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zoom RSS ★サックスの"相棒"探しへ…購入検討者への提言(5)

<<   作成日時 : 2005/05/17 11:55   >>

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いざ自分の楽器を手にする場合、もしくは教室でレンタルする場合でも、楽器の次にくるのはやれマウスピースだリードだ、と自分にあったものを選ぶ事になるのだが、意外に忘れられているものがある。

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このエントリーは公開から3年以上経過していますが、アーカイブ化までの間現状のまま公開致しております。
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しかもそれはマウスピース、リード以上に身近なもので、これが及ぼす影響は実は相当大きい。
それはストラップだ。
そのストラップについて、少しお話させて戴こうと思う。
マウスピース、リードは多分これからコロコロ変わる事になる。
しかし、自分と相性の良いストラップは中々どうして長い付き合いになる事も多い。
演奏は元よりルックスにも大きなファクターである。
Myストラップのススメ、興味があればお読み頂きたい。

以下、前項からの続きである。


*この記事の内容はあくまで個人の感想のレベルであって、特定の企業、製品について、なんら恣意的なものは含まない事をくれぐれも御承知置き頂きたいし、読者に内容を強制するものではありません。
実際の購入に関してはあくまで読者自身の判断によるものとし、このblogの管理人、記事内容、およびbiglobeは何の責任も負わないものと致します。
以上を御理解頂けた方のみ、ここから先の記述をお読み下さい。

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□4:楽器以外の"相棒"を探す(1)…ストラップ編

ストラップは大概の場合は付属している。楽器を買ったときでも、レンタルの場合でもそうだ。
付いているもので特段困るものは無いし、場合に寄るとSelmerのしっかりしたものがついてくる(それは非常にラッキー!)。

最初にサックスを持った時にまず間違い無く口にする言葉があると思う。
「意外に重いんですね」「こんなに重い物なの??」
楽器の重さについて公表しているメーカーはちょっと記憶にないのだが、アルトの場合は少なくとも1kg2kgで済むものではない。
ましてテナーやバリトンは云うに及ばずだ。
ストラップを掛けた首に、かなりズシッと重みが掛かる事になる。この重さは全く未知のものだろう。

演奏中は姿勢を正して両手の親指で楽器を前に押す形を作る訳だが、少なくとも自分の頭部の重さの一部+楽器の重さがマウスピースに掛かる事になる。
それを支えるのはアンブシュアでは無く、あくまでストラップだ。
親指がある事で重さのベクトルは変わる訳だが、ストラップを通じて首、肩に掛かる負担は、長時間の演奏ならば結構なものになるだろう。
練習を始めたばかりの頃は肩凝りを頻発していたな、と自分の事を思い出すのだがこの重さ、出来れば軽減したいものだ。

楽器そのものの重さを変えるのはドラえもんでも無い限り無理なので、首、肩への負担を減らす工夫が出来ないものか、と考えると、それはストラップの選び方、となる。
別項で私がストラップをコロコロ換えている事を書いたが、デザイン的な部分や心情的な部分を抜きにしても、自分とマッチングの良いストラップ、と云うのはあるものだと思う。

人それぞれ首、肩含めた体の造りは違うのに、楽器の重さは変わらない。ならば自分の都合に合せて負担の掛かり方を調節してあげれば良い。
それはイコール、自分と相性の良いストラップを選ぶ、と云う事だ。
装着感や首への負担の掛かり方は正に千差万別なので、選ぶ際には実際に楽器店で、自分の楽器を持ち込み試させて貰うのが一番良い。ストラップを選びたいが、と云えば良いだけの話だ。

ストラップを選ぶ際は
・太さ(幅の広さ)と装着の仕方
・材質/パッドある・無し
・フック
・長さ調節の機構
がポイントだ。

太さは首・肩にかかる負担の感じ方に大きく関係する。
太ければ全体の支えがしっかりとし、重さも分散してくれるが、小柄な方や細身の方などは邪魔に感じる事もあるだろう。
細ければ楽器の取り回しはし易いが、長時間の演奏では首・肩への食い込みが気になる。
また、適切な長さに調節した際に、首の周囲が締まる(圧迫される)感じのものもあるだろう。不快に思う場合は避けた方が良いと思う。
自分に適正な物は自分にしか判らないので、ルックスと合せてじっくり考慮したい処だ。
加えて装着の仕方も大変大きい。
通常ストラップはネクタイ状に首から下げているものが殆どだが、シートベルトの様に一方の肩から反対側の腋の下へ架けるものもあるし、パラシュートのハーネスの様に両肩に架けるものもある。
(自分は以前事故で首を痛めていた時期などは、そのハーネスタイプの物を止む無く一時期使っていた事もある。これは幅の広いものが良い。オリーブドラブに染めてミリタリー風にするのもありだ:本当か?)

