HIGH BLOW

アクセスカウンタ

zoom RSS ★サックスの"マウスピース"(3

<<   作成日時 : 2006/09/29 01:37   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 9

ここいらで"マウスピース"遍歴でも書いてみよう。但し数は多くないし、今よりも更にヘタッピだった時代の印象なので、バイヤーズガイドとしてはいささか不向きでもあろうから、過度のご期待は無用に願う次第(w
今回はラバー編。

--------------------------------------------------
物心ついて(w)最初に手にしたマウスピースは"MEYER 6MM"。

会社の先輩から購入したYAS-61を手にして、最初にした事、それは自分に合うマウスピースを用意する事だった。
「マウスピースは自分で用意してくれ」と云われていたからだ。

しかし、だからと云って何を買えば良いのか判らず、そこで、購入した先輩から「まぁ最初ならこれが良いんじゃねぇの?」とサンプルとして渡されたのがMEYER 5MM。

今にして思えば非常に良いアドヴァイスであり、5MMの方が様々整っていたから後々の為に良かったのでは、とも思うけれども、その整い方がどうもしっくり来なかった。

何せサックスを始めた動機が"伊東たけし""デヴィッド・サンボーン"と云うメタルマウスピースを使う"吼え系サックス"だっただけに、MEYERの「地味めでシュアなカッチリ感」と「若干のおっさんクサさ」が当時ダメだった覚えがある。
6MMはパリッと"派手め"だったのだ。
メタルには未だ未だ手を出せない、そんな時期だった。

--------------------------------------------------
しばらくはMEYERだったが、何と無謀にもRalph Morgan Excariburの#7を手にした。
「JAZZ LIFE」紙上のレポートで非常に好印象だったからだ。
"ラバーなのにサンボーンみたいな感じにもイケる"なんて、くすぐられる文句があったもんだから、相当高かったけれども、ちょいと張り込んだ。

これは難しいマウスピースだった。確かに派手方面もイケルのだが、とにかくキャパシティが広い。中々狙った処に届かない。いや、単純に下手なだけなのだが。
未だにちょっこらちょいとは良い感じに持って行けない。
実にフレキシビリティのあるマウスピースで、当時の自分にはかなり勿体無かった。

--------------------------------------------------
その後多分すぐにDukoff D8を買ったのだが、ラバーではCLAUDE LAKEYの5*3を手にした筈だ。
つまり、もう少し"派手な"系に行った訳だ。

ところがLAKEY、中々に"じゃじゃ馬"で早々にMEYERに戻した記憶がある。

LAKEYは土岐英史氏門下の皆さんは一度は使ってみるマウスピースだろう。
しかも土岐氏の選定品なのだろう。羨ましい。
LAKEYを思うがままに使っておられる方を見ると、技術的な部分でかなり羨ましい。

LAKEYそのものは基本的に明るいサウンドで、ピッチも音色も非常に"自由度が高い"反面、中々におおらかな作りで(w)、自分が再度使うのであれば、正直かなり緻密に選定しないといかんなぁ、と思う。
又、演奏の技術も伴わなければいけない。
難しいマウスピースだなぁ、と思った印象がある。

--------------------------------------------------
その後は順番が定かでは無いが、YANAGISAWAの6番あたりを使った、かも知れない。
が、殆ど覚えていない。当時は手に追えなかった、と云う事だ。
YANAGISAWAのマウスピースは、吹き易い反面、意外に吹き手を選ぶ。
とっつき易そうだと思いきや、実は土壇場で結構難しくなるように感じている。
ま、そこまで巧く吹けてない、と云う事なのだが…。

--------------------------------------------------
途中吹奏楽をやる事になり、H.Selmer S80-C☆、S90-190、S90-170を渡り歩いた。
まぁ所謂"定番"モノだ。
この時期まとまって練習する機会があった為、"吹く体になる"事が出来た。
最終的にはメリハリの効いたS90-170をかなりの間使う事になった。

また当時S80-C☆は意外に難しいマウスピースだ、と思った事がある。
狙ったトーンを作るのが、かなり面倒なのだ。
今はコンディションの調整、確認、基礎練習などで使うが、実はフレキシビリティに溢れる、凄いポテンシャルを持ったマウスピースだった、と横路師匠に気づかされた。
このマウスピースできちんと吹けると、何使っても平気、と云う師匠の言葉が最近ようやく判りかけてきた。

---------------------------------------------------
その後、ラバー系では一連のVandorenモノを使ってみる事になる。

最初がV5のA35。
これは当時、山田穣氏が使っておられた、と云う雑誌記事を読み、試しに…と買ってみたものだ。
天邪鬼が"アルトのラバー=MEYER"みたいな流れに逆らってみたかった、と云う方が大きいだろうか。
非常に安定感のある、MEYERのような、ちょっと詰まった感じのダークなサウンドが得意で、これは当時の自分には勿体無かった。
今ならもっと鳴らせるだろうに、当時は鳴らし方を知らないものだから「イマイチだなぁ」などと結局人に譲ってしまった。

