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zoom RSS ★C☆には31/2なのか?…"サックスのマウスピース"番外編

<<   作成日時 : 2005/06/30 01:08   >>

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こないだ遠出をした時には「Double Circle」や「Groovology」等の他に「ちょんまげ天国」も車に積んで出掛けた。

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このエントリーは公開から3年以上経過していますが、アーカイブ化までの間現状のまま公開致しております。
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"リポD"ならスーパー、カルビーを買う場合は湖池屋も、"サッポロ一番"ではなく"チャルメラ"が、いつも買い物カゴの中に入ってしまう。
つい手に取ってしまう定番もの、ってのは多かれ少なかれそれぞれの中であるものだろう。
意識しないでいると同じ構図を取ってみたり、同じフレーズやヴォイシングをしてしまったり、と云う場面も多いと思う。
自分に滲みてしまっているものの中で、心地良いもの、安心出来るものを知らない内に選んでしまっているんだろうが、日常生活の中ならば大きくマイナスには影響しないものだから特段どうしてみようと云う事もない。
しかし時々は違うものに出会いたい、と思う事もある。
当然良い場合、後悔する場合とあるが、それも学習のうちで、そりゃまぁ最初から気に入ったものとの出会いが出来れば苦労は無いのだ。

試行錯誤は時間の無駄、と仰る向きがある。基本的には賛成で、人間楽が出来るに越した事は無い。
とは云いつつ、それを通じて学ぶ事も多いと思うので「必要以上の」と云う一言を付け加えて納得している。
馬には乗ってみよ、人には添うてみよ、と昔から云うでは無いか、とこないだの再放送で水戸の御隠居も云っていたが、一歩踏み出す事で見えてくる、暫く時間を置いた後に判る事もあって、これも"学習"って事になるんだろう。
但し、その一歩を踏み出すのも、これまた大変な場合もある訳で、ま、何ごとも一概には云い切れない、と云う事なんだろう。
とは云いつつ、スーパーでの買い物くらいなら手軽なものだから、それ位の"挑戦"は続けてみたいもんだ。


さて以下、先項からの続きである。のだが、本来YaniMETAL#7との比較対象としたかったYaniMETAL#6の入手が延びそうなので、先に話を進めてみたい。
様々自分の中で曖昧な部分を残しつつ、なので歯切れの悪さは御容赦願いたい。
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*この記事の内容はあくまで個人の感想のレベルであって、特定の企業、製品について、なんら恣意的なものは含まない事をくれぐれも御承知置き頂きたいし、読者に内容を強制するものではありません。
実際の購入に関してはあくまで読者自身の判断によるものとし、このblogの管理人、記事内容、およびbiglobeは何の責任も負わないものと致します。
以上を御理解頂けた方のみ、ここから先の記述をお読み下さい。

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今回随分時間を掛けて、マウスピースとリードの相性云々と云う処で色々考えてみたのだが、至極当たり前の結論に至ってしまった。

新しい事を発見した、と云うよりは、今迄何気なくそう云うものか、と漠然と考えていた事に、少しだけ確信めいたものが加わった、と感じている。

結論から云えば、このマウスピースにこのリード、などと云う選び方のルールなど無い。周りが兎や角云う筋合いのものでは無い、と云う事だ。

しかし選ぶ"目安"や"基準"はあって良い。
しかもこれまで経験値からでしか語られていなかった部分に、少しだけ客観的な要素を加えてみてもよいのではないか?と云う事なのだ。
そうやって自分の中で定番を見つけて行ければ良いのだ。

結局出て来る音や吹奏感はマウスピース、リード、奏者(呼吸、アンブシュアなど)のバランスの上に成り立っている訳で、そのバランスを取る、と云う感覚を忘れて、それぞれを選んだり考える事は出来ないのだ。
そこに楽器と云うファクターが加わるととてつもない広範囲な話になるので、そこにはここでは触れないが、いずれにしても良いコーディネートと云うのは巧くバランスを取る、と云う事なのだろうと思う。
無理矢理財布だけLVとかHermesってのが具合が悪いのと一緒だ。

その"客観的要素"については、この先は断片的な話が多くなると思うが御容赦願いたい。



マウスピースを選ぶ際には、こんな音のイメージで、こんな風に選びたい、と云う"前提"があって選び始める。

又、現在使っているものがあれは、それと比較して、と云う要素も入って来る。
当然バッフルの高さやチェンバーの容積などが音色に大きく影響するし(息の流れを左右する為で、リードの振動の仕方やマウスピース内での共鳴に作用する)、それを想定して設計されている訳だが、大概の場合、特にビギナーでは、マウスピースの"開き(ティップオープニング)"を第一の基準に据える事が多いだろう。
自分にはどの開きがあうのか??最初にこんな風に考える事はおそらく圧倒的に多いだろう。

まぁここではある"開き"が見つかった、と仮定して、次の段階ではそれにあうリードを探す事になる。

先回"「開きの狭いマウスピースには厚いリード、開きが大きいものには薄いリードを合わせろ、って事じゃん。何を今更云ってんの?」と仰る向きもあろうが、その根拠はどこにあるのだろうか?"と書いた。

常識的にC☆に3か31/2、とは良く聞く話だが、とりあえず先輩に云われたからC☆で、3 1/2で、と云うケースは少なくない筈だ。
長年通説になっている背景もあるので、決して間違いではない筈なのだが、そこから"ドツボ"にはまる場合も少なくない。
現に中学生・高校生でその辺の悩みを持っているケースはとても多いし、概ねリードは"より厚い"方向へ、マウスピースは"より広い"方向へ向かう事になってバランスを崩してしまう。
吹き方が悪いのか、呼吸が悪いのか、姿勢なのか?とどうどう巡りを繰り返す事にもなりかねないのだろう。

結果思っている様に吹けなくてストレスを溜める事にもなる。


先に書いた"C☆には3 or 31/2"と"マウスピースの開きとリードの厚さ"の通説について整理したい。

マウスピースにはリードを取り付ける"テーブル"と呼ばれる場所から、先端部である"ティップ"に向かって、息が入り込む隙間である"ティップオープニング"を形成するカーブがある。


隙間が狭い=ティップオープニングが狭い場合は、その段階で息の流れが加速される。
(実際には、その後"バッフル"と呼ばれる部分でより加速される)

同じ量の息でも、加速されてリードを振動されるに充分なエネルギーを得る事は出来るから、抵抗の大きい比較的厚めのリードでも振動させられる。
隙間が狭いのでオープニングに対してリードが動く範囲も少なくなるから、比較的安定したピッチで演奏出来るが、息の量そのものが入っていかないから、音量に関しては幾分不足を感じる事もあるかも知れない。
ダイナミックレンジは狭くなる傾向にあるが、奏者の手の内に全て収める事も出来るので、リードの腰を活かしたコントロールも出来る。
逆に息のエネルギーに対して抵抗が少ない薄いリードでは振動を制御する事が難しい場合も出て来るし、リードが隙間を塞いでしまって息が詰まる事もある。

ティップオープニングの広いマウスピースでは、隙間で息が加速する割合は少ないから、奏者の息圧が如実にリードコントロールに反映する。

送り込める息の量も多いので"大排気量"系の奏者に好まれるが、反面充分な圧力を持たないと息のスピードが確保出来ず、リードをしっかり振動させる事も難しくなる。
その為、抵抗が少なめな薄めのリードが選ばれる事に繋がる。
単純に流し込める息の量も増えるし、リードが薄くなり、オープニングに対してのリードが動く範囲も広くなるので、ダイナミックレンジ、音程のコントロールについては幅が出て来る為、より表情豊かな演奏が可能になる。

しかしよく訓練されたアンブシュアでないと音程を維持する事も難しくなるし、それ故リードを噛み過ぎてしまう傾向もあるので伸びのないつまった痩せた音になってしまったり、逆にリードの振動を制御し切れず、薄く潰れたような音質になる場合もある。
概ね開きが大きくなれば、リードとのマッチングはデリケートになる傾向があるように思う。


一応"通説"になっている部分には、このような理屈が付けられる筈だ。
なのであながち間違っている訳ではなく、"基準"や"目安"にはなり得る訳だが、しかし充分では無いとも思う。

「このセッティングで良い音が出ないから、自分の吹き方が間違っているのだろうか?」と真剣に悩む向きも多い。
そもそも"良い音"の価値基準、と云うかなり主観的な内容も含んでくるのだが、とりあえずそんな事はおいておくべきで、要するに奏者と、セッティングのバランスが取れれば良いだけの話なのだから、そう深刻になる事でもない。

実際の処はアンブシュア、息圧など正に人それぞれな訳でこんなに単純なものではない。
奏者が充分にコントロール出来、なおかつ充実した音が出せる、それが最適なセッティングだからだ。
S80 BやS90-170など狭いマウスピースでも21/2や3などで吹いても良い訳だし、S80 D☆に31/2や4でも良い訳だ。
それにリードのカットやマウスピースのフェイシング、と云う観点がずっぽり抜け落ちているし、メーカー毎のカットの差や厚みの差もある。
バランスと云う場合は、実の処このリードのカットとマウスピースのフェイシングがとても重要な気がする。
この辺が以前の記事の中で書いた"仮説"な訳で、これが自分の中では新たに"目安"と"基準"になっている。
これが本筋なのだが、大分長くなったので又次の機会に述べたい。

(つづく







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