材質は合成繊維のものが殆どだろう。
肌触りを考えて極細い繊維で編み込まれた布状のものもある。直接首にあたるものだけに(服の上からでもそうだが)、選び方は大事だ。
擦れて痛いものでは練習にさえならない。
首に当たる部分にはパッドがついているものもある。首への負担軽減の為だ。このパッドでも皮製、発泡ウレタン製、布製など様々で、その厚みにも様々ある。
汗を多くかく体質の方では、パッドがある事によって暑さを感じないか、汗の吸収が充分か、洗濯は可能か?などの見地もあるだろう。
実際パッドがあると相当楽になるのだが、自分の場合は"暑さ"を感じ易く結局今はパッド無しの幅の広いタイプで落ち着いている。

フックは楽器を保持する上で大変重要なパーツだ。
ただ引っ掛けるタイプのもの、"茄子閂"と呼ばれる、輪の一端の切り欠き部分をバネで出し入れする棒で押さえるタイプのもの(BGでは"スナップフック"と呼んでいる)、De Jacquesの様に押し込んでロックするタイプ、と様々だ。
操作がし易く、楽器を確実に保持するものが良い。初心者の方の場合は楽器の保持が不安定になる場合も多いので、安全の為、大きめのフックのものが良いだろう。

演奏中ストラップに要求する最も大きい事は、長さが変わらない事だ。
適切な長さを一度決めたら弛み難いものが良い。
これは使ってみなければ判らないものなのだが、意外に弛んでくるものがある。
吹いていると段々楽器が下がって行くので、徐々に姿勢が崩れて来る。これは宜しく無い。
調節の機構がしっかりしたものであるに越した事は無い。


特定メーカーの特定の製品について云々するのは極力避けたいのだが、自分が試したor使った事があるものについて、印象の良かったものについてはこの後紹介していきたい。

総合的にはBGのものはとても奨め易い。バリエーションも豊富だし、何より作りがしっかりとしている。耐久性も充分過ぎる程ある(周りには20年以上使い続けている猛者もいる)。
通気性が良いのかパッド付きのものも比較的暑さは感じ難いので汗かきの方にも良いと思う。
何より気にせずジャブジャブ洗えるのが良い。
長さの調節もし易く、弛みも少ない。
個人的には又いずれBGに戻してみたいとも思っている。但しメタルフックで(笑
最近ではBrancherブランドでほぼ同じようなものが出回っている。試した事はないが、現在は色のバリエーションはBrancherが多いようなので、ルックス重視の方はそちらもチェックされると良いだろう。

やはりSelmerのストラップは様々バランスが取れていて良いと思う。価格もそう高いものではない。バリトン用としてかなり幅広のものも出しているらしい。

Neotechの発泡ウレタンパッド付きのものは、かなり体には優しい。重量の分散の仕方が巧い造りになっている。首、肩に不安のある方は試してみる価値はあるだろう。
特に小柄な方でテナー、バリトンを演奏される向きにはストラップ選びは大命題だと思うので一度試して見られると良いと思う。
"デザイン的に許せない"部分があったので(笑)購入には至らなかったが、良いものだと思う。

あまり流通量は多く無いと思うが、去年から使っているLebayle(リバイユ)の皮パッド付きのものがとても具合が良い。
パッドが皮+着脱出来るベルベット様のクッションと厚みがあり、重いテナーでもストレスが少ない。
クッションは外して洗う事も出来る。
長さの調節は小さいボビンの様な部品で行うが、とても滑らかに動くし弛まない。

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例えば楽器購入の際、本体のディスカウントの交渉の中で、額面は落とさずこう云ったアクセサリー系を幾つか付けてもらう、と云うアプローチは有効だろう。
最初は付属品で、と云う消極的な所から一気に"自分オリジナル"なポジティブな環境へ進める事になる。
金額では無く心の満足度を求める向きには(両方同時はかなり難しい)、自分から提示してみるのも充分ありだ。
(これは次項"リード"の際にも触れようと思うが、売り手買い手両方にメリットをもたらす"大人な交渉"が出来れば、お店では一目も二目も置かれる事になり、今後の展開が期待出来る)
それにストラップであれば、例えばレッスン会場で借り物の楽器にしか触れられなくとも、テキストと一緒に持ち歩けるし、最初に持つ"自分だけのもの"としては、ファッション性も考えて選べる唯一のものだ。
マウスピース程高価なものでは無いから手軽に買え、又交換も楽、色違いで揃えて服に合わせる事も可能だ。

これが出来るのは数ある管楽器の中ではサックスだけだ。(残念な事にバスクラやファゴットの方は基本的に"座り"なので、残念ながらそれほど目立たないし、デザインバリエーションも少ない。もっと色々欲しい所なんだろうが…)

何も音楽だけ楽しまなくとも良い。サックスにはそれが許されている。

(続く

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