次が多分JUMBO JAVAのA45だったと思う。

これはウォーレン・ヒル氏がVandorenのエンドーサーだ、と云うのを見たからだ。
あのアマアマトロトロ+サンボーンばりの"絶唱系"のトーンはVandorenかぁ、と、まぁようするにミーハーな理由だ。
この頃はビッグバンドを始めていたが、A35では中々音が"抜けて"来なかったので、少し派手目のものが欲しかったから、でもあった。
しかし腕不足で"JAVA"ではサウンドが馴染まない、との理由から"お蔵入り"になった。
当時はもうDukoffに馴染み始めていたので、活躍の場も無かった訳だ。

その後、当時新発売の"V16"のA7Mを手にする。
これはかなり長い間使った。
非常に吹きやすく素直なキャラクターで、コントロールもし易かった。
いわゆる"ジャジー"なサウンドが手軽に出せる感があり、喜んで使っていた時期がある。
今、MEYER系で初心者に勧めるとしたら、自分の中ではこれのA6あたりだろう。

しかし反面"淡白な"キャラでもあった為、吹き手がヘタッピである以上、、"味"の点では当時は"これ以上どうにもならない"処で立ち往生してしまい、その後入手するMEYERにメインの地位を譲る事になった。

総じてVandorenのマウスピースを使った時期はかなり長い。
地元では、クラシック向け以外あまり多くは流通していないし、使っているプレイヤーも多くないかも知れないが、作りは良くとにかく扱い易い。
良いMEYERに当たらないなぁ、と思っている方は、まぁ話の種に一度お試しになるのも良いだろう。

-----------------------------------------------------
その後、あのNY.MEYERの80周年記念復刻モデル(確か6MMだったと思うが)を手にする事になって、ラバー系ではC80-C☆に次いで長く使う事になる。

最初にMEYERを手にしてから、10年程経って、又戻って来た訳だ。

以前のものと比べ明るくパリッとした味わいもありつつ、ならではの深いサウンドと吹き心地で、かなり気に入って大事に使っていた。
しかしやはりヘタッピでは満足に鳴らせない、訳でパワー不足に悩む事になる。

でも手放すんじゃなかった、と、唯一後悔しているマウスピースでもある。
-----------------------------------------------------
その後はLAMBERSONを手に入れて今に至る。
途中H.Selmer Soloist ReIssueも手に入れたが、S80-C☆をそこそこ鳴らせるようになっていたので出番はそう無かった。

どうにか"鳴らし方"は少々身について来たようで、今ならMEYERでも何でもイケそうな気もする。

現在手元にはLAMBERSON、Cannonball、Excaribur、S80-C☆の4本のみを残すだけとなった。

へたっぴなりに試行錯誤を繰り返したとは云え、流石に相当の"投資"をした。
望みのサウンドを手に入れる為には、練習時間が割けない以上、道具でどうにかするより他は無かった、からで、金が貯まるまでの時間すら勿体無い、と感じていたからだ。
その結果、自分の努力の部分や意識と云った"資産運用"には失敗ばかりしていたようにも思う。


現在興味があるものは(w)、敬愛するジェラルド・アルブライト氏使用のビーチラー、またMEYERならばスモールチェンバーのもの。
どちらもかなりフォンキー方面には強いらしい。
JODY JAZZ方面には余り惹かれないのは仕方の無い処だ(w

LAMBERSON、Cannonballで充分満足なのだが、もしこの次にマウスピースを新調するような事でもあれば、充分な練習への取り組みを忘れる事は出来ない。
下手は下手なりに時間だけは過ごしてきたのだから、そうそう甘えてもいられなかろう。


でもまぁ、新しい音に出会いたい気持ちはいつもある。

時々どうも虫が騒いで良くない(w

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
♪この道は いつか来た道(2008 五月場所)
そんな訳で、最近とみにアクセスの多いエントリーをまとめてみました。 ...続きを見る
HIGH BLOW
2008/05/11 16:37

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
D-Oさん、お久しぶりです。

アルトのマウスピースですか・・・
基本的にテナーがメインなので、あまり試したことありませんが、
サンボーンに憧れて「デュコフ」、「ARB」、「ブランチャー」等の
派手なサウンドが出せるメタルマウスピースを買って。
・・・は挫折し(悲)、
MEYERの80周年記念復刻モデル【7MM】に落ち着いています。
JodyJazzのラバーも良いですが、MEYERの方がサウンドに表情がつけやすいと思います。
通常のMEYERより明るめなサウンドですが、コントロールしやすいので
初心者にもあすすめですよ。(普通は5MMかな?)


