HIGH BLOW

アクセスカウンタ

zoom RSS ★サックスの"マウスピース"(2)

<<   作成日時 : 2006/05/29 10:41   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

などと書き始めたが、自分自身は別にマウスピース評論家でも専門家でも何でも無いし、あまつさえ目指そうなんて思ってもいない(w

このタイトルのエントリーを書いてからぼちぼち1年を経過する、のか?

久し振りにマウスピース関連の話をさせて戴こうと思い、キーボードに向かった次第。
今回は(これまで以上に)思うがままに進めて行こうと思うので、まとまらないままあちこち話題がとびまくる事お許し願いたい。

まぁ、このシリーズのエントリーは、自分と相性の良いマウスピース探し、に何か根拠が欲しい、と思って素人ながら様々考えを巡らしてその記録を公開しているだけだに過ぎないので、そこんところを今一度確認したい。
既に様々ご存知の向きには「何を今更」と失笑を禁じえないだろうけれども、そこんところは寛大なお心を持って、戯言と流して頂きたい。

----------------------------------------------------------------

今現在、自分の演奏環境の中ではCannonballの付属のマウスピースが"新顔"として表れた。
Cannonballを使う以前、Selmer MarkVIの頃からLAMBERSON 6Mを使っており、楽器が変わってもずっとそのまま来たのだけれど、この間ほんの出来心でこれまで仕舞っておいたCannonballの付属マウスピースを使ってみた。

これまでは比較的"薄め"でハイパワーなマウスピースを好んで使って来た。
今回Cannonballを使おう、と思い立ったのは、付属品なのに一度も吹かないで"お蔵入り"させておくのも何だなぁ、と思ったからだ。

Cannonballに付属してくるマウスピースはかなり出来が良い。
オープニング表記は"5"だが、Meyerと同じ、とは思えない。多少広めに感じているし、全体的にパワーはもっと出る印象だ。
自分で吹いても結構太めの、所謂ダークな、と云う類いの音がしているようだ。LAMBERSON程でも無いが音は立って来るし、音程も取り易いのでアンサンブルの中では混ざり方も良い。

で、これがちょいとくわえた感じが"厚い"。テーパーがきつい、と云えば良いのか?

何せ"厚い"ので、顎をこれまでより下げ気味で、口を開け気味で吹く事になるのだが、必然的に口腔の容積を増やす事になって、結果息の流れ方もスムースになり、LAMBERSON並みのヴォリュームは確保出来る様になった。
勿論これは今迄の"アンブシュア改造"のプロセスがあって、の事だから、多分いきなり換えたとしたら、以前のYANAGISAWAの二の舞だっただろう。
("噛む"アンブシュアでは、これ程厚みの違うマウスピースをとっかえひっかえしたんでは確実に顎を痛める)

かなりダークで、かつヴォリュームも充分に出て、しかも中々音の密度が濃い。
「Cannonballはこのマウスピースで吹け!」と云わんばかりの、良いマウスピースだった。
別売してもきっと売れる。はずだ。

ごめんね、Tevis。君の供給するマウスピースは良いモノだ、と最近知った。

-------------------------------------------------------------------
で、それを踏まえて、LAMBERSONとCannonball、"くわえた感じ"以外をちょいと比較してみた。

ティップからビーク、先端部はLAMBERSONがやはり薄め、細めに出来ており、この辺がLAMBERSONのレスポンスの良さに繋がっているのだろう。
バッフルの高さは似た様なものだが、チェンバーはLAMBERSONの方が狭めかつ長めになっており、多分この辺で息が加速されてハイバッフル的な音の立ち上がり、パワーに繋がってるんだろう。
オープニングに関しては、フェイシングの最終カーブはCannonballの方が若干キツめになっていて、数値上の比較は出来ないものの、若干Cannonballのオープニングが広めに感じる。

ウィンドウの大きさはかなり違って、CannonballはSelmer S80-C☆と同じ位の、まぁ標準的とも云えるのだろう。
LAMBERSONは幅は狭めだが長さがあるので、より息がスムースに入るようになっている。

スロートから後ろはLAMBERSONはガバッと広めに出来ていて、結果として加速した大量のエアを送り込める様になっている。
これに対してCannonballはスロートの幅はチェンバーのそれとあまり変わらずに、なだらかにボアへ拡がっている。

概して、LAMBERSON 6Mは一見Meyer風ではありつつラバーマウスピースとしてはハイパワー派の代表格とも云え、材質とも相まっているのか、自分にとってはVandoren JAVAよりも望んだ音が出せた。
(A35あたりは吹き易く中々JAZZYなダークな音がするのだけれど、エッジを立たせるのがちょいと"骨"だったので、手放した経緯がある)

Cannonballは息を非常にまとめ易く、マウスピースの材の厚さも相まって、ヘヴィーでダーク、パワフルなサウンドに繋がっているように思う。
人によっては薄めのフレンチカットのリードでボフボフ行くのも良いかも知れない。
やはり(当然というべきか??)楽器(Cannonball)との相性が良く、中々どうして捨て難い。

どちらが吹き易いか、と云えば、長年吹いてきた事もあって未だ未だ"自由度"はLAMBERSONの方が高いし"自分の音がする"と思うのだが、Cannonballマウスピースの音の"太さ"と"密度"はこれまた魅力に感じた処。
特にセクションの中では、太さもありつつそこそこエッジも立つので"有効"かも知れない。


リードもリガチュアもLAMBERSONで使ってたWOODSTONE、HARRISON HARTSをそのまま流用出来たもの嬉しいので、これから徐々に使う頻度を上げて行き、モノにして見たいと思う。
---------------------------------------------------------------

こないだ"Vandoren V16 T55 T75"の時にも書いたのだけれど、やはりフェイシング、ウィンドウは"吹奏感"、それが与える音への影響は大なんだろう。

フェイシングが長めのもの(結果としてティップオープニングが広めのもの)、これはリードの振動域が広くなるので、"腰"が根元に近いもの、アメリカンカットのもの、薄めのものが合うのでは無いか、と思う。
逆の場合はフレンチカット、厚めのもの、と云う事になる。

ウィンドウの大きさは息の入り方、リードへの息の当り方、その息に対してのリードの反応の仕方がまず変わってくるから、これまた面白いものだ。
それに関連して
・結局サイドレールが薄いと反応が鋭い、と良く云われるのは、
 リード、マウスピースの幅に対してウィンドウが大きくなるから、と云う事で、
 より多くの息がリードに当たる事となり、
結果ヴォリュームも大きく反応も良く、その反面コントロールがし辛い、と云う事なのだろう、との結論に至った。

・逆にレールが厚い、と云うのは
 ウィンドウサイズが多少小さくなり
 リードの中央部に集中的に息が当たるようになるから、コントロールが安定する、
と云う事になるのだろう。

チェンバーの大きさは息の圧力に関連するから音色、吹奏感に直結する様に思う。


しかし、そもそもバッフルやスロート、ボアまで含めて、トータルバランスな訳だから部分的に取り出してどうこう云う、と云うのは本来は至極難しい訳だけれども、最近この辺の事を考えると、
・ティップオープニング、
・フェイシング、
・ウィンドウ、
この3点と、使いたいリードの特徴、まずはこのマッチングを巧く取れればよいかも、と云う処に着いた。

------------------------------------------------------------------

マウスピースが先かリードが先か、ってな話になると、自分の中では最近リードが先行している。
リードは息の量、口周辺の筋力、この辺との兼ね合いで選ぶ訳だから、自分に一番近いもの、と云えるのか。
勿論マウスピースの仕様、設計によってはこのチョイスも簡単に覆るので、どちらがどう、と云う事も無いのだけれど、たまたま手持ちのLAMBERSONとCannonball、Selmer S80-C☆、Dukoff D8では、同じISHIMORI 3 1/2が具合が良かったから、そんな事を考えてみた。

------------------------------------------------------------------

そう、今回結論は書けないのだ。
「だから…こうなんだ」ってな事は押し付けがましくてとても書けたもんじゃない。
そういうのは是非他のbloggerの方にお書き頂きたいし、きちんと検証をして研究をすれば、どっかの出版社に売れるかもしれないから、是非頑張って頂きたい。

まぁ、今回このエントリーを書くにあたって、これまでは「吹いてなんぼ」「いい音がしてなんぼ」でマウスピースを選んで来たので、今回程並べてしげしげと眺めつつ比較をする、と云った事が無かったから、逆に新鮮ではあった。
しかし、今度マウスピースを新調する時(未だ買うのか!?ってのは野暮なツッコミだww)は、これまでの様に"とりあえずあるだけ吹かせて下さい!"なんて云う前に、しげしげと眺める時間が増えそうだ。

ああ、又ディープな方面へ道が開けてしまった…。


追記:
これまでのマウスピース関連のエントリーはこちら。
時間を追うごとに見解や印象が変化している点はご了承戴きたい。

★VANDOREN V16 T55 T75…サックスのマウスピース(番外編

★C☆には31/2なのか?…"サックスのマウスピース"番外編

★YANAGISAWA METAL#7-vol.2("提言シリーズ"番外編2)

★YANAGISAWA METAL#7("提言シリーズ"番外編1)

★初心者の"Dukoff"…購入検討者への提言(9)

★サックスの"マウスピース"(1)…購入検討者への提言

★Bobby Dukoff Dシリーズ

★Selmer S80 C☆

★LAMBERSON 6M

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
♪この道は いつか来た道(6月度
昨日締切に間に合わせようと数百回の"Ctrl+C""Ctrl+V""Ctrl+S"を繰り返した挙句、途端に休みになってしまったので、ムシャクシャして更新してしまおうと(意味不明)。 ...続きを見る
HIGH BLOW
2008/05/20 02:53

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわ^−^

>Cannonballに付属してくるマウスピースはかなり出来が良い
キャノンボールについているマッピはいい物らしいですね
レッスンの先生が気に入って使っていました。
(でも付属のリガチャはすぐにメッキが剥がれてしまいましたTwT)
morix
2006/06/01 00:30
>morixさん

どもです。
そうなんです。あんまし"付属モノ"を信用してなかったので、眉に唾つけて吹いてみたら、これが結構良かったんですよ(w
リガチャーは見た目があんまりにもあんまりだったので(w)、すぐHARRISONやらWOODSTONEを出しましたが(w
こんだけ出来の良いマウスピースが付属する、って辺りもCannonballの姿勢かなぁ、と。
(また贔屓目になっちゃいますねwww)
D-O
2006/06/01 10:04
こんにちは、ずっと前の記事にコメントしてすみません。
聞いた話では、キャノンボールのマウスピースは BAR○ と同じところで作っているとか。多分どこかで既出だと思いますが。
白熊堂
2008/05/26 23:31
>>白熊堂さん
いらっしゃいませ。mixiではお世話になってますm(_ _)m。
コメントありがとうございました。

そうですってね。風の噂ではDKOTA(こう書くのが正しいらしい)と同じ処らしいですね。
最近もとっかえひっかえやりましたが、最終的に付属モノに戻ってます。
LAMBERSONがどうも辛くなってきましたね。

でも、LAMBERSONのラバーがふんだんに使われた、厚みのある音は捨てがたいのですよ。
付属モノは私のような若輩が吹くと若干"軽く"なってしまうもんで…。
なので、最近好きで合わせるリードがフレンチカットなのかも知れませんね。厚みが欲しいのかも。
もっとも、今日久々にWOODSTONE合わせてみたら、まぁこれはこれでブリブリ云うから良いか、と(w
その日良かったらそれで良いか、と(w

宜しければ又コメント寄せて下さい。
D-O
2008/05/26 23:55

コメントする help

ニックネーム
本 文
★サックスの"マウスピース"(2) HIGH BLOW/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる