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zoom RSS ♪許してあげない……サックスの"浮気"(4

<<   作成日時 : 2006/04/02 11:43   >>

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正直な処、サックスに関してはこれまでの処「このメーカーのものはどうもなぁ…」と思った事は実は殆ど無い。


幸いな事に敬遠したい程のブランドには会っていない、と云う事になるが、まぁ、試奏したブランドが限られている、とも云えるのだろう。
これまで出会ったものは何せ、どれも基本的な線はクリアしてるんだから、後はどれだけの"魅力"を持っていて、それが自分の指向とマッチしているかどうか、な訳だ。


例えばウチのビッグバンドの練習を見に来ていた中学生が、学校からYAS-34IIを持って来ていた。
ちょっと借りて吹いてみた処、これがまた全然OKなのだ。

何せ音程は良いし、ヴォリュームもそこそこ出る。キーアクションはちょっとフニャフニャだが、使えない事は無いし、サイズやレイアウトは流石によく出来ていると思う。
何より管体のレスポンスが良い。勿論学校備品であり、部活動で毎日吹かれているから余計だ。

ちょっと抵抗感が欲しいなぁ、とでも思えばマウスピースを換えるなり、リードを換えるなりで十分行けそうではあった。
目一杯まで引っ張れるか、と云えば、例えば自分のコンディションが最高な状態であれば、パワーで引っ張った時多少物足りなくは感じるだろうが、この手の楽器は丁寧に慎重に鳴らしてあげる事が寛容なので、そこを忘れなければOKだろう。

また、音色の"深み"云々、ってな話になると、YAS-34II辺りの楽器は心底軽くて陽気な楽器だから、かなり気を遣って吹かないと、ちょいとダークでディープな方面には弱いのかも知れない。
まぁ吹いてる自分がもっと頑張れば、と云う処なのは明白なのだが(w
出音の責任の半分以上は奏者のものだからだ。
メインにしてる楽器がかなりヘヴィーな方面だから、34IIあたりは軽く吹けるサブ楽器として1本あっても良いな、とは思ったものだ。


そうこう云いつつやはり世の中には拘る向きはあるのだ。
「Selmerの○○な処がどうも気に食わない」とか「YAMAHAはやっぱしYAMAHAでしょ?」などと云う声はそこらじゅうにあって、結局の処好き好きなのだ、と云う処で収まっている。
まぁ実際、これも又真なり、と云う処だ。

自分としてはSelmerは勿論YAMAHAの華やかで柔らかな印象も好きだし、YANAGISAWAの凛とした出音も好きだ。
KeilwerthはSX90R"SHADOW"と、よしめめ家のものを吹いた事があるが、要は慣れと馴染みの問題だ、と云う処が判ったので、どれでもOKだ。
しかしSHADOWは良い。
このblogの参照数を見ても、圧倒的にSHADOWについての検索に引っかかってる事が判る。
相当注目を集めている事は間違いない。


クオリティで良く話題に昇る台湾製、中国製、ベトナム製、インド製などのアジア・大陸系のブランドは、全てを網羅する程には触れていないし、旧東欧系の楽器も流通が少ないから、こんな田舎へ回ってくる事なぞ無いので殆ど知らない。

しかし台湾については、意外にあちこちの有名ブランドのOEMを行っていたり、かつてOEM生産をしていた拠点が独自ブランドを立ち上げていたり、と今世界で最もエネルギッシュに管楽器を作っている場所だ。

Cannonballは再三このblogでも触れている通り、楽器として非常に魅力溢れるものだし、現在の自分に取ってはかけがえのない存在になっている程の出来映えで、好みの問題はさておき自信を持って他人に薦められるだけのものはある。

Cadesonは数回に渡り数種類を吹いたが基本的に何も問題が無い。
キーレイアウトや細部の調整などはある程度調整でどうとでもなる。
音質やレスポンスの仕方などが、本当に好みの問題になるのだが、この点で何も問題が無い、訳だ。
特に古青銅のASやホワイトブラスを使ったSWGは非常に個性的な充実した出音で、現在のサックスシーンでは異彩を放っている。

ioは一度きりの出会いだったがとても印象深い。シルバープレートの物には非常に興味がある。
素の状態ではかなりミッド寄りの出音だと思うので、個人的にはもう少しブリリアントな方面が好みだから、フィニッシュで好みの音のものに当たれば、と思う。
(ある程度の財力を持っていれば、台湾製の楽器はあちこち買い漁ってみたいものだ)
派手なペイントで知られるAnfreeも台湾製だ、と聞く。吹いた事は無いがここも興味深い。


台湾製サックスは調整や作りがよく話題になる処だが、自分の場合楽器選びで最優先するポイントがレスポンスだから、この点ではCannonball、Cadeson、ioとも全然OKだ。
音程も、きちんと管体をチューニングしてあげれば、実用上問題無い処まで行ける。
キーレイアウトは個人的事情が大きく影響する処なのでどうこう云わないが、自分の場合、慣れればどうって事無いなぁ、とも思う。気になれば調整すれば良い話だ。
(デカさが信条のCannonballでさえ最近のものはキーレイアウトがコンパクトになっている節がある。気のせいだろうか)

基本的にサックスを含め生の楽器は、ユーザーの処に着いてから調整される事が前提になっている場合が多いので、手元に着いたら好みの調整をして貰えば良い。
馴染みの店で、買う時に「ちゃんと点検・調整しといてね。無料でwww」と云えば良いだけの話だ(そこいらへんが一般の家電、工業製品、電子楽器とは違う処だ)。