RYU
2006/09/29 21:49
すごい内容の濃そうなブログですね。読もうと思ったのですがマウスピースについて知識が無いゆえに活字の苦手な現代人かぶれなので・・・。ただコンタクトがとりたかった。
 それにしてもD-Oさんの音色はとても最高ですよ。フレーズもかっこいいし!エロカッコイイサックスですね!
sTk
2006/09/29 22:18
>>RYUさん
ご無沙汰です。アルトのマウスピースってねぇ、本当難しいですよね。
テナー程表情が変わりませんもんね。
MEYERのReIssueお持ちとは羨ましい!!結局吹き手も聞き手も、この音基準で聞いてますからねぇ。"デファクト"はやはり強いです。
ちなみにテナーは何お使いですかぁ??
最近ようやくリンクの良さが判って来ました(遅

>>sTKさん
どもです!コメントありがとうございました。
もうですねぇ、アイデンティティを"エロカッコイイ音"に求めてしまったので、バップだのモーダルだのリディ・クロだのどーでも良くなってしまいまひた(w
このBlog、明らかにヨソさまのものより文字数が多いので、眺めて「ヒマだねぇ」と仰って頂ければ、それで充分でございます。はい。

今度はマイクでも語りましょうか(wwww
D-O
2006/09/30 00:11
>>D-Oさん
テナーはリンクNY(メタル)です。
すごい遠回りしてリンクに戻りました。リンクならではの雑味のあるサウンドは他のマウスピースでは出せないのでは?と思います。

そういえば今から10数年前、ガーデラのマウスピースが欲しくて、
新幹線に乗ってヤマハ渋谷店に行きました。
(当時は定価で買えました。)
しかし・・・、ショーウインドウに多数展示してあるガーデラと約1時間にらみ合いましたが、何も買わずに帰りました。
お金は用意してあったのですが、やはり高価すぎて高嶺の花でした(悲)

ガーデラを購入していたら、現在と違ったサックスライフを過ごしていたかもしれないですね。(そこまでは変わらないか・・・)
RYU
2006/09/30 20:15
>>RYUさん
レスが1ヵ月遅れで申し訳ないですm(-_-;)m

ガーデラは同じバンドのテナーの方が持っていて、吹かせて戴いた事がありますが、いやぁあれは凄い!物凄い良い!!
公道を走れるレーシングカーみたいな、カスタマイズされた凄さを感じました。
値段の凄さ&希少価値に、流石に売ってくれとは云えませんでしたが(w

"それ"系では、今Vandoren V16 T75あたりを狙ってます。誰も持ってるって話聞かないし、しめしめと(w

でも、リンクの必要性もヒシヒシと感じており、いやはやテナーも大変です。
特に私は楽器が軽いので、あーゆー重たいマウスピースが合うようなので…。
D-O
2006/10/22 21:36
皆さんもりあがってますね。
「MEYERの80周年記念復刻モデル」欲しいんですが手に入りません(泣)
ってことでPillinger使ってます。
でもMeyerのすごいところって、いわゆる「はずれ」の固体でもそこそこMeyerなドライブするんですよね。
良いマウスピースですがJodyが物足りないのはそのあたりの雰囲気のなさにあるのかと私も思います。ただしひどいハズレが少ない・吹きやすいという意味では初心者にはMeyerよりもメリットがあるとは思います。
K
2006/10/23 02:46
>>Kさん
いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。
ウワサのPhillingerですかぁ。凄いなぁ。田舎じゃ考えられません。羨ましい!
復刻Meyerは確かに良かったです。今考えても。但し、プレミアがつくようなものでは無いと、個人的には思います。
Meyerっぽさと云う点からすれば、Kさん仰る通り基本的にどれ吹いてもアイデンティティがはっきりしてますよね。その点は流石だと思います。
成る程Jody Jazzも良いっぽいですね。個体差が少ないのは有難い話です。
未だに地元の店にはMeyerとLakey位しか並んでない(もしくは選べないBeechler)もので、様々試すにはやはり都内へ行かねばなりません。トホホ。
D-O
2006/10/25 10:28
>>D-Oさん
都内在住でもなかなか楽器屋さんが開いてる時間に仕事が終わりません、ついつい通販でも...って思ってしまいますが、やっぱり試奏しないと不安でなかなかどうして。
JodyJazzはAltoは中庸な感じですが、Tenorは別物ですよ。すごくイイ!!(あくまで個人的な感想ですが)機会があれば味見だけでも。

今後も楽しく拝見させていただきます。ありがとうございました。
K
2006/10/25 11:20
>>Kさん
成る程、都内ならではの辛い所もあるんですねぇ。
私なんぞ地方にいるものは、1日休みを取って、始発辺りの新幹線で都内入り。午前中から大久保、渋谷なぞグルグル回り、試奏しまくりです(w
1件で費やせる時間も限りがありますし、当日選べる個体も限りがあります。飛び込みでの試奏に賭ける日もあります。
まぁそこまでして…と云う考えもありますし、他にすべき事もある訳ですから、程々にしなきゃいけませんね(w
D-O
2006/11/06 20:44

コメントする help

ニックネーム
本 文
★サックスの"マウスピース"(3 HIGH BLOW/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる