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zoom RSS ★J.KEILWERTH SX90R "SHADOW"ALTO

<<   作成日時 : 2005/04/26 11:50   >>

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世の中"一途な"人は多い。


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このエントリーは公開から3年以上経過していますが、アーカイブ化までの間現状のまま公開致しております。
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サックス吹きの友人の中で、2人典型的なプレイヤーがいる。
どちらもアマチュアではあるのだが、もう20年以上のキャリアを持つ。
一人はブラスバンドでソプラノ、アルトなどサックスは勿論の事、クラリネット、オーボエなども演奏するマルチプレイヤーだ。彼はソプラノ、アルト、テナーの全てをKEILWERTHで揃えていて「今後もKEILWERTHから浮気する事は決してありえない」とまで云う。それだけでも充分凄いと思うのだが「いずれはバリトンも!」と数年前から意気込んでいる。しかし流石にケタの違う買い物だけに慎重になっているようだ。
もう一人は主にアルトを吹くのだが、周囲が殆ど新しい楽器に買い換えている中、頑にKEILWERTHを使い続けている。「確かに他に良いサックスも多いけれども、これに変わるものは無いし、何よりKEILWERTHの楽器は良いのだ!」と主張して止まない。

日本国内ではYAMAHA、YANAGISAWAの2大ブランドに加え、Selmerを加えた所謂「サックス3大メーカー」が良く知られており、いずれ劣らぬ高いクオリティの製品を世に送り続けている実績がある。尤もその国内2社を始め現在破竹の勢いの台湾勢も、Selmer社の過去の傑作と呼ばれるMark6やSA80-II等の楽器に何らかの影響を受け、叉そのスペックを研究、コピー、発展させた製品を開発、製造している、と云う事も周知の事実であろう。しかし一方で、その、いわば「フランスSelmer系サックス」とも呼べるこの流れとは別の"勢力"もある。
その中でもKEILWERTH、B&Sの「ドイツ系サックス」は、その個性的なサウンドと造りの堅牢さ、独特のキャラクターで実は相当数のファンもおり、B&Sなどは国内ではKAWAI、海外ではかつてのDAVE GUARDALAの様に他ブランドのOEM生産も行っている程、工場、製品への信頼度は高い。
そのドイツ系の雄であるKEILWERTHが満を持してリリースしたのが、それまでの最高機種SX90Rの発展型とも云える"SHADOW"である。

結論から云えば、もの凄く良い。音もルックスも正に「Cool&Beauty」。
確かに非常にシャープかつダークでクールな印象を持ったが、KEILWERTH独特の、細い管体とテーパーの大きいベル部分、ソルダードトーンホールなどの特徴に寄るのだろうが、どうしてどうしてソフトなニュアンスは残っている。
しかも非常にシュアに鳴る。
吹き心地はあたかもフルスイングの金属バットでジャストミートした硬球がバックスクリーンを直撃した様な(判って頂けるだろうか??)手堅くて重みのあるレスポンスと、確かに音が遠く迄届いている手応えがある。しかも芯も輪郭もブレずにかなり上品に。
この感覚はCannonballを吹いた際にも味わったような感覚だが、Cannonballは正に「大砲」の様でありSHADOWのそれは「ミサイル」とでも云おうか、似て非なるものだ。シャープさ、スピード感ではSHADOWに分があるかも知れない。
しかもこのSHADOWではどこまでも息が入る様な感覚。細身な割に管体が「もっと鳴りたいから息よこせ!」と要求するようだ。しかも音量、音圧、音質のバランスが崩れない。
素材の違いなのだろう。

恐れ入った。価格は確かに高額だが、納得して余りある。しかもこのSHADOW、ルックスが最高に美しい。もう少し早く出会っていれば、手に入れていたかも知れない。アルトでこれだけのレスポンスなので、テナーではさぞかし、と興味は尽きない。


KEILWERTHそのものは、地方においては流通量も少なく、叉比較的高価であった為ユーザーはそう多くは無いと思うのだが、一度そのキャラクターの本質に魅せられたプレイヤーは離れられないのだろう。叉一途なプレイヤーが増えるのは確実だ。

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♪この道は、いつか来た道♪
□伊東たけしソロ作品 「HIGH BLOW」 「T.K.COVERS」 「VISIONS」 「LOVE」 色々喧しく云われてますが、何だかんだ云って彼は凄いです。 テクニックだ何だって云えば彼よりも巧い人は実際ゴマンといる訳ですが(正直な話)、彼みたく牽引力のあるプレイが出来る人っているのかな?と。 昔の方が云々って話はあるけれども、昔と同じ事やってたって意味無いでしょ?って云わんばかりにあのキャリアでどんどん攻めてるって姿勢が凄い。 当たり前だけど実際昔より確実に巧い。実... ...続きを見る
HIGH BLOW@WebryBlog
2005/05/15 19:32

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
貴様、パンドラの箱あけたな〜〜!?www
つーこって、コメント書いたんだけど、「500文字以内にしてください!」ってハネ
られた!!w

悔しいから直接送り付けてやる!w
↓俺の熱いカイルへの思いのタケをくらえ〜〜〜〜っ!!!www

----------------------------------------------------------------------------
---
カイルベルスねぇ・・・マイナーだわ、クセは強いわ、市販されてる大抵のサックス
用周辺アイテムは使えないわ、メカ的には必ず大メーカーの一歩後を進んでるわ、で
かいベルのおかげでフライトケースは探さなきゃならんわ、サイドキー低いわ、音の
切り替わりフニャフニャだわ、全然ブライトに鳴らんわ、フラジオ変(旧機種限定)
だわ、仲間おらんわ・・・・・



 そ ん な 所 が 最 高 っ !!!!!!!!!w


つーこって、とうとう禁断のカイルの回を書いてしまったね〜?
いや〜、待ってました!w しょうがないからちょっとだけコメント書いてやるか〜。
ちょっとだけだぞ?w
よしめめ
2005/04/27 09:34
(続き)
思えばうちのカイル(Special 31)もかれこれ20年吹き続けてるわけで・・・おまけ
に歳を重ねるごとにパワーセッティングになっていく俺によく怒らずついて来てくれ
てるなーw

カイル買った動機はいたって単純だったんだよね。元来ひねくれものの私は「最初の
楽器」ってことで、買う(親父に買ってもらったんだけど)際「セルマー、ヤマハは
論外。どうせだったら人と違った楽器がいい」と。そこで候補に上がったのが正規輸
入が始まったばかりの「カイルベルス」って聞いた事もない変なメーカー。当時は知
識もウデもなかったこともあり、「東京ユニオンの高橋達也が選定してるし間違いな
いだろう」との楽観的観測の元w、即座に決めたわけです。
よしめめ
2005/04/27 09:36
(続き)
当然音色がどうのニュアンスがどうのなんて判らず買ったもんだから、ある程度サッ
クスというものがわかった時には後悔もしたりしてw
特にオクターブキーのトラブル(旧機種は設計上特に弱い)はあるわ、ネックは左向
きに曲がった状態がデフォルトだわ、フラジオはおかしいわ、全然鳴らない(後述)
わでかなり困った覚えがあります。
よしめめ
2005/04/27 09:37
(続き)
ところが、ある程度月日が経って、楽器を「鳴らす」ことを覚えると・・・これが他
の楽器ではどー頑張っても出ない音が出るんですわ。
それでもたま〜に浮気心がくすぶって、セルマーあたりに転向したいと思ったりする
と・・・さらにいい音で鳴るんですわw
まるで「あたしこんなにいい音出るのよ? これでもサヨナラできるの?」って言わ
れてるようで、その度「悪かったよぉ〜〜!」と断念w
極め付けだったのはある時自分の録音した音を聞いた時「うおっ!? 伊東たけしがい
る!?」ってwww それもTHE SQUAREのアルバム「S・P・O・R・T・S」以前のダーク
でデカくて丸っこい、自分が一番好きなあの音が!
よく考えればあの音再現するのって、セルマーよりよっぽどカイル向きなんですよね。
狙ってるといえば狙ってたわけですが、知らず知らずのうちにカイルがうまくサポー
トしててくれたわけです。ネックが曲がってるのも、当時の伊東たけしの吹き方を自
然と再現できるしw
よしめめ
2005/04/27 09:38
(続き)
それからです。もう浮気心もサッパリ消えて、「コイツと一生添い遂げる!」って思
ったのは。
最近ではイタ車のエンスーのごとく、使いにくいサイドキーやオクターブキーに触る
たび「これだからカイルはしょうがないよな〜」と逆に使いにくさを喜ぶ有り様。え
ぇ、えぇ。泥沼にハマってますともw

それにフニャフニャしたニュアンス(操作感ではなく、運指した際の音の切り替わり
方)のするキーも使い方が判れば物すごい武器になるんですよ。まるでベンドのごと
く、音を上下させることもできるし、無論パカパカしっかりと音を上下することもで
きる。

とにかくカイルよりいい楽器は他に山ほどあれど、こいつほど吹いてて楽しい楽器は
ないってのが俺の持論です。
ハイル・カイルベルス!! ジーク・カイル!!!
もうほんと一生カイルとサックス人生歩んでいきまっせ!!
よしめめ
2005/04/27 09:39

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