出費は厳しいものがある。

とは云え、これまで頑なにCannonballびいきを公言して止まなかった割には、このモデルの魅力に抗う事はかなり難しい。

そこまでのものを、この特別モデルは持ち合わせている。

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Referenceそのものは3年程前に発表直後に試奏させて戴いた事があって、その時にはこれ程の好印象を持たなかった。

誤解をして欲しくは無いのだが、素性は非常に良かった。
但し、手持ちのMark VIや、当時最新のCannonballやPrima YANAGISAWAのシルバーソニックPGPを上回る魅力があったか、と云えばそうではなかっただけなのだ。
勿論、自分に取っては、だ(Mark VIの再来、との触れ込みだったが、当時Mark VIを持っていた訳で、持ち替えさせる程のものではなかった、と云うだけの話だ)。

しかし、今回の"KOOKABURRA"はちょと違う。

以前に吹いたReferenceとも一味違う様な気がする。
管の重さも多少重い気がするし、何より音色が違う。
コレクターズエディションだけ、何か別な事がしてあるのか、と勘ぐりたくなる。

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価格的にはかなり高価だ。今のSelmerでは仕方の無い事なのかも知れない。
レギュラーモデルは試奏していないので、何とも云えない。
が、少なくとも今回試奏させて戴いたこの個体に関しては、それ相応の吹き手にふさわしい、逸品だ、と思う。

自分にふさわしいか、と云えば、眉に唾する処ではあるが、当然、金があれば買いたい。
つか、もう買って帰ってるだろう。



ああ神様神様、助けてパパーヤー(左


*試奏時データ:
Lamberson 6M + Harrison Harts Ligerture GP + WOODSTONE Lead #3.1/2
H.Selmer S80-C☆ + Vandoren Masters Lacquer Ligerture + Vandoren V16#3.1/2

■試奏協力:ヤマハミュージック関東 新潟店

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
毎回参考にさせてもらっています。
Reference に関しては侮れないです。
今まで知っている selmer とは違うことになってますよね。
でも、有名どころはあんまり使っていない気がします。

N.K
2006/11/23 15:24
>>N.Kさん
毎度ごひいきに預かりましてありがとうございます。
確かにReferenceについては"アマチュア先行"の様な気はしてます。
プロでも様々な方がおられると思うので(大概は楽器を変えるのは非常に勇気が要りますから)、どなたかはお使いだと思いますけれども…。
あのデヴィッド・サンボーン氏も買ったとか買わないとか…。
でもステージでは相変わらずのMarkVIなんでしょうけどね。

本文にも書きましたが、この"クッカバラ"は物凄いです。
折りしも年末ジャンボ、発売始まりました(w
く〜。

また宜しければご来訪&コメントお願い致します。
D-O
2006/11/25 01:12
私もテナーのコレクターズエディションを買いましたが通常のリファレンスとはやはり違います。 これは国民性と言いますか、限定モデルの為力の入れ方が確実に違う、フランス人職人の気質だと聞きました。 何ヶ月も掛けて自分に合ったサックスを探して試奏めぐりをして大方方向性が決まりかけてた所、この楽器を吹いた瞬間に即決したぐらいですので。^^
やはりセルマーです
2009/12/22 15:58
>>やはりセルマーですさん
いらっしゃいませ。コメント&挑戦的なハンドルありがとうございますww

いやしかしもう3年も前になりますが、未だに鮮明に覚えてます。
当時資金が調達できていたなら確実に買ってましたね。

それにしても長い間捜し求めて気に入った楽器に巡りあえた、と云うのはよいお話ですね。
何よりです。
宜しければ又お越し下さって、Cannonball関連のエントリーにコメント頂きたいと思います。是非。
D-O
2009/12/23 01:28

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