何故なら出荷時の検品後に、運送会社による、楽器にとっては過酷な「運送」と云う作業が待っているし、気候・地域の差や当然個人の好みの差、良く云う"個体差"もある。
最初からそこを見越して作る、なんて技は出来ないし、実際そこを埋める事がユーザーの最初の仕事だ。
(ギターの世界では、海外ブランドが非常に大雑把に"日本向け"として湿度調整を施して作る場合はある)

これはCannonballもそうだし、国産のYAMAHA、YANAGISAWAでもそうだ(Y社2社の場合は流石にそう極端にコンディションがバラつく事は無いようではある)。
もっとも、現在の某超有名ブランドのクオリティを嘆く、販売現場の声も知っているので台湾だけが責められる状況では無い、事は確かだ。

だから可能な限り実際にものを見る、手に取る、試奏をする、選定をする事が大事な訳だ。
(勿論ここで神経質になり過ぎては、そもそもの目的も人間性も変わってくるから、常識の範囲で留めたい)

ひょっとしたら、買う前に、届いた買う予定の個体を確認して、その上で調整のオーダーをして買うのって、そんな場合は少ないのか???
そこまで対応してる楽器店は少ないのか?(だとしたら相当恵まれてるぞ!新潟県人ww)
自分は、供給側にそこまでして貰うのだから、そこから先はユーザーの仕事だ、と思って自分で色々考えてやっている。
(余談だが、だからディスカウントについても、お店の気持ちの範囲だけでやって貰っているし、それで納得している。お店もきちんと納得の行く数字を出してくれる。お互い"無粋な客"と"野暮な店"ではありたくない、と思うから、そこいらへんは持ちつ持たれつだ。お互い様だし、お蔭様だから、だ。こういう関係を持てれば、お互い気持ちの良い買い物が出来る)

某超有名ブランドは最近楽器屋さん泣かせのコンディションで入荷する事が多いらしく、相当に生産国の事情が宜しくないらしいから、ちょいと手間が掛かる事になる(だって泣いてたもん○○○さん)。


非常に元気の良い台湾サックスだけれども、しかしながら当然その尻馬に乗りたがる輩も多く、未だ玉石混合の感は否めない。
また、かなり大らかな国民性らしく、知られたブランドであっても既存モデルの納期やクオリティコントロールと云う部分では、第三者の力が必要な場面もある、と耳にした事がある。
(そのくせ新しい製品の開発には物凄いエネルギーを示すらしい。誉められて嬉しくなり、盛んに没頭する伸び盛りの子供と同じだ:w)


中国製、ベトナム製、インド製などの楽器についてはコメントを控えたい。如何な個人のblogとは云え、吹いた事が無い以上、根拠のない勝手な推測や憶測で物を云うのは憚られると思うからだ。

一度、価格的に台湾製とも云い辛い、非常に安価なアルトサックスを吹いた事があるが、あの1本だけは息の通りが悪過ぎて、自分の肺活量では厳しかった記憶がある。
自分の中で唯一NGだったのがこれ。
キーアクションもレスポンスが悪く、鳴り方もすぐに頭打ちに鳴りがちだったが、本体の重さのせいなのか、出音はそこそこ聞けたものになっていた。
あれは個体差などと云う可愛らしい理由では無かったと確信するが、生産国が特定出来ないので、話はここまで。

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この間立ち寄った楽器店ではYSS-875EX、YTS-875EXの評判がすこぶる良い、と云っていた。
それまでもソプラノに関してはYAMAHAは評価が高かった様に思うが、これまで以上に評価が上がる気配はする。早く試奏だけでもして見たいものだ。
MarkVIのサブとしては、やはり82zulwofが良いと思うので、実はこれも虎視眈々だったりする。

一方YANAGISAWAのソプラノ、特に直管のものは流石に良い。
試奏したのは同じバンドのテナープレイヤーの持ち物だったが、文字通りカッチリした作りと凛とした鳴りで非常に高感度が高かった。
当然売ってくれなかった(w
A-9937に関しては以前にエントリーを書いている程惚れ込んでいるし、テナーは現在T-901specialを使用し、バリバリ鳴らしている。
早い所色々ネックを試して見たいものだ。

CannonballについてはSTONE SERIESの"アークソプラノ"に非常に魅力を感じているし、豪快一本では無い空気を持ったテナーもとても好きだ。
以前のエントリーでも書いたがあのソプラノはどうにかしている程良い音がしたし、豪快No.1的なイメージしか無い(w)テナーも、中々ジェントルな部分もあって、良いのだよ良いのだよ。
GA1-SBが"パンダ"状態だったから、今度買うなら(飼うなら??www)ブラックニッケルボディ+シルバーキーあたりが一番妥当か。
考えただけでもうたまらん。

Cadesonは上にも書いたSWG仕様のものがとにかく良いと思った。ASだけがCadesonと思ったら大間違いだ。
あれは正にオンリーワンな風情で、試奏後「これって、フィニッシュの"特注"出来ないっすかねぇ??」と思わず速攻で聞いてしまったものだ。
ソプラノは未だ試した事が無いし、個人的にはやはり一番興味があるのはテナーだ。

SHADOWの場合、文句の付けようが無い。


そりゃまあ経済的に許すなら、みんな欲しい。今年も諦めずグリーンジャンボ買おう。
…云ってみれば、どうせ全部も、すぐにも、買えない訳だから、こんな風に考えてる時間が、また楽しくもあるじゃない。

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昨日締切に間に合わせようと数百回の"Ctrl+C""Ctrl+V""Ctrl+S"を繰り返した挙句、途端に休みになってしまったので、ムシャクシャして更新してしまおうと(意味不明)。 ...続きを見る
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